テニス ボレー上達は5本指の役割を活かした握り方から【動画有】

ボレーが上手くいかないのは、グリップの5本の指の役割が果たされていないからかもしれません。
あなたは、テニスの試合や練習の時にボレーについて次のようなことで悩んではいませんか?
- 狙ったところにどうしたらボレーが打てるの?
- どうしたら面の感覚を覚えられるのか?
- ボレーの時にスライス回転がうまくかけられない
それぞれの指が役割を果たすことで、安定した面とコントロールを手に入れることができます。
ポイントをまとめた画像とより詳しく知りたい方のために動画も用意しました。
ボレーの面の感覚やコントロールを身につけて自信を持ちたい!という方はぜひご覧下さい。
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この記事の目次
ボレーをさらに上達させるには、握り方を意識する
結論からお伝えすると、ボレーのスキルを上げるには、指先までを意識する必要があります。
指先!?と驚く方もいるかもしれませんが、ボレーはとても繊細なラケット操作を必要とするショットなのです。
ボレーは、時間のないことが多いショットです。
ゆっくりした場面もありますが、相手の速いボールに対して、瞬時に身体を反応させ、面を操作しなければなりません。
その際に、重要なのが『グリップの握り方』です。
「小指」「薬指」「中指」の順にグリップを握る
具体的なポイントは、ボレーを打つ時には「1:小指」「2:薬指」「3:中指」の順番にグリップを握ること。
そうすることで、しっかりと握ることができ、ラケットがブレにくくなります。
ボレーはこの3本の指の握り加減が重要で、この加減が『手の感覚』と表現される大部分です。
まずは、この3本指を意識してグリップを握りこむことで、ボレーのスライス面が正確に移動できるようになります。
人差し指や親指にすぐに力が入ってしまうと、下の画像のように面が返ってしまいます。
これが打ちたい方向にコントロールはできなくなってしまう原因となります。
ボレーのときのラケットの基本的な握り方は、「コンチネンタルグリップ」です。この「薄い」握りが苦手という方も多くいらっしゃいます。
こちらの記事にある握り方や、練習方法を参考にして下さい。
「親指」「人差し指」は面を支える役割
では、残りの2本の指「親指」「人差し指」はというと、まずはラケットの面を支える役割を担っています。
インパクト時に、反動で面がブレることのないよう、面を支えているのです。
この2本はグッと握り込むのではなく、グリップを挟み込んで、両サイドから支えるイメージが分かりやすいかと思います。
ボレーの際に、手がグーになるように完全に握り込むことはありません。
そして、この後に詳しく解説しますが、インパクト時に面の方向を決める役割も担っています。
インパクト時は下にヒモで引っ張られているイメージで
では、実際にインパクトをする際のポイントを解説していきます。
ボレーを打つ際は、軽く握り込んだ「小指」「薬指」「人差し指」が、ヒモで下に引っ張るようにスライドさせましょう。
ボールが当たる瞬間に、スライスでインパクトするように、ラケットを上から下にスライドさせて押し出すイメージです。
ここはとても重要なので、ぜひ動画も合わせてご覧頂ければと思います。
フォアは人差し指を、バックは親指を打ちたい方向に向ける
「人差し指」「親指」はボールを打ちたい方向に向けて、インパクトをしましょう。
細かな指先の方向を意識することで、コースの打ち分けをすることができます。
フォアの場合は「人差し指」を打ちたい方向へ向けて出していくようにします。バックの場合は「親指」を意識してください。
バックの場合は「親指」を意識してください。
指先を意識せずに、ただ当てていただけのボレーに比べれば、コースの狙いやすさは変わってくるはずです。
こちらも、言葉だけではイメージが難しいと思いますので、動画を参考にして頂ければと思います。
握りっぱなしはダメ、インパクトの瞬間にグッと握り込む
最後は、グリップを握る力加減と、そのタイミングです!
結論からお伝えすると、「インパクト時に握って、それ以外はゆるめる」です。
ボレーは、常にグリップに力を入れていてはいけません。
力強く握ってしまうと、身体が力んでボレーに重要な、とっさの素早い動きができなくなってしまうからです。
そのため、ラケットがブレないように力が必要なインパクトの時以外は、握り込まずにリラックスして構えましょう!
力を抜くことがきちんとできると、反応が素早くなったり、疲れづらくなったりとメリットも多いです。
プレー中の緊張から、つい力んでしまいがちですが、慣れるまでは意識して力を抜くようにしてください。
この握り方をボレーボレーやボレーストロークの練習で確認していきましょう。
ただし、ポイントとしては、グリップをずっと握った状態でいるのではなく、「ゆるめる」「握る」を1回1回繰り返すことが大切です。
丁寧に意識して練習するようにして下さい。
こちらに5本指の役割についての動画がありますので、ご覧下さい。
下の動画内では、河合校長が解説、デモンストレーションをしています。
ボレーの技術 グリップ、5本指の役割 Tennis Rise テニス・レッスン動画
ボレーが上手くなると,ダブルスが楽しくなる♪>>> 少ない時間でも上達するテニスの磨き方
ボレーのコントロールには手の握り方も重要
ボレーのスキルを上げていくためには、感覚を養っていくことがとても重要です。
ここまでご紹介したポイントに慣れてくると、『感覚』というものが少しずつ身についてくるはずです!
特に、コントロールや打ち分けを課題として取り組んでいる方には、グリップの握り方や力加減がヒントになるかもしれません。
「親指」「人差し指」「中指」「薬指」「小指」の5本には、それぞれに重要な役割があります。
『ボレーがなかなか思うようにいかない』という方は、改めてグリップの握り方を確認してみてください!
5本の指を意識して、面感覚をつかむことは本当に大切ですが、もう一つ大切なのがラケットを握ったときの関節の角度です。
こちらが正しくないと、面が安定しません。
ラケット面がブレやすい、ボールが思ったところにコントロールできないという方はこちらの記事をご覧下さい。
まとめ
ボレーをさらに上達させるコツは、5本の指のそれぞれの役割をしっかりと使うようにすることです。
もちろん、フォームや足の運びなども重要なのですが、さらに良いボレーを習得するには手の平から指先の感覚を覚えていく必要があります。
正しいグリップの握り方をすることで、コントロールがUPします!
この感覚を意識できれば、ボレーのコントロール精度や威力は、できていなかった頃と比較すれば確実に変わります。
ボレーが得意になれば、プレーの幅やスタイルも広がり、自信を持って楽しくプレーできます。
とっさの判断が必要だったり、素早く体勢を整えたりなど、簡単に習得はできないかもしれませんが、ボレーが上手になることで、プレーに影響するメリットはとても多いです。
初めは上手く感覚を掴めず大変かもしれませんが、少しずつ練習を重ねて、意識せずともできるようになりましょう。