テニスシューズの正しい履き方、知っていますか?【動画有】
テニスシューズを正しく履くことで、シューズのフィット感が良くなる上に、シューズが持つ性能を最大限に引き出せることをご存知でしょうか?
間違った履き方のために、これまでボールに追いつけなかったり、足の健康を害していたかもしれません。
この記事で履き方、靴紐のむすび方を覚えてシューズを履きこなしましょう。
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この記事の目次
テニスシューズの履き方
正しい位置に足があることで、シューズの設計時の計算された機能や性能を引き出すことができますので、きちんとした履き方(足の入れ方)を覚えて実践していきましょう。
- テニスソックスを履く。
- シューズの靴ひもはしっかりゆるめておく。
- 椅子に座ってシューズに足を入れたら、つま先を上げてカカトを床に向かって上から下へと力強くトントンと打ちつける。後ろに足がフィットするようにしっかり合わせる。
- 靴の中でつま先を立てた状態で、紐を下からむすんでいく。
- [チェックポイント 😯 ~親指と小指の幅があっているか? 指先でグー、パーができる位動くようならOK。]
- [チェックポイント 😯 ~つま先とシューズの先端の余裕は? シューズの先を上から押してみて、手の親指の幅位(0~1.5cm)余裕があればちょうどいいはずです。]
シューズを履くのには、しっかりとカカトのところでホールドされていることが大切です。
歩くとき、走るときにはカカトから動き始めています。カカトが動いてしまうことで、足が遊び、マメができたり、爪が死んだりします。
カカトを床にトントン合わせて履くのは、プレーの時にも同じようにやってください。
テニスシューズの性能を引き出すために、毎回習慣化するようにしましょう。
●両足で履いて、チェックする
人間の体は左右対称にはできておらず、足のサイズも左右で大きく異なることがあります。
購入する時に、試し履きをするときには、片足だけではなく両足できちんと履いた状態で、カカトを床につけてつま先を立てて動かしたりしてみたり、靴の中で指を動かせるスペースがあるとどうかなどの様子を見て下さい。
できれば10分位歩き回ることで、静止した状態とは足の形が変化してくるので、少し動いて当たるところがないかをチェックしてみましょう。
痛みを感じたり、シューズの中で足が動いてしまう場合はサイズが合っていない可能性があります。もちろん、このときも靴ひもを両方ともしっかり結び、甲に伝わる感触も確認してみましょう。
‣動画で履き方について説明します。
下の動画内では、河合幸治校長がデモンストレーションしています。
こちらの記事では、シューズの選び方、試し履きの方法などについて書かれていますので参考にしてください。
靴ひものむすび方
テニスシューズの靴ひものむすび方について、靴ひものハトメ(アイレット)の通し方によって2つの基本のむすび方がありますのでご紹介します。
これまで特に気にしないで結んでいた方も、ご自分に合っているかもしれませんのでやってみてはいかがでしょうか?
オーバーラップ
最初に「上から」靴穴のハトメ(アイレット)に靴ひもを通した状態から始める方法です。
2番目以降の穴にも「上から」靴ひもを順番に通していき、完成です。
出典:UNITED ARROWS LTD.
こちらのむすび方は、締りがよく緩みにくいのが特徴です。足をしっかり包みこみ靴の中で足が動きにくくなります。
瞬発力を要するスポーツや短距離走に向いていると言われています。
アンダーラップ
最初に「下から」靴ひもをハトメ(アイレット)に通します。
2番目以降の穴も順番に「下から」紐を通していき、完成です。
出典:UNITED ARROWS LTD.
こちらのむすび方は、履いている内に足に適度になじみ、長時間履いていても圧迫感が少ないのが特徴です。
オーバーラップに比べて、緩みやすくなります。
長距離走やジョギング、ウォーキングに向いていると言われています。
基本の2つのむすび方を知っていると、フィット感の調整に便利です。
テニスの場合はとなると、有名なテニス選手の中でも両方の人がいるようですので、これとは言えないようで、個人の好みとなってくると思います。
二段ハトメ(ダブルアイレット)の靴ひものむすび方
テニスシューズの中には、製品によって足首部分の一番上のところに間隔が狭く穴が二つあいているものがあります。
こちらの穴は、何のためのものなのか?どうやって結んだら良いのか疑問に思った方はいませんか?
こちらの穴は、よりタイトなフィット感と高いひも締め効果を希望される人が使うためのハトメ=ひもを通す穴です。
このハトメを利用して小さな輪を作り、その輪の中に靴ひもを通してしめることができます。
現在は、ほかのメーカーの製品にも同様の穴のあいているものがありますが、この二段ハトメは、1980年にアシックスが実用新案として登録申請したものだそうです。
こちらのタイプの履き方についてアシックスさんのホームページからの情報をまとめてみました。
出典:アシックス
- 通常どおり上の穴まで靴ひもを通す。(下から上に出す)
- 靴ひもをそのまますぐ隣の追加の穴に通す。(上から下)
- 反対側のループ状になった輪の中に靴ひもを通す。内側から外側)
- ループ状になった輪の中にもう一方の靴ひもを通す。内側から外側)
- 最後に蝶結びをすれば完成です
[完成です!]
この締め方でかかとが完全に靴に包まれたようなフィット感バツグンの状態になります。こちらの穴のあいているシューズをお持ちの方なら、ぜひこの締め方を試してみてください。
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靴ひもは、履くときに結び直しましょう
これまでの説明で、履き心地のいいテニスシューズとなったと思います。
では、プレーが終わって、テニスシューズを脱ぐとき、あなたは靴ひもをほどいていますか?
面倒だから、靴ひもを結んだまま脱いで、また次にテニスをするときも、そのまま靴ひもが結ばれた状態でシューズを履く…そんなものぐさではないですよね?
脱いだシューズをそのまま履いてませんか?
すぐ履けて、楽ちんだとは思いますが、一度結んだ靴ひもはプレーをすることで、状態が変化しています。
さらに、足の状態は、その日の体調や時間帯によって常に変わっています。前と同じであれば良いとは限らないのです。
プレーをする前には必ず、靴ひもを結びなおしましょう。
テニスシューズを脱ぐときに靴ひもをほどくようにしておけば、次に履くときに自然とまた結ばなくてはならなくなります。
脱ぐときのひと手間を惜しまないようにすることが、快適なシューズとなるコツです。
言うまでもないのですが、脱ぎ履きしやすいからといって、靴紐を緩くして履くことは絶対ダメです。
「履くときは紐をしっかり締め」、「脱ぐときは靴紐を緩めて脱ぐ」この繰り返しを習慣として身につけましょう。
正しい脱ぎ履きの習慣を身につけましょう
まとめ
せっかく適正なシューズを選んでも、履き方がちゃんとしていないとシューズのパフォーマンスを生かせません。ご紹介したひもの結び方で締めて、快適にプレーをしましょう。