テニス用スポーツサングラスの選び方 紫外線も防げてボールも良く見える!(2022のおススメ有り)
真夏のテニスといったら「サングラス」はマストアイテム!格好よくキメて夏のテニスをエンジョイしましょう。
サングラスには色々な機能が備わっているモデルが多くあります。
特にスポーツ用サングラスは「紫外線カット」「ギラツキをカットする偏光機能」「コントラストアップ」「ブルーライトカット」などを備えたモデルとなります。
でも、夏だけなイメージのあるサングラスですが、秋から冬の西日が眩しかった経験はありませんか? そしてインドアコートのLED照明はブルーライトが含まれています。
オールシーズン大活躍できるのがサングラスなのです。
そのスポーツ用サングラスの中でテニス用のものを選ぶときに大切なのは「テニスに必要な機能があること」と「顔にしっかりフィットすること」が挙げられます。
テニスに合わないレンズを選んでもダメですし、顔にフィットしていないとサングラスがずれてしまい、テニスどころではなくなってしまいます。
そんな中で「テニスの学校」がおススメするテニスに合った「スポーツ用サングラス」をご紹介していきます。
この記事の目次
サングラスの機能
テニスコートで邪魔になるのは、太陽光と反射光です。
サングラスの機能としてまず求められるのは「眩しさの低減」でしょう。
さらに、「UVカット」「反射光をカットする偏光機能」「コントラストアップ」などがあります。
また、ボールが目に当たるようなことがあったときに、目に直接当たることを防いでくれる効果もあります。
そして大切なファッション性、サングラスを選ぶときにはここも重要な要素ですよね。
では、サングラスの機能について説明をしていきます。
可視光線透過率
レンズの明るさは、可視光線透過率(%)で表わされます。
可視光線は、人間が見える色の範囲で、単位は㎚(ナノメートル)です。
ナノは、10億分の1ですので1㎚は10億分の1mになります。
人間の見える色の範囲(可視光域)は大体400㎚~770㎚前後と言われています。
波長の短い順から「赤紫」「紫」「青」「緑」「黄」「橙」「赤」色に移っていきます。
「赤紫」より短い波長の色が「紫外線」、「赤」より長い波長の色が「赤外線」になり、その色は人間には見えません。
この可視光線全体を何%透過させるかで、レンズの明るさ(暗さ)が決まります。
100%が裸眼で、0%が全く見えない状態です。
テニスではどの位の透過率のものが良いかというと、テニスではトスアップをしたときやスマッシュを打つときに、直接太陽を見る可能性があるスポーツなので、透過率が20~30%のものを選ぶと良いでしょう。
値段は少し高くなりますが「調光レンズ」というものもあります。
紫外線を浴びることによって、レンズの透過率が大体80%から20%の間で変化します。
この透過率は、紫外線の量で決まります。
レンズ形状とフレーム形状
目を大きく動かしてボールを追わなければならないテニスでは、広い視野を確保しなければなりません。
レンズの形状は、普通の眼鏡形状ではなく、レンズが顔の横まであるラウンド形状の物を選びましょう。
普通の眼鏡形
ラウンド形状
テニスは激しく動きますので、軽量でずれにくい形状のものを選びましょう。
ノーズパッドやツルの形状に工夫されているモデルがズレにくいですよ。
サングラスは実際にかけてみないとフィット感や自分に似合っているかが分かりにくいものです。
顔を包み込んで、頬に当たらないフレームを選びましょう。
日本人の骨格に合わせた「アジアンフィット」といった物を選ぶと良いと思います。
通販で買うよりも実際に店舗で試着して買われると失敗しなくて済みますし、フィッティングもしていだだけて満足度は高いです。
UVカット
眼は、紫外線によって日焼けをしてしまいます。
それを防ぐ機能であるUVカットがテニス用サングラスには必須です。
では、紫外線とはどのようなものでしょう?
UVのUはウルトラで、Vはバイオレットを表し、UVはウルトラバイオレットの略で、日本語では紫外線となります。
紫外線とは
太陽からの日射は、波長により、赤外線、可視光線および紫外線に分けられます。
可視光線よりも波長の短いものが紫外線です。
紫外線(UV)の中でも、波長の長いほうからA・B・C と大別されています。
フロン等によりオゾン層が破壊されると、地上において生物に有害な紫外線(UV-B)が増加し、生物への悪影響が増大することが懸念されます。
UV-A (315-400 nm)
大気による吸収をあまり受けずに地表に到達します。生物に与える影響はUV-Bと比較すると小さいものです。太陽からの日射にしめる割合は数%程度です。
UV-B (280-315 nm)
成層圏オゾンにより大部分が吸収され、残りが地表に到達します。
生物に大きな影響を与えます。太陽からの日射にしめる割合は0.1%程度です。
UV-C (100-280 nm)
成層圏及びそれよりも上空のオゾンと酸素分子によって全て吸収され、地表には到達しません。
気象庁ホームページ より
この紫外線を眼が浴びることによって、角膜が日焼けを起こします。
これが良く言われる「雪目」と呼ばれる症状で「光線角膜炎」といいます。
スキー場で裸眼でいると、眼が痛くなる現象と同じです。
また、水晶体へのダメージも心配されます。
サングラスでUVカットをして、眼を紫外線から守りましょう。
画像:新宿東口眼科医院
【意外と知られていないサングラスレンズ寿命】
この紫外線をカットしているのが、「紫外線吸収剤」です。
その吸収剤は5年ほどすると、効果が薄れてくると言われています。
眼鏡屋さんの中には、UVカット率を調べられるUV測定器を置いてあるお店もあります。
同じサングラスを長年使用している場合は、調べてみましょう。
偏光機能
光は、物に当たって反射をするときに乱反射を起こします。
何となく白っぽく見える、いわゆるギラツキです。
この乱反射によって物がしっかりと見えにくくなります。
それを抑えてくれるのが「偏光機能」です。
偏光機能の仕組み
偏光レンズによって、下の写真のように白浮きしていたテニスコートがすっきりと見えるようになります。
逆光で見えづらいラインがはっきりと見えるようになりましたね。
画像:hari-kichi
コントラストがアップ
色には、補色と対照色があります。
サングラスの色を選ぶ場合は、カラーサークルを参考にすると選びやすくなります。
補色は、180度離れた色で、一番コントラストが高くなる色です。
[補色から選ぶ!]
薄目の色付けを選ぶのであれば、補色を選びましょう。
あまり色付けの濃いものを選ぶと、かえって目が疲れてしまいます。
緑色のテニスコートなら、「薄ピンク系」がおススメです。
[対照色から選ぶ!]
逆に色の濃いサングラスを選ぶのであれば、120度ほどズレた対照色から選びましょう。
緑色のテニスコートならば、「茶系やオレンジ系かブルー系」から選ぶと良いでしょう。
[迷った場合は]
迷った場合は「グレー系」を選びましょう。
コントラストのアップにはなりませんが、どんなシチュエーションでも使用できます。
テニスにおススメのサングラス(2022版)
テニスは、目をたくさん動かすスポーツです。
ということで、周辺視野が邪魔されないサングラスを選びましょう。
サービスやスマッシュをするときに、上のフレームが厚いと見にくくなります。
上側のフレームが薄いものや。フレームのないサングラスの方がテニスには適しているといえます。
テニスでは太陽が目に入るときもありますので、可視光線透過率は20~30%のものが適しています。
曇りのときでも、紫外線は晴天時の約70%が降り注いでいます。
透過率が変化する調光レンズのサングラスであれば天候に関係なく使用できるので便利です。
Oakley
RadarLock® Path® (Low Bridge Fit)
画像:Oakley
モデルの特長
当社オリジナルのRadar(ラーダー)®アイウェアには、世界のトップアスリートの協力を得て、この10年間に得た研究の成果を全て結晶させました。
縦に広げたレンズのRadar EV(ラーダーイーブイ)は、その上部の周辺視界エリアを広げることで、パフォーマンスの伝統に新たなマイルストーンを打ち立てました。
Oakley ホームページより
EVZero™ Swift (Low Bridge Fit)
画像:Oakley
モデルの特長
シャープな角度の造形を持つ、ダブルエッジ調アイウェアは機能性に優れ、自信に満ちたルックで、オリジナリティとひときわ広い視野を保証します。
Oakley ホームページより
オークリー サングラス RadarLock Path (Low Bridge Fit) OO9206-25 価格:25,168円 |
オークリー イーブイゼロ パス アジアンフィット サングラス プリズム oo9313-1538 OAKLEY EVZERO PATH ジャパンフィット スポーツサングラス 価格:17,480円 |
Prince
PSU731 プレミアハイコントラストミラー偏光サングラス
画像:Prince
モデルの特長
Princeサングラスで最も眩しさをカットする「プレミアハイコントラストミラー」を搭載するモデルです。
レンズの性能はUVカット率99.9%、可視光線透過率 約18%、ブルー光線95%カットという内容です。
Prince ホームページより
PSU630 プレミアハイコントラストクールミラー偏光サングラス
画像:Prince
モデルの特長
近赤外線を軽減するレンズを搭載、目元をクールにし、快適にプレーできます。
レンズの性能はUVカット率99.9%、可視光線透過率 約21%です。
Prince ホームページより
[プリンス テニス アクセサリ・小物]プレミアハイコントラストミラー偏光サングラス/専用セミハードケース付(PSU731) 価格:14,960円 |
プリンス(Prince) プレミアハイコントラストクールミラー偏光サングラス(PSU630) 価格:14,960円 |
SWANS
EN8-0714 MEBL E-NOX EIGHT8 ULTRA for GOLFモデル
画像:SWANS
モデルの特長
レンズカラーの説明
シルバーミラー×ULTRAアイスブルー
青い空・緑の森といったゴルフシーンの背景の中で、ボールの色をくっきり・はっきりと浮き上がらせるレンズです。
着用時の視界色は自然で眼に馴染みやすいため、長時間の着用でも眼への負担が少なく、一日を通して使用が可能です。
搭載されているアイスブルーレンズはコントラストを高め、ボールやラインなどモノの輪郭をハッキリと見せる効果があります。
可視光線透過率 は 28%、紫外線透過率 : 0.1%以下です。
SWANS ホームページより
EN8-0066 BK E-NOX EIGHT8 調光レンズモデル
画像:SWANS
モデルの特長
レンズカラーの説明
調光クリア to スモーク
紫外線量が少ないところではクリアレンズの状態で、確実な視界をサポート。
紫外線量が多くなると、自然な色調を保持できるスモーク へと変化し、晴天時の眼を守ります。
1本で天候に合わせてレンズカラーが変化するため、特に自転車通勤や荷物を増やしたくない遠征 時などに最適のレンズです。
可視光線透過率は84%から17%(紫外線量により変化)、紫外線透過率 : 0.1%以下です。
SWANS ホームページより
価格:10,744円 |
価格:12,111円 |
uvex
vmsportstyle 803 race V
画像:uvex
モデルの特長
ライトミラーブルーコーティングが施された variomatic® レンズテクノロジーは、デザイン性も高く、光の条件に自動的に反応して明暗変化します。
uvex supravision® (曇り止め)テクノロジーを採用した軽量でランニングやサイクルなど様々なスポーツに適したモデルです。
uvex ホームページより
sportstyle 802 V small
画像:uvex
モデルの特長
軽量で、小顔の方に合うように特別にデザインされています。
uvex variomatic® テクノロジーはレンズの明暗を自動調整し、uvex supravision® テクノロジーはレンズの曇りを抑えます。
調整可能なソフトノーズパッドとフレキシブルなテンプルは安全でストレスのないフィッティングを保ちます
uvex ホームページより
価格:19,800円 |
uvex(ウベックス) スポーツサングラス 調光 くもり止め 軽量 コンパクトタイプ sportstyle 802 V small 価格:18,131円 |
☆テニスが上手くなりたい方におすすめ↓
まとめ
マラソンやゴルフではお馴染みのスポーツ用サングラスですが、テニスではまだまだ浸透しているとは言えません。
ではなぜマラソン選手やゴルファーは、スポーツ用サングラスをするのでしょうか?
それは単に眩しいからではなく、紫外線から眼を守り、くっきり見えることで集中力が増すからです。
テニスは飛んでくるボールを見ながら、コートのラインを見て、相手を見てプレーしなければなりません。
テニスに適したスポーツ用サングラスを着けることによって、太陽の眩しさを低減して、さらに集中力が増して周りが良く見えれば鬼に金棒ですよね。
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