テニス コンソレ、リコンソレとは何のこと?
テニスの大会などで使われるコンソレーションについて紹介します。
テニスで試合では色々な試合形式がありますが、その中で「コンソレーション(コンソレ)」という形式があります。
「コンソレ」は、敗者復活戦と思われているようですが、ちょっと違います。
どういう意味であるのかを説明します。
また、「リコンソレ」「フィードインコンソレ」という形式も中にはありますので、こちらについても紹介します。
コンソレ
テニスの試合には、勝ち抜きトーナメント方式・ラウンドロビン方式・リーグ戦方式などがあります。
勝ち抜きトーナメント方式は、一回負けたらその時点でもう終わりということですが、コート数や時間に余裕のある場合、初戦敗者の人たちでもう一回試合をやろうということで行うのが「コンソレーション」です。
省略して「コンソレ」とも言われます。
2回戦敗者や予選リーグ戦で決勝トーナメントに進めなかった選手同士で行うこともあります。
本戦の進行状況やコートの空き具合を考慮しながら行うのが一般的です。
コンソレーション(Consolation)の意味は、「なぐさめ」 1回戦でいきなり負けてしまったら、早々に試合が終わってしまう。 そこで「なぐさめ」の意味で、トーナメント1回戦で負けてしまったペアは「コンソレーション トーナメント戦」があるのです。 ※敗者復活とも言われているようですが、本戦へ復活することはできません。 |
あくまでも本戦とは異なる試合として行われます。
「裏トーナメント」といった言い方もされています。さらに、省略して「裏トー」とも言われます。
一般プレイヤーの試合では、参加費を払ったのに一回だけではせっかく来たのに可哀想だからといった意味あいで行われています。
全国からテニスプレーヤーの集まる「白子テニスフェスティバル」(2017年大会で男子ダブルス600組 女子ダブルス400組)では、リーグ戦成績による順位別トーナメントを行って、その初回戦敗者によるコンソレ試合が行われれています。
画像 白子テニスフェスティバル
ジュニアトーナメントでは、より多くの試合経験を積ませることを目的として、敗者のためにコンソレーショントーナメントを行っています。
コンソレで気をつけたい2つのこと
1.本戦とは、異なる試合方法で行われるのが一般的。
コンソレ試合に出場する場合は試合方法を確認しておく必要があります。
(試合例)
本戦 1セットマッチ コンソレ 6ゲーム先取ノーアド |
2.本戦で負けた後、申し込みをしないと参加できません。
負けて、コンソレを試合本部に申し込まずに、そのまま何もしないでいると参加できないことがあるので気をつけてください。
試合形式については、こちらの記事をご覧ください。
コンソレの色々な形式
コンソレは、大会によって色々な形式があります。
コンソレに出場できるのは、1回戦の敗者のみの形式であったり、1回戦と2回戦の敗者のみの形式、その他の形式もあります。
大会の進行次第で、何試合もさせてくれる形式もあります。
コンソレに参加した選手で勝ち抜き式のトーナメントを行い、コンソレ優勝者に賞品や賞状が用意されている場合もあります。
リコンソレ
「リコンソレ」は、コンソレの試合を最低でも2回できるということです。
これも大会によって色々なケースがあります。
コンソレのトーナメントを2、3回戦までやり、1、2回戦の敗者同士の試合も行うというケースや単純にコンソレで相手をかえて、2、3試合行うケースなどさまざまです。
フィードインコンソレ
「フィードインコンソレ」は敗者復活の要素があり、本戦勝者と順位決定戦をすることがあります。
1回戦敗者にもチャンスがあるのが、フィードインコンソレの特徴です。
フィードインコンソレは、フィードインコンソレーション(feed – in consolation)の省略形です。
Feedは食べる、送りこまれる、供給する等の意味があります。
関東選抜や関東小学生大会は本戦で負けてもフィードインコンソレがあり、この結果で推薦順位が決められます。
テニスでは、本戦で負けた選手が負けたラウンドによりコンソレトーナメントの所定の位置にはいってくる形式をフィードインコンソレと言います。
フィードインコンソレのドロー例をご紹介します。
フィードインコンソレのドロー
ベスト4以上は、本戦で決まりますが、フィードインコンソレで優勝すれば5位となります。
本戦で対戦した組み合わせになった場合は、試合は行わず本戦での結果が採用されます。
本戦で負け、フィードインコンソレでも負けるともう終わったと思い帰ってしまう選手がいますが、順位決定戦がないか確認してください。
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まとめ
コンソレは、敗者同士の試合で本戦には関係ありませんが、申し込みをしないと参加できことがありますので、ご注意ください。
リコンソレは、コンソレが2回以上できるということですが、色々な形式があります。
フィードインコンソレは、負けたラウンドによっては順位決定戦がありますので確認をお忘れなく!
コンソレにも参加して実戦経験をより多く、積み重ねることをおすすめします。
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