テニスの試合形式(トーナメント方式、ラウンドロビン方式)を知ろう
テニス大会の試合形式にはトーナメント方式とラウンドロビン方式、それらを結合した方式があります。それぞれの方式の説明をします。
試合に出るようになってくると、市町村などでやる大会やテニスクラブ主催のものなど色々な大会が開催されていることに目が行くようになると思います。
そこで、気づくのが、試合によって試合形式が異なることです。
自分の出る大会の試合形式を知って、余裕を持って試合に臨みましょう。
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トーナメント方式
トーナメント方式は、勝ち上がり方式で対戦するやり方です。
参加者の数によってプレーヤーは下の図のようなパターンの方式で対戦して、勝ち残った選手が次の対戦に進みます。
ドロー(プレーヤーの組み合わせ抽選結果)表に、結果を書く場合は下の図のようになります。
※ドローについては、こちらを参考にしてください。
(8ドローの場合)
画像 日本テニス協会ルールブック
※RET、W.O、BYEについては、こちらを参考にしてください。
■大きな試合の場合
予選大会を経て、勝ち進んだプレーヤーが本戦へ進むようになります。予選⇒本戦へ
同じ「せん」でも、選ぶと戦うと文字が違っています。
上のドロー表にあるアルファベット文字について
※Q=Qualifier ドローの名前の脇にQと表記されているのは、予選を勝ち抜いて本戦ドローに入ったプレーヤー。予選をクオリファイと呼びます。
※LL=Lucky Loser ドローの名前の脇にLLと表記されているのは、予選のある大会で、予選開始後に本戦に欠員が生じた場合の補充として充てられる「ラッキールーザー」のこと。ラッキールーザーは予選出場者に限られ、予選最終ラウンドの敗者の中で、ランキング保持者を優先し、抽選で順位が決められる。
コンソレについては、こちらを参考にしてください。
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ラウンドロビン方式
出場者が総当たりで対戦する大会を「ラウンドロビン方式」と言います。
画像 日本テニス協会ルールブック
テニスクラブなどが主催する大会に採用されることの多い方式です。
日本語では総当たり戦やそれに近い対戦方式を「リーグ戦」と呼んでいますが、英語本来のリーグ(league)は主催団体や連盟を意味しており、リーグ戦はそれらが主催するすべての試合を言います。
ここではルールブック通り「ラウンドロビン方式」として説明します。
総当たりの「ラウンドロビン方式」は、トーナメント方式の大会ではせっかく参加しても1回戦で負けてしまうともう帰るしかないので、それではわざわざ試合会場まで出向いたのにつまらない、悲しい…といった声に応えた方式です。
トーナメント方式は負けた時点でお帰り
沢山、試合ができるということで人気の試合方式ですが、総当たりした結果で順位をつけるのが難しい場合があります。そうした時は、下記の順位決定方法に従います。
ラウンドロビン方式の順位決定方法
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上の囲み内の表記は、すべての試合が完了した場合です。これに当てはまらない場合もあります。
4.ノーショウ、または失格者の取得ゲーム数はすべて0とする。
(例:3セットマッチなら60,60)
5.けが等によるリタイアの場合は、勝者はリタイアの後、残りのゲームをすべて勝ったとしてゲーム数を記録し、敗者はリタイアするまでに取得したゲーム数を記録する。(A対Bの3セットマッチで、Bが63,22のとき、けがでリタイアした場合、勝者はAでスコアは、366260と記録する。)
1~5までの項目でも順位が確定できない場合は、大会要項に明記する方法に従って順位を決定することとなります。(くじ引き、同順位、タイブレークゲームなど)
トーナメント方式+ラウンドロビン方式
日本テニス協会ルールブックによると、結合方式として2パターンがあります。
- 初回戦のみをラウンドロビン方式、以後はトーナメント方式に切り替える。
- 一定の回戦までトーナメント方式にし、以後はラウンドロビン方式に切り替える。
よく大会で行われているパターンは、1.のパターンです。
参加者を3人(組)~4人(組)に分けて、ラウンドロビン方式で対戦させて、そのあと、そこでの順位によって、1位トーナメント、2位トーナメント、3位トーメント、4位トーナメント。もしくは1、2位トーナメント、3、4位トーナメントを行うものです。
ラウンドロビン後⇒順位別トーナメントへ
このパターンならば、すべての試合で負けても3回か4回は試合をすることが出来ます。
また、たまたまラウンドロビンの同じ組に自分以外に強い人が集まってしまったといった場合などに、次のトーナメントでは実力の近い人と当たることが出来ます。
さらに、ラウンドロビンの組で対戦して負けても、トーナメントで再び対戦してリベンジできた!という話もよくあります。