初心者向け硬式テニスラケット〈男女別〉おススメ TOP5 2023【動画有】
今回は、初心者の方におススメのラケットを、選び方や男女別に分けて詳しくご紹介します。
沢山のラケットの中から自分に合ったラケットを選ぶとき、何を基準に選べばいいかご存知ですか?
ラケットはあなたの成長に大きく関わる大事なポイントです。
- デザインがいいから。
- あのプロが使っているから。
そのような理由で選びたくなる気持ち、大切です。
まずは、使うラケットを好きになることが一番です。
しかし、ラケットには自分にあった相性があります。
どのようなスペック(仕様)のものから探したら快適にプレーできるかのポイントを紹介します。
男女それぞれの初心者向けのラケットを5本ずつ選びましたので、ぜひラケット選びのご参考にしてください。
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この記事の目次
簡単!まずはラケットの選び方を押さえてしまおう
ラケットにもいろいろな種類があることは、何となく知っていた。
という方は、多いかと思います。
ですが、実際に「どのようなラケットを選べばいいか」ということまでご存じの方は、少ないのではないでしょうか。
初心者におススメのラケットをご紹介する前に、簡単に選び方を押さえてしまいましょう。
このラケットが自分に「なぜ」合っているのかを理解することも上達に近づくポイントです。
ラケットを選ぶ際に押さえておきたいポイントを、分かりやすくご説明します。
ポイント1 あなたに合ったラケットを。ラケットの重さで選ぶ
ラケットを選ぶ際のポイント1つ目は、ラケットの重さです。
重さは、あなたも意識した経験があるのではないでしょうか。
ですが、軽めがいいのか、果たして重めがいいのか。
それは、人それぞれ違ってきます。
結論をお話すると、違和感の無い重さかどうかが正解です。
ラケットは軽すぎず、しばらく持っていて疲れないくらいの重さのものを選びましょう。
より、細かい数字や選び方はこちらの記事をぜひ参考にして頂ければと思います。
初心者から上級者の方まで、ラケット選びにどのような違いがあるのか、丁寧に解説しています。
ポイント2 今よりも楽に打てるようになる!ラケットの重心の位置を選ぼう
ラケットバランス一つとっても、プレーのしやすさは変わります。
ラケットには、バランス(重心)の位置が3種類あります。
- トップヘビー(ラケットの頭寄り)
- イーブンバランス(真ん中・標準)
- トップライト(手元寄り)
バランスの違いから、何が変わるのでしょうか。
答えは、「ラケットの扱いやすさ」です。
あなたも「遠心力の原理」はご存知かと思います。
■重心がトップヘビーであれば、スイング量が増し、力強いストロークが可能になります。
■反対にトップライトであれば、ボレーやドロップショットなどの細かな操作がしやすくなります。
■イーブンバランスは、オールラウンダー向けといえます。
ポイント3 フェイスの大きさは標準サイズ
2つ目のポイント、それはラケットの面の大きさです。
実は、ラケットの面のサイズは大きく分けて、3つ存在します。
- 最も小さいMID(ミッド):95平方インチ
- 標準サイズMIDPLUS(ミッドプラス):95~105平方インチ
- 最も大きいOVERSIZE(オーバーサイズ):105平方インチ
以上の種類に別れています。
フェイスには、そこにボールが当たると楽に打ち返すことができる「スイートスポット」と呼ばれる場所があります。
基本的には、フェイスサイズが大きくなるほど当たりやすいです。
また、フェイスサイズが大きければスイートスポットも大きくなるため、より初心者向けのラケットともいえます。
対して、フェイスサイズが小さくなるとどうなるかというと。
スイートスポットと呼ばれる部分が小さくなります。
その分、フェイスサイズが小さいため、大きい物に比べ振り抜きやすいという特徴があります。
ですが、面が小さくなれば、それだけスイートスポットでボールを捉えることは難しくなります。
そのため、より上級者向けのラケットといえます。
(小さい面サイズのラケット例)
PRINCE TOUR 95(95inch2)
画像 PRINCE
女性や力の弱い人には、フェイスサイズが大きいラケットの方が打ちやすい、ボールが飛びやすいと思う方もいらっしゃるのでは?
標準タイプと打ち比べてみて、大きい面のラケットから初めて、力がついてきたら標準サイズの面の大きさに変えていってもよいと思います。
(大きい面サイズのラケット例)
PRINCE EMBLEM 120(120inch2)
画像 PRINCE
初心者の方であれば、97~110平方インチ位までの大きさの面のものから好みのものを選んでみてください。
ポイント4 打感が大切!フレーム厚も気にしてみよう
こちらもまた、意外かもしれませんが、ラケットにはフレームの厚さにも違いがあります。
- 「厚ラケ」28ミリ以上 反発力が大きい…(非力な人・ネットプレイヤー向け)
- 「薄ラケ」22ミリ以下 反発力が小さい…(力のある人・スイングスピードの速い人向け)
- 「中厚」その中間
「中厚」ラケットが一番スタンダードなフレーム厚です。
まずは、「中厚」のラケットから選んでみるようにしましょう。ボールの飛距離にお困りの方は、ラケットのフレーム厚を意識すると、かなりプレーしやすくなる可能性もあります。
フォームは良いのにボールが
- 飛び過ぎる(厚ラケ)
- 全く飛ばない(薄ラケ)
という方は、ラケットのフレーム厚も1つの原因かもしれませんね。
ポイント5 いいショットは手元から!適切なグリップ太さはこれ
ナイスショットを安定的に打つためには、手元のグリップにも気を配ると良いです。
手の大きさは、人それぞれ違います。
つまり、グリップサイズ(グリップの太さ)も、人によって様々なのです。
グリップサイズは、握りやすい、しっかり握れているサイズのものをラケットを購入する段階で選ぶようにしましょう。
といっても、購入後実際に使用する時には、その上からオーバーグリップテープを巻いて使うのが普通です。
その分、1サイズ分位太くなってしまうことを考慮して選ぶ必要があります。
(オーバーグリップテープの厚みも様々ですが、大体0.5mm位が一般的)
グリップテープの種類、巻き方については、こちらの記事を参考にしてください。
ポイント6 あなたは何タイプ?最適なストリングパターンはどっち
ラケットには、ガット(ストリング)と呼ばれるものが張ってあります。
このガットにも、実は2種類のストリングパターンがあります。
1つは、縦16×横19のもの。
そしてもう1つが、縦18×横20のさらに目が細かいストリングパターンです。
◎18×20のさらに目が細かいストリングパターンほど、ボールを飛ばすのに力が必要です。
その分、目が細かいためボールをしっかりと捉えることができ、コントロールしやすい特徴があります。
力が必要なので、女性や力の弱い人は振り抜きづらいというデメリットがあります。
◎16×19のさらに粗目のストリングパターンは、細かいものに比べ飛びやすい傾向にあります。
また、こちらの方がボールにスピンが掛けやすいという特徴もあります。
初心者の方や、女性の方などにはおススメです。
また、これは余談になりますがストリング(ガット)にも種類があります。
ストリングが変わると、打感やコントロール精度などが大きく変わることがあります。
ガットについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
本来は、ご自身のプレースタイルなどを加味したスペックからラケットを選ぶのが理想です。
番外:自分の気分の上がるものを選ぶ
しかし、初めの内はスペックの違うものを使い比べても、なかなか分からないかと思います。
そこで、ここまでの説明とはちょっと違う話となりますが、まずは自分が使っていて好きと思えるようなものを選ぶ!!のをおススメします。
テニスを始めてみるのに、気に入らないデザインのものでは気分が上がりませんよね?
★フレームの色を自分の好きな色である程度絞る
そこから自分に合っていそうなラケットのスペックのものはどこのメーカーならあるのかを探していく。
★好きな選手のラケットと同じメーカーのものを使う
選手の使っているモデルは、初心者の方には使いづらいスペックになってしまいます。
けれども、ラケットによっては同じようなデザインであっても、メーカー側が色々なスペックのラインを用意して、初心者の方でも使いやすいタイプのものを出している場合もあります。
そうしたものを選ぶのもよいと思います。
スクールなどに通っている方は、使いたいラケットでちゃんと振れているかコーチに聞いてみましょう。
コーチはいないという方は、テニス専門店のスタッフさんと自分の好みや運動経験などを話しながら決めていきましょう。
テニス初心者がこだわりたいポイントとは
ここまでは、テニスラケットの基本的な選び方をご説明しました。
ここからは、それらを活かしつつ、さらに具体的なラケットの選び方に迫ります。
より細かなポイントを押さえて、あなたに最適なラケットを選んでいきましょう。
プロモデルだから!はNG。デザインでなくスペックで選ぶ
初心者に限らずですが、ラケット選びの正しい知識がないともったいない選び方をしてしまう人がいます。
- あのプロが使っているモデルだから
- なんとなくデザインがかっこいいから
決して、このような選び方が悪いのではありません。
ただ、「あなたに合っているラケットか?」という点でいえば、そうではない可能性が高いということです。
プロの使っているモデルの多くは、「ツアーモデル」と呼ばれるものです。
特徴としては、下のようなものの幾つかが当てはまってくるはずです。
・重量が重い
・フェースサイズが小さい
・フレームが薄い
・フレームが硬い
・ストリングパターンが細かい(18×20など)
・バランスポイントが305mm〜315mm程度
ツアーモデルは、一般的に、ラケットをしっかり振ることによって自分の力でボールを飛ばせる「上級者」の方に向いているラケットです。
といっても、これまでにスポーツ経験があり、フィジカルを鍛えてきたような方であれば初心者でも十分使いこなせると思います。
そうでない方は、同じデザインであっても、もっとラケットの力でボールが飛んでくれるスペックのものを選んだ方が自分の思ったところへボールが飛びやすくなるはずです。
ラケットは使いやすさはスペックだけでわからない!?ラケットは感覚で選ぶ
ラケット選びの難しい点は、スペックだけでは本当に合っているのか分からない点にあります。
もちろん、ある一定のレベルまでは、最適なものに近づけることができるでしょう。
しかし、テニスにおいて重要な感覚までは数字だけでは分からないのです。
そのために活用して頂きたいのが、「試打サービス」です
試打サービスとは、ラケットを取り扱う店舗が、購入前のお試しとしてラケットを貸してくれるのです。
そのため、私たちは購入前に試し打ちをし、打感を確認して購入することができるのです。
何ともありがたいサービスですね。
初心者に最適な打感とは?
では、初心者に最適な打感とは、どのようなものなのでしょうか。
ポイントは2つです。
- インパクト時の打感が柔らかいこと
- 反発量があり、楽にボールを飛ばすことができること
もう少し、分かりやすくご説明します。
1つ目の「打感の柔らかさ」は、怪我防止の大きな役割があります。
打感が固く、反動が強いと身体への負担が大きくなってしまいます。
初心者の方はまだ慣れていない分、疲れやすかったり、怪我をしやすかったりします。
そのため、柔らかな打感にこだわることは重要といえます。
そして、2つ目の「反発力があること」は、少ない力でボールを飛ばすことができるというメリットがあります。
女性など力が弱い方は、おススメです。
テニスは力が強ければ勝てる、というスポーツではありません。
正しいスペックのラケットを選ぶことで、格上の相手にも勝つことが可能になる面白さがあります。
☆テニスが上手くなりたい方におすすめ↓
男女別!初心者のラケット選びのポイント
それでは、ラケット選びをするにあたって、男女別のポイントをおさらいしておきましょう。
ラケット選びは、男女関係なく人それぞれな部分も多いのですが、ある程度の基準となるスペックがあります。
ここまで押さえることができれば、ラケット選びはマスターしたともいえるでしょう。
最後のポイントです。
ぜひ、参考にしてください。
男性のラケット選びポイント
男性は女性に比べると比較的、力があります。
結果、振り抜きもスムーズに行えるようになるでしょう。
先にお話したスペックを参考にまとめると以下のようになります。
- ラケットの重さ:285g∼305g
- フェイスサイズの大きさ:MIDPLUS(ミッドプラス)95∼105平方インチ
- フレーム厚:23㎜∼26㎜
- グリップサイズ:2or3
- ストリングパターン:縦16×横19の標準タイプ
- ラケットバランス:イーブンバランス(標準)
となります。
男性といえど、個人差がありますので、一概には言えませんが基準となるスペックだと考えてください。
女性のラケット選びポイント
次は、女性の場合ですが、女性は力が弱くボールが飛ばないという方も多いかと思います。
そのため、反発力が強く、軽いラケットが適しています。
それらをまとめると、このようなスペックになります。
- ラケットの重さ:270g∼285g
- フェイスサイズの大きさ:MIDPLUS(ミッドプラス)95∼105平方インチ、又は105インチ以上
- フレーム厚:25㎜∼30㎜
- グリップサイズ:1or2
- ストリングパターン:縦16×横19の標準タイプ
- ラケットバランス:イーブンバランス(標準)
となります。
これらのスペックを基準に、ラケット探しをしてみてください。
番外編:中古ラケットってどうなの?
少し、余談をはさみます。
リサイクルショップなどに行くと、ラケットがかなり安く売られていることがあります。
そのため、多少の傷や、中古というポイントに抵抗がなければ、中古ラケットでも十分に使えます。
ただし、外見では壊れていないように見えても、フレームの中身が破損している場合があります。
中古ラケットは品質保証がないので使ってみてダメな商品であっても諦めるしかありません。
また、テニス経験者からお古のラケットを譲ってもらうこともあると思います。
いずれの場合も、ラケットを手放した人が初心者時代に使っていたラケットというのではなく、初級者のあなたには難しいラケットである可能性が高いので、自分で快適に使えるスペックであるのかをよく確かめるようにしましょう。
中古ラケット入手後は、以下の点を注意しましょう。
- グリップテープを巻き替える
- ガットを新たに張り替える
特にガットに関しては、必ず張り替えましょう。
ガットは時間と共に伸び切り、経年劣化します。
ラケットのメンテナンスは丁寧に行いましょう。
ガットの張り替え方法や張替える目安については、こちらの記事を参考にしてください。
新しいモデルが出た後、それまでの新製品ラケットが半額位になっていることもありますので、予算の関係で中古を考えている方はそうした時期に新品の初心者向けのラケットを狙うのもおススメです。
男女別!おすすめテニスラケットTOP5
それでは最後に、男女別のおススメラケットをご紹介して終わりたいと思います。
ここに挙がっていないものでも、今回ご説明したスペックに沿って探して頂ければ大丈夫です。
男性におすすめのテニスラケットTOP5
1位:ヨネックス VCORE(ブイコア) 100
ラケットのスペックは
- 重さ:300g
- フェイスサイズ:100平方インチ
- フレーム厚:25.3-25.3-22.0(mm)
- ストリングパターン:16×19
- ラケットバランス:G:320mm
- 全長:27インチ
となっています。
フレーム厚も25.3㎜と厚めなので、楽に、少ない力で飛ばすことができます。
ヨネックスのフレームは、他メーカーにはない「アイソメトリック」という角ばった形をしています。
スウィートエリアを拡大させるヨネックス独自の形状理論で、一般的な円形フレームに比べ上下左右に広いスウィートエリアとなっています。
Vコア 100は、フレームに強靭なしなりと急激な復元力を生む新素材「2G-Namd Flex Force」」を使用したことで、強烈なパワーとスピンを与えることができるそうです。
画像:YONEX
強烈なハイスピンボールで圧倒する、オールラウンドモデルのラケットとなっています。
価格:28,900円 |
2位:ヨネックス EZONE(イーゾーン)100
ラケットのスペックは、
- 重さ:300g
- フェイスサイズ:100平方インチ
- フレーム厚:23.8-26.5-22.5mm
- ストリングパターン:16×19
- ラケットバランス:平均320mm
- カラー:スカイブルー
となっています。
柔らかい打球感と軽快な弾きで飛ばせます。
快速スピードボール強烈なパワーで攻める、オールラウンドモデルです。
しっかりスイングする人に向いています。振り抜きがよく面ブレが少ない・
ボレーも食いついてくれて、打ちやすい。
このラケットは、シャフト2G-Namd_Speedを使用し、弾性が強い設計となっています。そのため、よりボールは飛びやすい設計となっています。
また、ヨネックス独自の「アイソメトリック形状」がさらに進化し、上の部分にスウィートスポットが拡大していて、上の部分でとらえても反発性を感じられるラケットです。(四角っぽい形が他のメーカーにはない独自のもの)
グリップなどにもこだわりがあり、振動吸収率も高く、疲れにくいのも魅力です。
テニスをすると肘や手首が痛くなる人にもおススメです。
画像:YONEX
ヨネックス(YONEX)テニスラケット イーゾーン100 2022(EZONE 100)07EZ100 価格:29,920円 |
3位:バボラ PURE DRIVE(ピュアドライブ)2021
ラケットのスペックは、
- 重さ:300g
- フェイスサイズ:100平方インチ
- フレーム厚:23.0〜26.0mm
- ストリングパターン:16×19
- ラケットバランス:320㎜
- 全長:27インチ
- グリップサイズ:G1、G2、G3
となっています。
世界で一番売れたラケットと言われる『ピュアドライブ』、あらゆる層に根強いファンを持ち、愛用者はピュアドライバーと呼ばれています。
300g、100平方インチで中厚のフレーム。そのスペックは、すべての性能のバランスが取れてどんなプレーにも適応することから「黄金スペック」と呼ばれ、各メーカーが同じタイプのモデルをこぞって作ったほど。
特徴としては、パワーがあり、スイートエリアが広く、コントロールが上がり、打球感がほどよくマイルドというのがピュアドライブの評価の基本です。
テニス初心者から上級者までが使用しているラケットですので、テニスが上達していってもお使い頂けます。
どのようなラケットがいいか全然わからないという方には、反発力も打感の硬さについても数多くあるラケットの基準として使ってみるのもよいと思います。
【2021年モデルの特徴】
第10世代目のピュアドライブは、爆発的なパワーと優れた打球感を生み出し、試合を次のレベルに引き上げるラケットになっています。
バボラ BabolaT テニスラケット ピュア ドライブ PURE DRIVE 101436J 価格:29,040円 |
飛びがいいラケットという面で、あえて初心者向けとしてランキングを下げています。
というのは、あまり飛びがいいラケットを初心者のうちから使ってしまうことで、ボールをどう打ったらどこへ飛ぶかの感覚をつかめにくくなってしまう恐れがあるからです。
そうした感覚をつかんだ後にできれば使っていただきたいラケットです。
4位:ダンロップ CX 400
ラケットのスペックは、
- 重さ:285g
- フェイスサイズ:100平方インチ
- フレーム厚:24-24-24㎜
- ストリングパターン:16×19
- ラケットバランス:330mm
- 全長:27インチ
- グリップサイズ:G0、1、2、3
となっています。
2021年発売のモデルですが、使いやすい万能型ラケットとして人気のあるモデルです。
軽量の285gですが、やや厚めのフレームで、パワーのあるのにしなりを感じられるラケットです。
しっかり振っていきたい方におススメです。
ボックス形状のフレームを採用しており、ラケット面にボールを喰いつかせて、楽にボールコントロールをしやすいラケットです。
頑張らなくてもラケットのアシストパワーで打てるが、ちゃんと打球感を感じて打てるのが、このラケットの一番のおススメです。
楽に打てて、ボールの感覚がないラケットでは上達しづらいと思います。
上達してからも長く使えるラケットです。
価格:29,040円 |
5位:バボラ PURE AERO(ピュア アエロ )2022
ラケットのスペックは、
- 重さ:300g
- フェイスサイズ:100平方インチ
- フレーム厚:23㎜∼26㎜
- ストリングパターン:16×19
- ラケットバランス:320mm
- 全長:27インチ
- グリップサイズ:G2、3、4
となっています。
2022年モデルの「ピュアアエロ」グレーのフレームに黄色の差し色が印象的なラケットです。
「ピュアアエロ」といえば、ラファエル ナダル選手が使用するラケットとして有名なラケットです。
ナダル選手は、「アエロプロドライブ」のモデルが代名詞でしたが、フルモデルチェンジ!によって2016年から「ピュアアエロ」となりました。
その目的は、スピン性能の最大化と最適化です。
「ピュアアエロ」シリーズとして3世代目となる2022年モデルは、ストリングパターンを見直し、トップスピンがより安定してかかる設計になっています。
初心者の方にもおススメな点は、フィーリングの柔らかさとコントロール感が向上したところ。
意図していない箇所でボールを打ってもイヤな衝撃を抑えてくれるコアテックスによって思い切って振っていけます。
ゆっくり振ってもしなり感があるので、スピンがかかりやすいです。
スピンを使ったプレーを目指すなら、このモデルです。
バボラ (babolat) ピュアアエロ (PURE AERO) 101481【2022-23年モデル】 価格:31,680円 |
もう少し軽量なモデルが良いという方には285ℊの重量のモデル「ピュアアエロチーム」もあります。さらに、270ℊの「ピュアアエロライト」もあります。
[バボラ テニス ラケット]ピュアアエロチーム/PURE AERO TEAM(101490) 価格:31,680円 |
◎番外:プリンス X(エックス)105(7TJ180(右利き用)/7TJ181(左利き用) )
ラケットのスペックは、
- 重さ:290g
- フェイスサイズ:105平方インチ
- フレーム厚:22㎜・25㎜・27㎜
- ストリングパターン:16×19
- ラケットバランス:31㎝
- 全長:27インチ
- 右利き用:G1、G2、G3 左利き用:G3のみ限定生産
となっています。
フレーム厚が25~27㎜まであり、厚みのあるラケットとなっています。
なりよりもこのラケットの特徴としては、スロート部分がねじれており、フォアとバックで異なる性能を発揮する特殊な構造です。
そのため、右利き用モデルと左利き用モデルがあります。
画像:PRINCE
世界初のテクノロジーで「Twist Power Technology」といい、ダブルスで力を発揮するラケットとなっています。
フォア面とバック面で最大11%もの撓り(しなり)の差を生み、フォア面では強い弾きを、バック面ではねじりによる伸びを持った打球を打つことができます。
従来とは違う構造のため、左利き向けモデルを用意されています。
また、インパクト時の衝撃を軽減し、ストリングスの振動を抑える2ピース構造のスロートを採用しています。
画像:PRINCE
重量が290gと軽めのため、扱いやすさも魅力です。ラインナップには、さらに軽い270ℊもあります。
これまでと全く違う発想の機能のものを使ってみたい方におススメです。
Prince(プリンス)テニスラケット X 105(エックス 105)290g 7TJ182(右利き用)/7TJ183(左利き用) 価格:36,960円 |
女性におすすめのテニスラケットTOP5
1位:ウイルソン ULTRA(ウルトラ )100 V4.0
ラケットのスペックは、
- 重さ:300g
- フェイスサイズ:100平方インチ
- フレーム厚:24.0/26.5/24.0mm
- ストリングパターン:16×19
- ラケットバランス:320mm
- 全長:27インチ
- グリップサイズ G1、G2、G3
となっています。
スペックだけを見ると「黄金スペック」なのですが、メーカー曰く「美しく打ちのめす」だそうです。
メーカーは、こちらのモデルを
・すべてのダブルスプレイヤー
・シングルスでもネットに詰めていくプレイヤー
対象としています。
多くのアマチュアプレイヤーがダブルスを中心にプレーすることを考えると、この「ULTRA」シリーズは、勢いのあるボールに対してのボレーの際のパンチ力やコントロール性を向上させている点がおススメです。
「ULTRA」シリーズは、ストロークの際は、柔らかくボールをつかむ感覚があり、ややボールの飛びが抑えられていますので、一般的な「黄金スペック」では飛びすぎるとお思いの方にもおススメです。
ウイルソンによる「ULTRA」シリーズ動画
ウイルソン(Wilson)テニスラケット ウルトラ100 V4.0(ULTRA 100 V4.0)WR108311U 価格:29,040円 |
女性の方であまり筋力に自信のないといった方には、280gの「ULTRA100L V4.0」を。
軽くても打ち負けない。しっかりボールを捉えることができます。
さらにもっと軽量モデルがいいという方には260gの「ULTRA100UL V4.0」。
操作性がよく、よく振れます。パワーに不安があってもよく飛んでくれます。
ULTRA 100 L |
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ULTRA 100UL |
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[ウィルソン テニス ラケット]ULTRA 100L V4.0/ウルトラ100L V4.0(WR108411) 価格:29,040円 |
[ウィルソン テニス ラケット]ULTRA 100UL V4.0/ウルトラ100UL V4.0(WR108511) 価格:24,640円 |
2位:ダンロップ SX600
ラケットのスペックは、
- 重さ:270g
- フェイスサイズ:105平方インチ
- フレーム厚:23~26mm
- ストリングパターン:16×18
- ラケットバランス:335mm
- 全長:27,25インチ
- グリップサイズ:G1、G2
となっています。
26.5㎜のフレーム厚、少し大きめ105平方インチのいわゆる「でかラケ」と呼ばれるフェイスサイズ。
そのため、スイートスポットも大きくなり、打ち損じのショットをかなり減らせることもできるはずです。
弾道補正機能の強化により、ショットの安定性がさらに向上しています。
パワーとコントロールが両立していて、スピンを正確に打ち込める扱いやすい105平方インチのオールラウンドモデルです。
画像 ダンロップ
ダンロップによるSXシリーズ紹介動画
価格:29,040円 |
3位:ヨネックス アストレル105
ラケットのスペックは、
- 重さ:260g
- フェイスサイズ:105平方インチ
- フレーム厚:27.0/28.5/25.0mm
- ストリングパターン:16×17
- ラケットバランス:340mm
- 全長: 27インチ
- グリップサイズ:G1、 G2
となっています。
伊達公子選手とヨネックスの共同開発で生まれた女性のためのラケット。
重量や、フェイスサイズ、フレーム厚など全てにおいて女性の初心者におススメのスペックを備えています。
ヨネックスのラケットは、独自の四隅を広げた「アイソメトリック」という技術で、スイートスポットが広いことが特徴です。
「アイソメトリック」とは、縦・横ストリングの長さを均等に近づけることで、反発や振動が安定し、一般的な円形ラケットに比べてスウィートエリアが7%※広い、ヨネックス独自の形状理論。アイソメトリックの100 inch2は円形ラケットの107inch2に相当します。
フレームの4隅を隆起させてストリングの長さを伸ばすことで、スウィートエリアを広げています。
高強度、高靱性の新樹脂「リアクトレジン」を配合。
VDM(バイブレーション ダンプニング メッシュ)をグリップに内蔵して振動吸収。
画像:ヨネックス
ヨネックスによるアストレルシリーズの紹介動画です。
ヨネックス YONEX テニスラケット アストレル 105 ASTREL 105 03AST105(271) 価格:34,320円 |
4位:テクニファイバー Tempo 285
ラケットのスペックは、
- 重さ:285g
- フェイスサイズ:100インチ
- フレーム厚:24/25/26mm
- ストリングパターン:16×19
- ラケットバランス:320mm
- 全長: 27インチ
- グリップサイズ:G1、 G2
となっています。
日本の女性に人気のプラチナスペックです。
本気で上達したいと思っている女性のためのラケットです。
ハッシュタグは「#テク二のジャパンスペック!」
テクニファイバー 硬式ラケット TEMPO 285 (TFRTE00) [Tecnifibre] 22FW 価格:28,160円 |
テクニファイバーは元々フランスのストリングメーカーですが、近年ラケットにも力を入れていて、女子ナンバーワンのイガ・シフィオンテク選手が使っているのでも有名です。
さらに軽量モデルを希望される方には、こちらのモデル。
◎テクニファイバー Tempo 270
ラケットのスペックは、
- 重さ:270g
- フェイスサイズ:100平方インチ
- フレーム厚:24/25/26mm
- ストリングパターン:16×19
- ラケットバランス:335mm
- 全長: 26.5インチ
- グリップサイズ:G1、 G2
となっています。
こちらは先にご紹介した、Tempo 280をさらに軽量化したモデルとなります。
重量が270gと15g軽く、さらに0.5インチ短くなっていて、女性やジュニアにとって扱いやすいスペックです。
【メーカー取寄せ商品】テクニファイバー 硬式ラケット TEMPO 270 (TFRTE01) [Tecnifibre] 22FW 価格:24,640円 |
5位:プリンス EMBLEM(エンブレム) 110
ラケットのスペックは、
- 重さ:255g
- フェイスサイズ:110平方インチ
- フレーム厚:26-28-26mm
- ストリングパターン:16×18
- ラケットバランス:350mm
- 全長: 27インチ
- グリップサイズ:G1、 G2
となっています。
テキストリームに新たにアラミド系繊維の一つである「トワロン」を組み合わせたハイブリッド素材で、球持ち感を持たせつつスピードアップしています。
シャフトに加え、フェイスの10時と2時の位置にTeXtreme×Twaronを配置して、フェイス上部の剛性が増し、ボールの推進性とコントロール性がアップしています。
グロメットホールがフレームの外側まで一直線になるように設計し、パワーとスピン性能がアップしています。
画像:プリンス
プリンスのエンブレムシリーズ紹介動画です。
255gと27インチの超軽量バランスで女子ダブルスをするのに最適なラケットです。
ホワイトに加えて限定カラーのネイビーも発売中。
[プリンス テニス ラケット]EMBLEM 110/エンブレム 110(7TJ126) 価格:33,440円 |
◎プリンス EMBLEM(エンブレム) 120
もっと軽量のものがいい方には245ℊで120平方インチもあります。
ラケットのスペックは、
- 重さ:245 g
- フェイスサイズ:120平方インチ
- フレーム厚:30-27.5-26mm
- ストリングパターン:16×19
- ラケットバランス:364mm
- 全長: 27.25インチ
- グリップサイズ:G1、 G2
となっています。
ホワイトに加えて限定カラーのネイビーも発売中。
プリンス prince テニスラケット エンブレム 120 EMBLEM 120 7TJ127 価格:36,960円 |
まとめ
今回は、男女別に5本づつ、計10本ものおすすめラケットを紹介させて頂きました。
初心者がラケットを選ぶ際は、「使っていて楽しくプレーできそうなこと」です。
そのためにも、自分の気に入ったデザインや好みの色のものから選んでもよいですが、「重すぎ」ラケットでは使いづらくなってしまいます。
その他、ご紹介した「スペック」を意識することで自分に適したラケットを絞り込みやすくなります。
また、初心者が一人でラケットを数ある中から選ぶことは、簡単ではありません。
専門店やコーチなどの専門家の意見も積極的に取り入れていきましょう。
そして上達したら、次のレベルのラケットへとステップアップしましょう。
今回のお話が、今後のラケットを選びのご参考になれば幸いです。