コロナウィルス感染症対策で「安全・安心テニス」【動画有】
COVID-19、新型コロナウイルス感染症対策として、テニスコートが使えない、レッスンがなくなった、大会が中止になったなど、テニス愛好者にとってプレーの機会を奪われる日々が続いていました。
「テニスをやりたい!」と熱望するツラい日常から、緊急事態宣言解除によってまたテニスができる日々がやってきました。
とはいえ、これまでと同じ行動での生活様式では感染のリスクがあります。
新型コロナウイルス等の感染症に十分対策した上で、テニスをするための「新しい行動様式」を取り入れることで、安心してプレーすることができます。どういった点に気をつけて、テニスをしたらよいのかについてお伝えします。
日本テニス協会の心得
日本テニス協会が、国際テニス連盟やスポーツ庁、日本スポーツ協会などの資料を参考にして「感染症予防 安心・安全テニスの心得」リーフレットを作成しました。
テニスは「社会的距離」が確保できるスポーツとして
出かける前の体調チェックのほか、愛好家同士でプレーする「レクリエーションテニス」の留意点について以下の6項目をあげています。
- プレイ中はお互いの距離を2メートル以上確保する(ダブルスのペア間でラケットが当たらない距離は約280センチ)
- ベンチ、ネット、審判台に手を触れない
- ベンチに座る際も他人と社会的距離を保つ
- 試合前や試合後のあいさつは握手ではない方法で
- プレイ中は手で顔に触れない
- テニス施設のルールを守る
画像:日本テニス協会
みんなのテニス研究所のプレーガイドライン
「みんなのテニス研究所」さんが、【STAY SAFE ,PLAY TENNIS〜持続可能で安心安全なテニス界を実現する〜】
としてコロナ後の新しい生活様式に沿ったテニスの新しいプレーガイドライン 『Stay safe, Play tennis 』を発信しています。
みんなのテニス研究所さんは、こちらのガイドラインを
ガイドラインは厳しめのものとなっておりますが、どうか皆様がこの動画やピクトグラムを見ることで、コロナ後の新しい生活様式に沿ったテニスについて議論して頂くキッカケになることを望んでおります。
ガイドラインはそれぞれの地域の状況やフェーズに合わせて常に変化するものであるため、ガイドラインを全て守る必要はありません。ガイドラインを参考にした自分たちのルールを作り、安全にテニスを楽しんでください!
テニスを愛するみんなで持続可能で安心安全なテニス界を実現することができると確信しています^_^
といった思いで作られたものです。
また、下のピクトグラムデータは、ダウンロードしてフリーで使わせていただけるとのことです。
画像:みんなのテニス研究所
また、プロ選手たちが実際にガイドラインに従って、どうやってガイドに沿って練習をしているのかを動画でコートへの集合~解散までを見せてくれます。
【STAY SAFE ,PLAY TENNIS〜持続可能で安心安全なテニス界を実現する〜】
こちらの動画でのガイドラインとして示されていたものをまとめました。
■集まり方
家族と一緒に徒歩・自転車・マイカーで。他人と一緒にくるのはやめよう。
■準備
使用するボールを消毒する。
■更衣室
・原則的に使用禁止。使う場合は、換気と練習時間に時間差を設けることで3密を避ける。
・使用したウェアはビニール袋に入れて持ち帰る。
■トイレ
基本的に使用禁止。緊急な場合、除菌して使い除菌して出る。
■練習
・コートに入る前に体温を測定。体調が悪いと感じたら休む。
・コートに入る直前に、手指の消毒。練習を開始する前まではマスク着用。
・コート外の行動制限。3密を避け、ソーシャルディスタンスを保ち、必要なモノ以外は極力触らない。
・ボールにマーキング。必要な数だけのマイボール。マイボール以外は触らない。
・隣から入ってきたボールは手で触れずラケットと足を使って返す。
・チェンジコートは時計、もしくは反時計回り。
・休憩時には、施設のベンチは使用せずに、自分の持ち込んだ椅子かシートを使う。
・飲み物は、原則的に持ち込み。人の飲み物は飲まない。持ち込んだ飲み物は持ち帰る。
・握手、ハイタッチはなし。
■グループアクション
・グループレッスンの人数は一面3~4人。コーチを含む。
・コーチや関係者は、3密を避けソーシャルディスタンス徹底。マスク着用の義務付け、コート内外からの大声の声援やアドバイス禁止。
■練習後
・5分前行動で時間通りにコートを退場。次の利用者との交わりを避ける。
・ボールを拾う時に、手は使わない。
・ボールは、ビニール袋に入れて封をして持参者が持ち帰る。
・手指の消毒をして、コートを後にする
みんなのテニスの研究所さんは、このガイドラインについて
ガイドラインはそれぞれの地域の状況やフェーズに合わせて常に変化するものであるため、ガイドラインを全て守る必要はありません。ガイドラインを参考にした自分たちのルールを作り、安全にテニスを楽しんでください!
と言っています。
お住まいの自治体などの状況もあると思いますが、テニスプレー中だけでなく、プレー前後も含めて、安心安全策をみんなで取ることで、これからもテニスを楽しめるようにとの思いを感じました。
HEAD(ヘッド)の感染予防対策
スポーツメーカーのHEADさんは、テニス選手を起用したオンコートでの感染予防対策ガイド(SAFELY BACK ON COURT)をヘッド契約の選手たちによって伝えています。
HEADさんのホームページから、こちらのガイドをフリーでダウンロード可能です。
テニスコートでの感染予防対策
人と距離を保とう
サイドチェンジは別々に
ダブルスは控えてシングルスで
自分たちのボールのみ使用しよう
手の消毒を忘れずに
コート予約はオンラインで
シャワーは家に帰ってから
敬意は握手なしで
コートに戻る準備は抜かりなく、もちろんHEADで
これまでもお洒落なラケットのCMを作ってきたHEADさん、スマートな対策画像をフリーで提供ありがとうございます。
アフターコロナのテニス
ご紹介した様々な感染対策によって、これまでに近い形でのプレーはできるようになると思います。
テニスをプレーしている時だけでなく、コートへの交通、テニスのプレー中・前後の会話やコミュニケーション、更衣室やトイレの使用など、気をつけることで感染リスクを減らすことにつながります。
テニスは、もともと人との直接の接触があるスポーツではなく、人との間隔も取れている。
緊急事態解除後は、思いっきりテニスをしたいところですが、それでも安全にプレーするためにはこれまで通りというわけにはいきません。
アフターコロナのテニスは、これまでとは変わってくることでしょう。
今後も、状況や情報は日々変化しますので、もっと別な行動をした方が良いということも出てくると思います。
とはいえ、コロナウイルスの症状が出ていたり、発熱などの感染が疑われる症状、感染した人と濃厚接触をしていることがわかっている人はNGです。
住まいの感染状況によっては、感染によっての重症化のリスクが高い人もプレーについては慎重になる必要があるでしょう。
そして、今後はレッスンやテニス仲間との交流については、よりオンラインでのつながりが増えていくことでしょう。
たとえばレッスン。
これまではオンコートのみでの指導が、オンラインでのレッスンでも行われる。
マンツーマンで教わることが気軽にできたり、自分の気になることを重点的に教わることができる。
いつでも、どこでもプライベートレッスンが受けられる。
または、サロン的なコミュニティで、同じ志を持った仲間とつながる。
テニス文化の新しい形として、今後徐々に増えていくと思います。
テニスを愛する気持ち、テニスの仲間を愛する気持ちはコロナ後、かえって強くなっているのではないでしょうか?
これからもテニスがプレーできる環境をみんなで実現させましょう。