テニススクールとは、どういうところ?スクール選びの基本知識
大人の方が「テニスを始めたい」と思った場合、テニスサークルやグループの知合いなどがなければ、テニススクールからテニスを始めてみるパターンが一般的です。
テニスは、老若男女を問わずやれるスポーツであり、いくつからでも始めることができます。社会人になってから、テニススクールから始めたという方は多数いらっしゃいます。
テニススクールでは、基本となる技術を順序よく習得していけるので、自分で試行錯誤してプレーを覚えていくよりも早く技術が身につきます。
テニスを久々にやってみたいと思う経験者の方にとっても、「テニススクール」は自分のレベルに応じたクラスが用意されています。
また、上達するのはもちろん、新しい仲間が作れる楽しい場所です。
体を健康的に動かして仲間も作りたいという目的の方も沢山いらっしゃいます。
そうしたテニススクールとは、どういうところなのかについてお伝えします。
少ない時間を効率的に使って上達したいなら、「テニスライズ」の無料メルマガ登録!>>>>
この記事の目次
テニススクールとは、どういうところ?
テニススクールでは、指導者(テニススクールではコーチと言います)が、生徒のレベルに応じて指導してくれます。
テニススクールは、テニス専用コートやテニスボールなどの施設や備品が整っていて、レッスン時間内で多くの球数を打つことができます。
多くのスクールでは、週一回クラスを決めて(曜日、時間帯)定期的な受講を受ける形となっています。
一般的に、スクール内はレベルごとにクラス分けされており、一人ひとりの実力や経験を考慮した上で、それぞれのレベルに合ったクラスでレッスンを行っていきます。
スクールによって、そのレッスンのレベルが全く異なるため、ご自身の目で見て確認していただくのが一番良いでしょう。
また、現在テニスをしていて、もっと上手くなりたい、テニス仲間が欲しい!という方にとっても、これまでの経験やレベルに合わせたクラスがあるので、似たレベルの仲間とプレーしながらレベルアップしていくことができます。
どこのスクールも基本的には、マンツーマンではなく、グループレッスンになっています。
一週間ごとの時間割で、レベルごとのクラスとそれを受け持つコーチが決まっています。
この時間割は、レッスンスケジュールやタイムテーブルという名称となっています。実際にフロントで印刷物をもらうか、WEB上からで事前に確認しておくようにしましょう。
できれば、事前に時間割を確認
レッスンシステム
テニススクールのレッスンシステムがどのようになっているのかを説明していきます。
料金
テニススクールは、通常は入会金と月単位のレッスン料金を支払ってスクールに入会をした上でレッスン受講をします。
一般的に、週1回で月4回のレッスンが基本です。
テニススクールの料金の相場としては、おおよそ10,000円~15,000円の間となっています。
下記のような要素によっても1割程度価格が上下しますが、料金相場としてはこれくらいを目安にしてみてください。
例えば・・・
インドア>アウトドア
都心部>住宅地
土日>平日
大人>こども
この料金にクラスのレベルや少人数制などの要素が加わると、値段がアップする場合もあります。
多くの1レッスンの時間は、1回90分、もしくは80分です。
けれども、同じスクールでも1回あたりの時間が違うクラスを設けている場合もあります。(60分や120分)
比較をする際には、料金だけでなくレッスンの時間も考慮するようにしましょう。
入会金は、5,000~10,000円位です。
スクールによっては、春や秋に「入会キャンペーン」を行っていて、その期間内に入会の場合は、無料+特典つきとなることがあります。
「入会キャンペーン」については、こちらの記事をどうぞ
期間設定
スクールの多くは1カ月から3カ月を「1クール」とした期間設定をしていて、通常曜日ごとのクラス分けをしています。
多いのは、2カ月で8回や3カ月で12回のレッスン数でクールを設定しているところです。
1カ月で同じ曜日が5回あったりする場合は、1回休みとなり、月4回ずつとなることが多いようです。
そのため、2カ月や3カ月を1クールとしている場合はクールの始まり、終わりを把握しておかないと、中途での入会、退会となって、支払い料金が割高になってしまう場合もあるので注意が必要です。
特に、クールを設けずに毎月自動更新となるスクールもあります。
テニススクールでは、通常、生徒のテニスの技量によってクラス分けをしています。そのスクールによって呼び名が変わりますが、大体、初心者→初級→初中級→中級→中上級→上級などとなっています。
基本的にはダブルスのゲームを想定した技術を教わります。上達するにしたがって、コーチの認定などで上のクラスに進級していきます。
同じレベルの名前であっても、スクールによって技量レベルが異なったり、さらには同じスクールであっても、曜日や時間帯で技量レベルが異なる場合もあります。
レッスン内容
スクールレッスンは、大別するとジュニアを対象としたクラスと一般の大人を対象としたクラスがありますが、この記事では一般の成人向けのクラスについて説明いたします。
大体は、60~90分のレッスン時間を設定しています。
その時間内で準備体操から始まって、生徒同士のショートラリーやボレー対ボレーなどのアップをしてから、コーチからの球出し練習、ラリーなどの基本的な練習、月ごとのポイント練習などを行います。
試合ができるレベルのクラスでは、ゲーム形式の練習を行って締めとなるところが多いようです。
初心者向けには、ラケットの握り方から基本フォームなどを教わり、ラリーがつながる位まで。
それからレベルが上がるにつれて、ストロークラリーを中心に、サービス、ボレー、ネットプレー、ゲームの組み立てと必要なショット、試合の局面に応じたショットやテーマに応じたプレー、テクニックなどを学ぶようになっていきます。
レッスン内容は「ダブルス」ゲームのためのレッスンが基本となっています。
その他に、「シングルス」ゲームのためのクラスや「ショット別」「ゲーム」クラスなどを設けているスクールもあります。
また、グループレッスンが基本ですが、マンツーマンレッスンを希望すれば受講できるスクールもあります。
☆テニスが上手くなりたい方におすすめ↓
「テニスの学校」では、埼玉県川口市にテニススクール「テニススタジオ川口」を運営しています。
テニスの楽しさを体感してみませんか?
コートの種類
テニススクールには、屋根のある「インドアコート」と、屋根のない「アウトドアコート」があります。
近年、多くのスクールで全天候型の冷暖房完備のインドアコートが主流となってきています。
インドアコート (屋内) |
|
アウトドアコート (屋外) |
インドアコート
インドアコートの場合、基本的にレッスンが天候に左右されることはありません。
そのため、中止や休講がないので、アウトドアコートに比べてスケジュール管理がしやすいのが特徴です。
また、冷暖房設備が完備されたスクールでは、季節を問わず1年中快適な空間の中で練習できます。
インドアといっても、建物内にテニスコートがあるというタイプだけでなく、テニスコートの屋根だけがあるタイプや、壁の開閉ができるタイプなど様々です。
建物内のコートで、冷暖房設備がついておらず、風が通らないというところでは夏はサウナ状態ということも…。
屋根がついていて、壁が開閉できるようなところでは、直接の太陽光を受けない分涼しくなりますし、日焼けもせずに済みます。
屋根つきのオムニコート
画像 東大宮テニススクール
インドアコートは、レッスンが中止になることもまずないので振替期間が短かい設定となっていることが多いです。
また、都心部では、1クラスあたりの定員が多く設定されており、1面のコートに10~14名が入ってプレーするということも少なくないようです。
アウトドアコート
アウトドアコートの場合は、屋根などがないため解放感があります。
けれども、天候によるレッスンの中止などがあるため、不便な面があります。
そのためインドアコートのスクールに比べて、振替期間が長かったり、振替期間延長のサービスを行っているところもあるようです。
また、インドアコートに比べて、1クラスあたりの人数が少ないところが多いようです。
アウトドアコートは、試合に出ようと思っている方ならば、実際の試合が屋外で行われることがほとんどであるため、風やまぶしさ、ロブの高さなど本番の試合の感覚の中でプレーできるのでおススメです。
こんなところも…
インドア、アウトドアの両方を持っているテニススクールもあります。
また、開閉可能な屋根のテニスコートのあるスクールでは、春、秋などの季節のいい時はアウトドアコート、夏や冬はインドアコートというそれぞれのいいとこ取りといった使い方をしているところもあります。
画像 つくしのテニスカレッジ
サーフェス
テニスコートには、コート面の材質(サーフェス)の種類があります。
主なコートのサーフェスは、オムニ(砂入り人工芝)、カーペット、ハード、クレーコートです。
インドアの場合は、カーペットが多く、アウトドアの場合は、オムニやハードコートが多いです。
自分がテニススクール以外にも練習をしたり、試合に出るという場合は、できれば同じサーフェスを使用しているテニススールの方が同じ環境でプレーできるので良いでしょう。
また、テニスシューズは、サーフェスによって履き分けるものなので、同じコートの種類であれば、シューズは1足で済ませることができます。
テニスコートのサーフェスとコート別のシューズの選び方は、こちらの記事をどうぞ
テニススクールのタイプ
テニススクールといっても、色々なタイプがあります。
それぞれの特徴、特色があるので、まずはスクールのホームページをチェックしてみてください。
①チェーン店タイプ
|
都心部に多い形態です。 指導マニュアルに沿って、全店で共通した同じようなレッスン内容を教えます。 初心者から中級者クラスが中心となっていて、大手の店では1,000名以上の生徒がいるところもあります。 生徒への接客に力を入れているので、お客さんの満足度を大切にしています。 マニュアルに沿ったレッスンを行うようにしているため、どのクラスを受けても安定したレッスンを受けることができます。
有名コーチが直接教えてくれたり、有名選手がイベント時に教えてくれる機会があったりします。
また、テニスグッズの販売促進にも力を入れています。ウエアやシューズを安く買えたり、ガットの張替えをしてもらうこともできます。
天候に左右されない冷暖房完備のインドアコート、駐車場・駐輪場、託児所などが付帯していることも多く、運営に関してのソフト面では、多様なプログラムや早朝、深夜などの幅広い営業時間の対応によって、顧客ニーズに柔軟に対応できるようになっています。 転勤族の方などは、違う土地に行っても、全国チェーンの店舗であれば同じような環境で通うことができて便利です。
関東、関西、九州、中国地方に展開 タイ国バンコクにも。 東京、神奈川、千葉に展開 中部地方を中心に近畿地方、関東、北海道、沖縄に展開 中部、関東地方に展開 兵庫、京都、大坂、奈良、埼玉、愛媛に展開 東京、神奈川、埼玉、大坂に展開 東京、神奈川、埼玉に展開 |
②スポーツクラブタイプ
|
スポーツクラブと一緒になっているので、他のフィットネスやスイミング、ゴルフも一緒にやりたい人、テニスのために身体全体の運動能力向上をはかる人には便利です。 テニスのレッスン後にゆったり大きなお風呂に入ることもできますし、更衣室や休憩スペースなども広く作られています。 他の点は、チェーン店タイプと似たような環境ですが、学生コーチの割合が低くなりコーチのレベルは高めです。 |
③地域密着タイプ
|
地域密着型で、単独店もしくは数店舗を展開します。 小~中規模のスクールで地方に多いタイプです。 テニスクラブも併設させているようなところならば、クラブ利用とスクール利用との会員割引が用意されていて、双方利用する人にはメリットがあります。 |
④家族経営タイプ
|
地方に多いタイプです。 地主でもあるオーナーが、家族や数人のスタッフとともにスクール運営をする小規模のところがほとんどです。 |
⑤公共施設タイプ
|
公共施設のテニスコートを民間の事業者に委託して、スクールを開講するタイプ。 レッスン専用コートというのではなく、公共のレンタルコートを時間帯によって、委託事業者がレッスンに使用するという形をとります。 大きい公園内にある場合は、駐車場スペースが広いのが魅力です。 |
テニススクールを探しているのならば、こちらの記事も参考にどうぞ
まとめ
いくつになっても始められる
いつからでも始められるのがテニスです。
テニスを始めるときに、気軽に始めやすいのが「テニススクール」の利用です。
最初は、ラケット、シューズは借りて始めることもできますので、まずはテニスを楽しんでみてください。
テニススクールは、それぞれ個性があるので、自分に合うところを見つけて利用するようにしましょう。