デビスカップダブルスで活躍の内山靖崇「慶應チャレンジャーシングルス」優勝!【動画有】
内山靖崇(うちやま やすたか)
プロフィール
名前
|
内山 靖崇(うちやま やすたか)
|
ATPランキング
(2019.1.14現在)
|
シングルス162位、ダブルス181位
|
国籍
|
日本
|
出身地
|
北海道札幌市
|
生年月日
|
1992年8月5日
|
年齢
|
32歳
|
プロ転向年
|
2011年
|
利き腕
|
右
|
バックハンド
|
両手
|
身長
|
183 ㎝
|
体重
|
75 ㎏
|
使用ラケット
|
Wilson BLADE98 16/19
|
使用ガット ※
|
縦 ルキシロン アルパワー
横 ウィルソン ナチュラルのハイブリッド
|
使用シューズ
|
アディダス 28.5 cm
|
使用ウエア
|
アディダス
|
公式サイト(Facebookはログインしていないと見れません)
|
※使用ガットのテンションは縦54、横52でこのガットは内山選手いわく、「打球感が柔らかく、スピンをかけやすい」そうです。
楽天ジャパンオープン2017 ダブルス決勝ハイライト
☆テニスが上手くなりたいあなたにおすすめ↓
主な戦績
2010年4月 「筑波大学MEIKEIオープン」F4 シングルスで優勝
2010年10月 「世界スーパージュニアテニス選手権大会」 シングルスで優勝、マテ パビッチ(クロアチア)選手とのダブルスで優勝
2011年5月 「イタリアF10フューチャーズ」 ラドゥ アルボット(モルドバ)選手とのダブルスで優勝
2011年10月 「オーストラリアF10フューチャーズ」 シングルスで優勝
2012年2月 「ドイツF4フューチャーズ」 守屋宏紀選手とのダブルスで優勝
2012年3月 「亜細亜大学国際オープンテニス」F1 シングルスで優勝
2012年4月 「筑波大学MEIKEIオープン」F4 シングルスで優勝
2012年6月 「昭和の森オープン」F6 田川翔太選手とのダブルスで優勝
2013年1月 「トルコフューチャーズ」F1 小ノ澤新選手とのダブルスで優勝
2013年4月 「中国フューチャーズ」F3 守屋宏紀選手とのダブルスで優勝
2013年6月 「グアムフューチャーズ」F1 佐藤文平選手とのダブルスで優勝
2013年11月 「タイフューチャーズ」F4 シングルスで優勝。
2014年1月 「マウイ・チャレンジャー」 デニス クドラ(アメリカ)選手とのダブルスで優勝 ATPチャレンジャーツアーでのダブルス初優勝
2014年6月 「札幌フューチャーズ」F8 鈴木貴男選手とのダブルスで優勝
2014年11月 「ダンロップワールドチャレンジテニストーナメント」 松井俊英選手とのダブルスで優勝
2015年4月 「筑波大学MEIKEIオープン」F4 シングルスで優勝
2015年6月 「ブルガリアフューチャーズ」F2 シングルスで優勝
2015年6月 「札幌フューチャーズ」F8 シングルスで優勝
2015年11月 「全日本テニス選手権」 シングルスで優勝
2016年6月 「軽井沢フューチャーズ」F6 アンドリュー ウィッティントン(オーストラリア)とのダブルスで優勝
2017年2月 「島津全日本室内テニス選手権大会」 シングルスで優勝 ATPチャレンジャーツアーでシングルス初優勝
2017年10月 「楽天ジャパンオープン」に主催者推薦で本戦に単複出場 シングルスは、ATPツアー大会初勝利。 フランコ スクゴル(クロアチア)に6―3、3―6、6―1 第2セット3-3で右かかとを痛めるもフルセットの末、勝利をつかむ。2回戦は、第1シードのマリン チリッチ(クロアチア)に3-6、4-6で敗退。
ダブルスは、マクラクラン ベン選手とのペアで優勝。
F1,F4,F10とは同一国で同年に開催されるフューチャーズの1,4,10番目の大会です。
(男子ツアーの構造)
シングルスもダブルスもほぼ右肩上がりに順調に上昇しているようですが、実はそうではありません。
ダブルスのランキングは、楽天ジャパンオープン前と後のランキングで494位が133位へと急上昇しました。
2017年も4月に「恥骨の疲労骨折」一歩前となり、約1か月よぎなく休養するなどがあったのち、トレーニングをし直して大会に出場できるまでに回復。大活躍した楽天ジャパンオープンでも、かかとを痛め、それによって併発した箇所の痛みもあるのでリハビリとトレーニングをしたのち、アジアや日本のチャレンジャーに挑戦予定となっています。
10月の楽天ジャパンオープン(ATP500)大会前の9月には、ブラジルとのデビスカップ戦にも同じマクラクラン ベン選手と日本代表として戦っています。
マクラクラン ベン(勉)選手については、こちらの記事を参考にしてください。
内山選手はダブルスの評価が高くデビスカップの日本代表に何回も選ばれています。回数が多いので表にまとめました。
デビスカップの戦績
シングルスでよりも、ダブルスでの起用が多く、7人もの選手とのペアを組んでいます。
※デッドラバーについて デビスカップでは、試合のことを英語でラバー(rubber)といい、両国の勝敗が決まるまでの試合をlive rubber、勝敗が決まってからの消化試合をdead rubberと言います。ライブラバーは、5セットマッチ、デットラバーは、3セットマッチです。 第3試合で勝敗が決まると、あと2試合行われます。 第4試合で勝敗が決まったときは、第4試合が3-0の場合は第5試合を行いますが、第4試合が4セット以上の場合は両国の合意がないと、行いません。 |
2018年2月のイタリア戦の内山選手の感想(うっちーBLOGより抜粋)
ファースト、サード、フォースセットでは僕らがブレークアップ出来るチャンスもありました。
その度に相手に落ち着いてプレーされ、僕らは少し勝負を急いでしまったかなという気がします…でも勝負をしている以上、たとえ積極性がアダとなっても、その時にそれがベストだと思った選択をしているので、それを経験にするしかないです!
僕らには上達出来る余地はたくさんあるので、まだまだ強くなれると思います。
グランドスラムの戦績
本戦の出場はまだありません。
(戦績追記1)
添田選手とのペアでチャレンジャー準優勝
「島津全日本室内テニス選手権大会2018」(京都、カーペット、ATPチャレンジャー)ダブルス準優勝(2018年2月24日)
添田豪選手とのペアで、ノーシードから勝ち上がったが、決勝でL サビル/J トンプソン(ともにオーストリア)に6-3 5-7 10-6で敗れ準優勝。
(戦績追記2)
「慶應チャレンジャー国際トーナメント2018」(横浜、ハード、ATPチャレンジャー)シングルス優勝((2018年3月4日)ATPチャレンジャーツアーでシングルス2勝目
ノーシードから勝ち上がり、決勝で伊東竜馬選手に2-6 6-3 6-4として優勝。
経歴
7歳からテニスを始め、中学から錦織圭選手と同じIMGニックボロテリーテニスアカデミーに留学。
2010年から拠点を日本に移す。2011年プロに転向。
2013年デビスカップインドネシア戦でデビスカップ日本代表デビュー。
2017年マクラクラン選手とペアを組みデビスカップに出場し、世界ランキング上位のブラジルペア マルセロ メロ、ブルノ ソアレス組に6-7、4-6、2-6で敗れたが内山選手は、「ストレートで負けてしまいましたが、良いプレーもありましたし、ベンとペアだったからこそ得られた課題もあるので、非常に良い経験になりました。」と手応えを口にした。
マクラクラン選手とは、13歳の頃からの知り合い。14歳以下の国別対抗戦「ワールドジュニア」に内山選手が日本代表、マクラクラン選手がニュージーランド代表として出場。
18歳の時には、「全米オープンジュニア」のダブルスにペアとして出場。
2017年 デビスカップ ブラジル戦の代表選手と岩淵監督
同年10月に開催された「楽天ジャパン・オープン」では、大会の主催者推薦でマクラクラン選手とのダブルスで出場。
同年の全米オープン優勝ペアを準々決勝で破り、さらに2017年、2016年の全豪、全米優勝ペアを下し日本人同士のペアとしては12年ぶりとなる優勝を果たす。
この勝利により、直後に発表されたダブルスランキングで、内山選手は361位アップの133位に、マクラクラン選手は51位アップし80位へと共に自己最高位となった。
楽天ジャパンオープン決勝
プレースタイル
内山選手は身長183cmを生かしたフォアハンドとサーブが武器で、ボレーもうまく、オールラウンドなプレイヤーですが、それに加え「ベースラインから下がらないプレーに挑戦し続けている。」と語っています。
下がらないプレーが身につき始めると気持ちも前向きになり、メンタルが強化されたようです。
内山選手はシングルスでは「自分らしさを出すこと」、ダブルスでは「ペアの選手の良さを引き出すこと」を考えているそうです。
今後について
内山選手は、自身のブログで次のように語っています。
何度かダブルス中心にツアーを回らないのかということを聞かれたこともありますが、はっきり言ってその気持ちは今は全くありません。
今回もダブルスプレーヤーのベンとシングルスプレーヤーの僕のプレースタイルが噛み合ったから乗り切れたシーンもありましたし、それがペアとしてのプレーの幅を広げることにも繋がると思います。
今年はデ杯を除けば楽天ジャパンオープンが4大会目のダブルス出場だったので、もちろんそこは今後、出場試合数を増やしていくつもりです。
2017年10月14日
出典:うっちーBLOG
(追記)
2017年11月11日「2017兵庫ノアチャレンジャー(神戸/ハード)」に、マクラクラン ベン選手とのダブルスで第4シードのネドゥンチェリヤン(インド)/ C・ルンカット(インドネシア)組を4-6、6-3からファイナルセットでスーパータイブレーク10-8として逆転で優勝した。