女子テニス界きってのパワーテニスで数々の記録を塗り替えてきたセリーナ ウィリアムズ。出産の翌年2018年にウィンブルドン準優勝となり、さらに全米オープンでも準優勝と元女王の見事な復活を印象づけました。36歳(2018年8月現在)にして衰えを知らないセリーナ。そのテニスに隠されたパワーの秘密を動画から探ってみました。
セリーナは、力強いサーブと素早いテイクバックからカウンター気味に返すショットで相手を翻弄するプレーが特徴です。
女王「セリーナ」のパワーの秘密
サーブ
セリーナの最大の武器は、なんといっても男子顔負けの高速サーブ。ノータッチエース、サービスエースを頻繁に取り、相手を圧倒。ポイントを奪います。サーブでポイントを取れる数少ない女子選手です。
この動画では、セリーナのサーブを細かく分析しています。
時速200km近いスピードは、リターナーの判断する時間を奪いリターナーは、スピン量やコースを読みながら、サービスエリアの幅いっぱいをカバーしなければなりません。メジャーリーガーのバッターと同じように、速いボールへの素早い反応が要求されます。
そして、フォア、バックのどちらのサイドから打っても、ラケットとボールのコンタクトポイントが変わらないことも、安定したサーブを打てるカギになっています。
Serena’s Serve
こちらは、サーブを打つところをスローモーションで真横から捉えた映像です。
注目したいのは、トスを上げながらラケットを持つ右側の肩甲骨をグッと後ろに引いていること。0:12あたりで止めてみると、かなり右肩を引いていることがわかります。そこからラケットダウンをして、ネットに対して真横の体勢から前を向きながらラケットを振りあげています。
この流れがあるからこそ、しっかりと身体(背中)を使って打つことができるのです。パワーのあるセリ―ナですが、決して腕力だけで打っていないことがわかります。
もうひとつのポイントは、トスを上げた左腕と入れ替えるように、右腕を振りあげています。入れ替えることで、右腕の推進力が得られます。
Serena Williams in Super Slow Motion | Serve #1 | Western & Southern Open 2014
リターン
こちらは、リターン練習の動画です。
相手のサーブをいち早く返すために、ベースラインの中に踏み込んで打っています。
下がって打つよりも時間がないので、軽くスプリットステップを踏み(跳ぶと言うより軽く反応する程度)ほぼ同時に素早くラケットを引いています。
セリーナの特徴として、素早いテイクバックと構える位置が前であることがあげられます。
ボールに対する素早い反応速度を持っているからこそのプレーです。
1:01辺りからスローモーションで見られます。
Serena Williams serve return practice way inside the baseline – Slow motion
練習風景
ふだんの練習風景です。
最初はネット前でボールの感触を確かめるように軽く打ち、次にベースラインからノ―バウンドで打っています(1:04辺りから)。ベースラインからの、いわゆるドライブボレーですが、これは高い打点でボールを捉える練習です。そして、ワンバウンドのボールを打つ練習へ。ここまでは、すべて手出しのボールです。手出しのボールでウォーミングアップをしてから、通常のラリー練習が始まっています。
SERENA WILLIAMS • WIMBLEDON CHAMPION • DRILLS & COMPLETE TRAINING SESSION
子どもたちへのレッスン
最後に、おまけとしてセリーナがもし子どもたちがレッスンをしているところに現れたら…という動画です。
大きな眼鏡と帽子のサマー先生が子どもたちの練習にいきなり参入し、レッスンを開始!?生徒に「勝ちたかったらスピンをかけなさい!」と教えています。
セレナ・ウイリアムズ サマー先生のスピンレッスン編
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