テニスをするべき10の理由(テニスの魅力、良さ、効果)
テニスは、何歳からでもスタートができ、長く続けられるスポーツです。
小さなお子さんから80代位の方まで幅広い年齢層の方が楽しんでプレーされており、テニスは、よく「生涯スポーツ」と言われています。
そうしたテニスについて「身体や精神の健康(ウエルネス)にプラスの効果があるスポーツである」というアメリカの専門チームの研究結果が発表されました。
そこで発表された「テニスをすべき10 の理由」を紹介します。
さらに、テニスの持つほかのスポーツにはない魅力的な特徴をお伝えします。
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この記事の目次
テニスをすることで得られる10の効果
テニスをすることで、いくつもの効果があるとご存じでしたでしょうか?
アメリカ合衆国のテニス事業協会(TIA)がウエブサイト(playtennis.com)で2017年に公開 した 「テニスの効用 トップ10」に関する内容について、こちらでお伝えします。
こちらの内容は、米国において主導的立場にある医師、スポーツメディ カル専門家から構成されるテニスの健康タスクチーム「Tennis Health & Wellness Task Force」が、まとめた健康、ウェルネス、長寿に関してテニスが果たす効用についてのレポートが元になっています。 |
身体へのメリット
◎『痩せる』
シングルス1ゲームの消費カロリーが580~870カロリーである。
◎『長生きできる』
週に3時間のテニスによって、心臓疾患のリスクが56%低減される。
さらに、詳しくはJTIA(日本テニス事業協会)の「アメリカTIAニュース」によると
オックスフォード大の最近の実証研究として、80,000人以上に対する9年間の追跡調査を紹介している。それによれば、水泳、エアロビクス、サイクリ ングなどおよそすべてのスポーツ種目の中でテニスに代表されるラケットスポーツは最も死亡率が低くなったとされた。特に心臓血管系の病気死亡リスクは、ラケットスポーツによって 56%低減すると証明されている。
◎『心臓・筋肉・骨が強くなる』
他のスポーツに比べ、テニスをする人は 心臓血管系の罹患率(りかんりつ)が低い。
◎『ハンド・アイ・コーディネーション向上』
テニスを行うことで敏捷性(びんしょうせい)、バランス、コーディネーション、反応時間が向上する。
※ハンド・アイ・コーディネーション(Hand-eye-cordination)とは、視覚で得た情報からアクションに移すまでの脳神経のプロセスをさします。 なじみのない言葉ですが「手と目の協調関係」と和訳されていることが多いです。 |
頭脳、精神へのメリット
◎『ストレスを軽減する』
・テニスはメンタル面、社交的側面においても大いにメリットがある。
・身体的・メンタル的なチャレンジで、 ストレス耐性がアップする。
◎『脳力を高める』
・戦略的なプレーは脳を活性化させる。
・テニスをやる子は成績が向上する。
◎『問題解決力の強化』
幾何学や物理学を駆使したコース戦略は、様々な面で活用できる。
生涯にわたってのメリット
◎『家族や友達と楽しめる』
年齢を問わず、気軽な準備で多くの人と楽しめる。
◎『チームワークやスポーツマン シップの向上』
ダブルスや団体戦を通じてコミュニケーション能力がアップする。
◎『ソーシャルスキルの向上』
テニスを行うことでより明るく、よりポジティブ思考になる。
アメリカの推奨スポーツ第一位が「テニス」!
2016年4月、「全米身体活動計画」(National Physical Activity Plan)が推奨するスポーツとして、テニスが第1位となりました!
アメリカは、スポーツ活動が盛んな国ですが、そのアメリカでは、連邦政府機関からの「スポーツ基本計画」は存在しません。
国レベルの健康に関する指針としては、「全米身体活動計画」から出される「アメリカのための全米身体活動計画」などです。
「全米身体活動計画」が、テニスを推奨することとなったのは、前にご紹介した「Tennis Health & Wellness Task Force」のレポートの影響によるものでした。
そのレポートを作成したのは、テニス業界における健康アドバイザーとして著名なJack Groppel博士により率いられた専門家チームで、テニス業界の大きな支援を受けて活動しています。
Jack Groppel博士は、「テニスは長年にわたって生涯スポーツとしての地位を確立してきた。さらに世界的に有名な様々な科学者が明らかにしているように、テニスはあらゆる年代層において最も理想的なスポーツであると言える」と言っています。
そのレポートをアメリカ合衆国のテニス事業協会(TIA)がウエブサイトで2017年に公開した 「テニスの効用トップ10」に関する内容をもとに、公益社団法人「日本テニス事業協会(JTIA)」が日本語版を発表したものをこちらの記事ではご紹介しました
スポーツ先進国であり、ウエルネス(自分の健康は、自分で守る)の考えが浸透しているアメリカ。
自分自身に合ったライフスタイルで「テニス」によるウエルネスという生涯にわたる豊かな健康を目指しているということなのでしょう。
日本でも、「テニス」による健康を目指す人が増えて欲しいと思います。
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テニスのほかのスポーツにない特徴
アメリカの研究で、テニスが推奨されるスポーツとして多くの効果があることがわかりました。
もう少し、詳しく見ていくことにしましょう。
8つの特徴 1. 運動強度が個々人で合わせやすい 2. 少ない人数(スクールなら一人)でできる 3. 全身を使った運動で体のバランスが良くなる 4. 心肺機能が向上する 5. 脳を活性化させる 6. ボールを打つ気持ちよさでストレス解消 7. けがをする割合が少ない 8. 世界共通スポーツだからテニスで異文化交流 |
1.運動強度が個々人で合わせやすい
テニスは幅広い年代の方が楽しまれてますが、プレーの質やスタイルによって自分に合わせた無理のない運動ができます。
そうしたことから、お子様からお年を召した方でも長く楽しむことができます
2.少ない人数(スクールなら一人)でできる
スポーツをやっていて楽しいのは、相手とゲームをすることではないでしょうか?
サッカーや野球、バレーボールは、11人、9人、6人などまとまったチームができないとゲームを楽しむことができません。
その点テニスは、シングルスは1人、ダブルスはペアで2人と少ない人数で楽しむことができます。
そうは言っても、テニスコートや仲間を確保していないとプレーができないのですが、テニススクールに通えば、自分一人だけで出かけても、その時間の仲間とプレーやゲームを楽しむことができます。
「テニスの学校」では、埼玉県川口市にテニススクール「テニススタジオ川口」を運営しています。
テニスの楽しさを体感してみませんか?
テニススクールに行ったことがないけれど興味があるという方は、こちらをどうぞ
3.全身を使った運動で体のバランスが良くなる
テニスは全身を使ったスポーツです
ゴルフや野球などと同じく利き腕を使ったスポーツですが、フォアハンドとバックハンドというように体の両側を使ってプレーしますので、バランスの良い運動ができます。
4.心肺機能が向上する
テニスは、運動強度が調整しやすいスポーツです。
ハードにプレーをする方は、ラリーのスピードを上げることによって「スイング&ラン&ストップ」の連続となり、いわゆる「インターバルトレーニング」の効果が得られ、心肺機能が強化されます。
5.脳を活性化させる
テニスは、脳を活性化するスポーツでもあります。
テニスプレー中は「ボールや相手を見る」→「状況を判断返球方法を考える」→「ジャンプ、ボールを追って打ちやすいところに動く」→「スイングして自分のボールを確認、相手への効果の度合いを予測する」という流れで体を動かします。
この動きが、脳の活性化にとても有効なのです。
相手に打たれるときの予測や反応、そして実際に動いて返球方法のひらめきというプレー中の思考により頭の回転も速くなります。
6.ボールを打つ気持ちよさでストレス解消
テニスを続けていらっしゃる方に「何が気持ちいいですか!?」とお聞きすると、「ボールをしっかり打てた時が気持ちいい」と言う方が多くいらっしゃいます。
ラケットの真ん中に自分の思い通りにスイングできて相手コートにしっかりと入るときは、何事にも代えがたい快感が得られるのです。
7.けがをする割合が少ない
テニスは、ほかのコンタクトスポーツといわれてる武道やサッカー(肩を当ててもOK足元は蹴られる可能性)、野球(ボールが固い、スライデイングやタックルなど骨折の可能性)などと違い、ネットを挟んでプレーをしますから、対戦相手と接触することはありません。
ボールに関しても急所などに当たればケガをする危険性があります。
ですが、一般レベルのボールスピードであればボールが当たっても大けがをすることは少なく、運動前の準備体操やストレッチなどをきちんと行うことで、足首の捻挫や肉離れ、腱断裂なども予防できます。
8.世界共通スポーツだからテニスで異文化交流
テニスは、全世界すべて同じルールでプレーできます。
コートサイズやラケット、ボールの規格や打ち方も同じです。
あなたがもし外国に行っても、すぐにコミュニケーションが取れるすごいスポーツなのです。
昔から欧米ではテニスをビジネスや家族ぐるみのコミュニケーションの一つとして盛んに行っています。あなたのコミュニケーション能力の幅がまた広がるはすです。
テニスの注意点
いいところばかりを挙げましたが、そんなテニスでも注意して欲しいことがあります。
テニスの魅力にはまって、「テニスやり過ぎ症候群」という方も多いのです。
そうした方々が「スポーツ障害」を抱えてしまうということも珍しくありません。
運動強度が高く全身を使うテニスは、傷害の箇所が肩、肘、手首、腰、膝と広範囲です。
テニスは、ラケットを使用し、サーブ、スマッシュ、ボレーなどの動きを行うことによってボールをコントロールするスポーツです。
テニスのラケットの重量(250~350g)に加え、ボールの威力もあるため、誤ったフォームや筋力不足が肩や肘の傷害を引き起こします。
【障害を起こさないためには】
そうした傷害を起こさないためにも、ボールを打つ位置や、手首と肘の使い方など正しいフォームを十分に習得することが大切です。
またテニスをする前後には、ウォーミングアップ、ストレッチを行うことも傷害予防には必要不可欠です。
他にも、筋力バランスが悪かったりすると、さらに傷害発生の確率は高くなります。筋力バランスが偏らないように気をつけましょう。
ハードにテニスを行う方は、テニスコートでのプレーに加えて、筋力トレーニングを行うことが大切です。
テニスやりすぎの「中毒者」となっている方はこちらをどうぞ
まとめ
健康を維持することは大切ですが、夢中になれるスポーツであれば楽しみながら健康になれます♪
身体的にも精神的にも多くの利点があり、健康を維持することに役立つテニス。
しかも、小さな子どもから80台位の年齢層までと幅広い年齢の方がやれる「生涯スポーツ」であるテニス。
「テニスがない人生なんて」と思えるだけの魅力のあるスポーツです。
傷害を起こさないように、身体をケアしながらテニスを長く楽しんでください。