硬式テニス ラケットグリップサイズの決め方
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今回は、硬式テニスのラケットグリップサイズの決め方や手のサイズの測り方についてお伝えします。
プレー中にこんなお悩みはありませんか?
- ストロークをよく打ち損じてしまう
- ネットプレーがうまくいかない
- 腕が疲れやすい
これらの悩みはグリップが関係しているかもしれません。
自分にあったグリップサイズで、プレ―ができればスキルの課題は改善される可能性が高いのです。
適切なグリップの重要さや、具体的な改善策についてご説明していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
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この記事の目次
テニスラケットのグリップ 主なサイズは?
日本で販売されているグリップのサイズ
日本で通常販売されているテニスラケットのグリップは、ほとんどが1~3までのグリップサイズで製造されています。
4以上となると、店頭での取り扱いは少なく、発注する必要がある場合が大半です。
とはいえ、海外では8サイズまでが販売されています。
日本人の平均的なグリップサイズが、
- 女性の場合は、1~2
- 男性の場合は、2~3
が一般的です。
グリップサイズの数字の意味
グリップのサイズは、グリップの外周を指すものです。
このグリップサイズの「1、2、3、4」といった数字は何から来ているのでしょうか?
グリップのサイズは、外周4インチ=グリップ0です。
4インチは、約101.6mmです。
グリップサイズとグリップの外周の関係は、以下のようになります。
日本の表記と海外表記の場合で異なる表記をしています。
グリップサイズ | ||||
日本表記 | G1 | G2 | G3 | G4 |
海外表記 | 4 1/8 | 4 1/4 | 4 3/8 | 4 1/2 |
4 2/8 | 4 4/8 | |||
mm(約) | 105 | 108 | 111 | 114 |
海外表記の1/8インチ長くなるにつれて、1サイズずつサイズが上がっていきます。
日本の表記の「2」とか「3」は、「4インチ + 8分の2インチ」とか「4インチ + 8分の3インチ」というのは、サイズ表示の最後のところなのです。
最後の分数部分の分子の値で、グリップサイズには「1」から「8」までの数字があります。
基本的な調整の仕方は、太い、握りにくいと感じたらグリップサイズを下げていくといった形。
オーバーグリップを巻くと、ちょうど1サイズ上がるようになります。
(グリップテープの厚みは約0.5mmあるので、1巻きすると3mmくらい外周が伸びます。)
グリップ選びは、ラケットを購入するタイミングで、グリップサイズを確認するところから始まっているのです。
表記の仕方はメーカーによって異なりますが、ラケットのグリップエンド部分かスロート部分に分数表記または数字が表記されていると思います。
これから購入する方は、意識してみてください。
グリップテープの巻き方について知りたい方はこちらをどうぞ
グリップ適正サイズを知るための手の測り方
けれど、自分に合ったグリップといわれても、初めは分からないかと思います。
分かりやすくご説明します。
目安としては、グリップを握った際に、
一般的には、グリップを握った時に、親指の付け根と中指、薬指の間に指が一本入るくらいが適切なグリップサイズです。
その距離としては、8㎜∼1㎝未満が理想です。
自分に合ったグリップを見つけるのは意外と難しく、単に手が大きい、小さいでは決まりません。
手の厚さや、指の長さなど人それぞれに様々なパターンがあります。
自分に合わないグリップサイズは、腕に余計な負荷が掛かります。
そのため、こだわりを持つべきポイントともいえます。
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どの太さがいいの?
初心者は、ラケットが振った時に手首がスイングすることで持っていかれてしまうことで、ラケットがぐらついてしまいます。
そのため、少し手のサイズに合わせるよりも少し太めにしてラケットが暴れないようにしてみましょう。
あまり太めであると、握っている時に力が入らないということもあります。
特に、小さい手の方はしっかり握れていないと握りが甘くなってしまうかもしれません。
最初は、細すぎないグリップで様子を見ていくようにしてくだい。
初心者の方は、まずは自分の手のサイズを測ってみて適正とされているサイズのもの、もしくはその一つ上のサイズのグリップを試してみてください。
では、グリップの太さによって、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
太めのグリップと細めのグリップ、そして適性サイズのグリップ。
それぞれご説明していきます。
太めのグリップや細めのグリップにはそれぞれに特徴があり、メリット・デメリットが存在します。
そのため自分のプレーに合っていないと、ただ扱いづらいグリップであり、ラケットとなってしまいます。
まずは先にお話したように、適切なグリップサイズに合わせ、練習をしましょう。
太め、細めのグリップのメリット、デメリット
では、太めのグリップと細めのグリップに隠された、メリットとデメリットを解説します。
中上級者向けのアレンジになってくると思います。
太めのグリップのメリットとデメリット
太めのグリップの良さは、ラケットが手の中で回りにくい。
ボールを打ちそこなった時に、手の中でグリップが回転してしまい、面がブレてしまうことがありますよね。
そうした時にも、それほど大きくブレずにすむことができます。
太めのグリップは、しっかりと握ることができるため、ブレを抑えやすいのです。
そのため、ボレーは安定しやすくなります。
デメリットは、しっかり安定した握り方ができる半面、タッチ系のショットは打ちづらいところがあります。
細めのグリップのメリットとデメリット
細めのグリップは、とっさのグリップチェンジはしやすいです。
遠いボールのボールを打つボレーやスライスを打ちやすくなります。
デメリットは、細いグリップだとラケットヘッドが出過ぎてしまい、振るつもりのないボレーで振ってしまうということもあります。
その反面、振っていきやすいのでストローク、サーブ、スマッシュなどの振っていくスイングはしやすくなります。
先にもお話しましたが、グリップサイズはプレースタイルによって変えることをおススメします。
ここで、改めてまとめておきます。
適正サイズのグリップ
適性サイズのグリップは、以下のような方におススメです。
- 初心者の方
- オールラウンダーの方
- プレースタイルに縛られたくない方
初心者など、これからスキルを身に着けていくという方は、適正サイズのグリップをおススメします。
初めのうちから癖がついてしまうと、今後のプレーの幅を狭めてしまう可能性があります。
また、オールラウンダーの方も、グリップチェンジのしやすさ、面ブレの少なさを考慮すると適正サイズのグリップがおススメです。
太めのグリップ
太めのグリップは、以下のような方におススメです。
- 面ブレの多い方
- ストロークでの展開が好きなストローカーの方
ストローカーでも、フラットのボールでストロークをメインのプレーを好む人におススメです。
しっかりと握ることができるため、手首のブレが少なく力強いショットが打ちやすくなります。
細めのグリップ
細めのグリップは、以下のような方におススメです。
細めのグリップは、ヘッドを走らせて打ちやすいので、タッチプレーに向いています。
- タッチ系のネットプレーヤー
- ストロークでの展開が好きなストローカーの方
ストローカーでも、ラケットヘッドを走らせて打つようなスピンやスライスでストロークを好む人におススメです。
グリップの握り方について知りたい方は、こちらをどうぞ
まとめ
グリップの持つ重要性を感じていただくことはできたでしょうか?
グリップにこだわると、プレーの精度が安定するだけでなく、現在のプレースタイルを確立できる可能性もあります。
初心者の方は、まずは適正サイズのグリップでの練習をおススメします。
その後、ご自身の得意なプレースタイルが見えてきたら、グリップサイズの変更を試してみても良いかと思います。
現在、スキルの伸び悩みや不安定さに悩んでいる方は、グリップサイズを見直してみてはいかがでしょうか。
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