2017年6月30日(Fri)
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テニスの試合の「デフォ」とは?(紛らわしい不戦勝、色々)
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デフォは和製英語で、英語のデフォルト(default)を省略したものです。
一般的には、コンピューター用語の初期設定を意味するデフォルトの方がよく使われているでしょうか?
もともとの意味は不出場や不履行で、スポーツでは競技への不参加,不出場;棄権を意味します。テニスでも同様に使われています。
デフォ自体が和製英語なのですが、さらに「デホ」という言い方をする方もいます。フォというのが言いにくいからでしょうか?
使い方
「相手がデフォで勝つことができた」というような言い方をします。
■活用例
相手がデフォとなって勝ったら…「デフォ勝ち」
試合途中で棄権すること…「デフォる」
デフォ勝ち(不戦勝)の種類
デフォは、試合結果の記述では「DEF」になります。
以前は、不戦勝となるものはすべてデフォとしていました。「活用例」もその時のデフォの意味合いで現在も使われていますが、現在は原因によって3つの違う表記となりました。正しく使い分けられるように覚えましょう。
ドロー表の表記
表記 | 用語 | どのような場合か |
DEF | Default | 試合前、試合中に相手がルール違反やペナルティなどにより失格した場合 |
RET | Retired | 相手が体力の消耗やケガなどにより試合の続行ができなくなった場合 |
W.O、WO、W/O |
Walk Over |
試合時間に遅刻して失格となった場合や、出場辞退などで棄権した場合。対戦する両選手が試合に現れなかった場合はドロー表の勝者欄は空欄となる。 |
コートカバーに足が引っかかって捻挫し、途中棄権となったゴファン選手
画像 テニスのある日々
ほかの似た用語
NoShow(ノーショウ)
予選のサインや試合の時に決められた時間に現れなかったことを意味し、ドロー表に結果としては表記しない。
BYE(バイ)
トーナメントの出場者が奇数の場合などで1回戦で対戦相手がいないプレーヤーが出てくる。この組み合わせ上で相手がいなくて不戦勝となることをBYEという。
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