テニス 知っているようで知らない ノーアド!
テニスの試合で時間短縮になる「ノーアドバンテージ(ノーアド)方式」で行うことも多いと思います。
その「ノーアドバンテージ(ノーアド)方式」について、意外と細かい部分はわかっていなかったり、知らないこともあるのでは!?
試合中にいやな雰囲気にならないためにルールをご紹介します。
少ない時間を効率的に使って上達したいなら、「テニスライズ」の無料メルマガ登録!>>>>
ノーアドとは?
デュースになった場合に、次の1ポイントでゲームの勝敗を決める方式です。
◎アナウンス
「アナウンス」は、「デュース、ディサイディング ポイント、レシーバーズ チョイス」です。
セルフジャッジの場合も「デュース」です。
「フォーティー オール」という方もいらっしゃいますが、現在のルールは「デュース」です。
◎サーバー
「サーバー」は、レシーバーに左右どちらのサイドでレシーブするか尋ねます。
◎レシーバー
「レシーバー」は、左右どちらのサイドでレシーブするか選択します。
シングルス・ダブルスのいずれの場合でも、一度選択すると、変更はできません。
また、ダブルスで左右のレシーバーが入れ替わることはできません。
ミックスダブルスでは、サーバーと同性がレシーブするルールとなっていることが多いです。
また、大会によっては、男性サーバーのときに、女性がレシーブすることを認めている場合もあります。
ノーアドを忘れてプレーしたら?
デュースの後、お互いにノーアドを忘れてしまうようなことがあります。
いつ気がつくかによって、様々なケースがあります。
①デュースの時に気がついたら
すぐにノーアドに切り換えてプレーします。
②デュースの次のポイントをプレー中に気がついたらいずれもそのポイントをプレーし、「アドバンテージA選手」となったら、更にもう1ポイントプレーします。
A選手が取ればそのゲームはA選手の勝ち、相手B選手が取ればデュースとなり、そこでノーアドに切り換えます。
※ノーアドと気づかずデュースの後の次のポイントに入ってしまった時は、1ポイントで終わらせず、1デュース(2ポイントプレーする」を行うということです。(下記の③のケースも同様です)
③アドバンテージになった時に気がついたら
アドバンテージを取ったのがA選手の場合は、もう1ポイントプレーし、A選手がポイントを取ればそのゲームはA選手の勝ち。
相手B選手がとればデュースとなり、そこでノーアドに切り換えます。
④アドバンテージになった時に気がつかず、次のポイントで気がついたら
アドバンテージを取っていたのがA選手としたら、そのポイントをプレーし終え、A選手がとればそのゲームはA選手の勝ち.
相手B選手が取ればデュースになり、そこでノーアドに切り換えます。
⑤ゲームが終わってたら誤りに気がついたときは
そのゲームの結果を有効とします。
複雑なケース【一方がノーアドを忘れていた場合】
一方はノーアドと分かっていて、もう一方は忘れていた場合にルールを知らないと面倒なことになります。
デュースの1ポイントで、レシーバーA選手がポイントを失い、次のポイントに移ろうと待機。
サーバーB選手が「ノーアドですからゲームです」と言った場合はどうなるでしょう?
レシーバーのA選手は、ノーアドを忘れていた
A選手は「ノーアドと分かっていたら、サイドを選択したのに、選択しなかったのでノーアドは無効だ」という主張です。
B選手は「レシーバーが無言で選択したサイドに構えたと思った」との主張です。
この場合はノーアドが適用され、サーバーがゲームの勝者となります。
※このような誤りをなくすために、サーバーはレシーバーにどちらのコートサイドでレシーブするのかを必ず尋ねるようにしましょう。
まとめ
ルールを知らないと、間違ったやり方でプレーしてしまうことがあります。
後で、ルールを確認してからルールどおりにやっていれば、勝っていたかもと悔やんでも、後の祭りです。
悔いを残さないためにも、ルールをきちんと覚えましょう。