「ラケッティング」をやってみた!テニスライズ動画をTRY【動画有】
YouTubeの『テニスライズ』動画。
実際にやってみて、どういう効果を得られたらかのレポートを紹介します!
今回、ご紹介するのは「ラケッティング」。ラケットを使ってのボール突きです。一人でも、家の中でもできる練習方法です。
動画を見ていただく方のプレーレベル、得意、不得意などでもその効果は違ってくると思いますが、参考にして下さい。
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上ボール突き「ラケッティング」練習
「ラケッティング」は、ラケット面でボールを突くことです。
ボールをラケットでどのように触るか、打つか、つかむかなどのボールタッチの感覚をつかむのに大変役立つ練習方法です。
色々なボールのタッチ方法がありますが、今回挑戦してみたのは、ボールの下をラケット面で上に向かって動かす「上ボール突き」です。
ラケットでボールを突く「ラケッティング」の練習です。
サッカーのリフティングのような練習ですが、ラケット面がどこに向いているかを感じるように集中して行います。
ラケット面の感覚をつかむ
ラケットのグリップは、薄い握りのコンチネンタルグリップでないと上手くいきません。
コンチネンタルグリップが上手く握れていない方はこちらをどうぞ。
「ラケッティング」、やってみた!
「テニスは自分磨き」pinokoさん テニス歴20年。中上級女性。埼玉在住。
得意ショットは、フォアストローク。サーブ。シングルスを中心にプレーしてきたのでボレーが苦手。
腕の力に頼らず、体幹を使った効率的な打ち方を目指す。
テニスを通して、体力をつけるだけでなくメンタル面も強化したいと考えている。
好きなプレーヤー/ロジャー・フェデラー テニスの回数/週に3日ほど。
家の中や、ゲームの順番を待っているときに時間を見つけてやりました。
最初は安定せず、ボールが真上に弾みませんでした(ToT)
何度か繰り返すうちに一定の高さで真上に上がるようになり、続くようになりました。
慣れ親しんだラケットなのに、スイートスポットを微妙に外していたんだと思います。
きちんとスイートスポットに当たると、素直にボールが返ってきます。
それに、変な回転もかからずにボールが真上に弾むと、気持ちのいい感覚が腕に伝わってきます。
今さらなのですが、ちゃんとガットの中心に当たれば、ガットは勝手にボールをはじき返してくれるのだなとわかりました。
ボール突きをして、体の中にボールが弾む心地よい感覚を宿らせた後に、実際に来たボールを打つと明らかにスイングが変わっていました。
打つというより、インパクトでキャッチして打ちたい方向に運ぶといった感じでしょうか。
これまで、ついボールを「飛ばすためにラケットを振る」という意識でした。
それが、この練習によって…
ボールは「ガットに当たれば飛んでくれる」とわかっているので、方向づけのためと、回転をかけてコート内に収めるためにスイングするという意識に変わりました。
「ラケットを信頼して」、ムダな力が抜けます。
力が抜ければ、腕をムチのように振りぬくことができます。
また、ラケットの上でボールが気持ちよくバウンドした感触を体が記憶しているので、その感触を再現するために、体は自動的にインパクトに向かうための効率的なスイングをするのではないかとも思いました。
ゲームを終えても、いつもより疲れずにプレーできていました。
ストロークをしていて、気持ちのいいスイングができるようになりました。
動画練習メニューの「上ボール突き」をやってみました!
下の動画内では、河合幸治校長がデモンストレーションしています。
感想まとめ
「ラケッティング」、昔にやったことのある練習でしたが、どういうところに意識をもってやるかで同じ練習でも変わってくるものですね!
「インパクトが命」ってよく言われますが、だんだん慣れてくると、打つことやボールの行方に気持ちがいってしまい、「当たり」への意識が薄らいでしまいがち。
ラケッティングは、ボールとラケットがコンタクトする一瞬の感覚(手ごたえ)を呼び覚ましてくれます。
そして、それが一番大事なんだって再認識させてくれます。
ボールに対する意識が、かなり変わったと思います。
動画の中で紹介していた「ラケッティング」には、他の練習メニューとして、交互に反対の面で突いたり、フレームで突くこともありました。
そうした「ラケッティング」は、まだまだできませんが、ラケットで自由にボールを操ることができれば、ショットの質が上がると思います。
初心者はボール突きから、言ってみれば「ボールと仲良くなる」ことから始まりますが、打てるようになってくるとやらなくなってしまいます。
でも、どうも芯をくわないとか、力任せにひっぱたいてしまうという時には、もう一度原点に戻って「インパクトを感じるための」ボール突きに時間をかけてみるのも良いかと思います。
それから、プレー前のウォーミングアップとしてもいいかなと。
プロや上級者が、サーブを打つ前や、コートチェンジの時など、プレーの合間にラケットの上でポンポンとボールを弾いていますが、あれもインパクトの感触を確かめているのでしょうね。
まあ、ちょっとカッコつけてるみたいですけど、気にしないでやってみようかなと思います。
ストロークだけでなく、ボレーの感覚にもこの練習は役立ちます。
特に、優れた打球感覚を必要とするドロップボレー、ドロップショットを打ちたいならばこの練習は必須です。