デュースサイド、アドバンテージサイドが正解 !右サイド、左サイドの呼び方
テニスのダブルスを組むときによく使われているフォアサイド、バックサイドの呼び方、実は英語ではデュースサイド、アドバンテージサイドが正しい言い方です。
なぜフォアサイド、バックサイドではなく、デュースサイド、アドバンテージサイドなのかについて紹介します。
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「デュースサイド」、「アドバンテージ(アド)サイド」とは
ダブルスのゲーム形式のときに、ペアとなった方へ尋ねる時の言い方として
「デュースサイド?」、「アドバンテージ(アド)サイド?」
「どちらがいいですか?」と使うことが多いと思います。
サーブのリターンのときにどちらのサイドでプレーしたいかを尋ねるのは、ダブルスには欠かせないコミュニケーションです。
いや、「フォアサイド?」「バックサイド?」って聞いているけど???
という方もいらっしゃるかもしれません。
日本では、自分の利き手(フォアハンド)側のことをフォアサイド、非利き手(バックハンド)側をバックサイドとした表現を使います。
けれども英語では、フォアサイド、バックサイドという表現を使いません。
利き手側をフォアサイド、逆をバックサイドと表現するとしても、ペアとなる方が右利き同士である場合なら通じますが、ペアが左利きの方であれば、同じフォアでも反対側となってしまいますよね?
ダブルスの名手として有名なアメリカの双子のブライアン兄弟は
ロバート・チャールズ・“ボブ“・ブライアン(左利き)
マイケル・カール・“マイク“・ブライアン(右利き)です。
こうした場合、利き手をベースとしたサイドの言い方を使うとややこしくなってしまいます。
右利きと左利きでペアを組む“ブライアン兄弟”
万国共通の呼び方はデュースになったときのサーブのサイドをもとにした呼び方です。
自陣コートの右サイドで、奇数ポイントでサービスを受ける側をデュースサイド。
自陣コートの左サイドで、偶数ポイントでサービスを受ける側をアドバテージサイドと呼びます。
日本テニス協会発行のルールブックでは、右コート、左コートと表現しています。
英語の表現では、デュースサイドは”deuce court “
アドバンテージサイドを“advantage court ” または “ad court “
と言います。
デュースサイド ・自陣コートのネットに向かって右側のサイドのこと。 ・デュースになったときのサーブをこのサイドから行う。
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アドバンテージサイド ・自陣コートのネットに向かって左側のサイドのこと。 ・デュースで、アドバンテージになったときのサーブをこのサイドから行う。 ・短縮して、アドサイドともいう。
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ちなみになぜ、「アドバンテージ」と表現するかというと
デュースになったゲームで先にポイントを取ったプレーヤー(チーム)の方がリードして優位だからです。
コート上では、対角線の位置
コートを上から見た場合、対角線上のコートが同じ名称です。
図はダブルスの場合のコート
ノーアドバンテージ(ノーアド)方式の試合でデュースとなったときはリターン側がどちらかのサイドを選びます(ディサイディングポイント)。
その際には、リターナーが「アドサイドでお願いします」といった言い方をします。
また、あまり使われませんが、フォアコート・バックコートという名称はあります。
「フォアコート」は、ネットとサービスラインの間です。
「バックコート」は、サービスラインとエンドラインの間です。
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