テニス 上達しない人の練習パターンTOP3【動画有】
テニス上達を目指して、沢山練習を重ねているのに思ったようには上達しない。
頑張っても、「ただの練習は、時間のムダ!」になってしまいます。
テニスの学校 河合校長が上達しない人がやっている練習パターン、TOP3をご紹介します。
せっかくの練習時間を試合でも生かせる練習内容に変えて、上達していって下さい。
ただつなげるだけのラリー
第2の練習パターン。
これは、ラリー練習がただつなげるだけの練習になってしまっていたというパターンです。
実際よくやる練習として、球出し練習とかラリー練習が多いと思います。
相手とラリーを練習する中で上達を目指すには、ただつなくだけではなく、
意識して練習をしていくということが重要です。
なので、常に皆さんに意識してやっていただきたいのは、ラリー練習をする
中でも安定感を出しながら攻撃性を出すという心掛けです。
ただつなぐだけではなく、ベストショットで1球いい球を打つのでもなく
いい球が安定的に入るようにする。
8割のショットの確率の中で、いいショットを目指す
練習です。
ラリー練習でよくあるのは自分が押したボールを打った場合、
相手にとっては、押されているので、次にどういう風に相手に効果があって、
相手からは短い球になるとか、ふわっとした球になるのかという場面が
イメージできるようになるのが重要なんですね。
そこから、こうなりそうという次の場面を想定する練習をするわけです。
例えば自分が押したボールが入った場合
◎相手の球は短くなりそう
→詰めておく
◎ワイドに相手を振ったので
→クロスには飛んでこなそうなので、ストレート気味に寄っておく
このように、自分の打った球が相手に対して、どれだけ効果的
であるかを見越して、次の場面を想定しておく練習をラリー
練習の中で取り入れてみてください。
そうすると実際の試合の中で、そういう場面になった時に
自然に流れとしてできるようになっていきます。
それがないと、
◎良いショットを打った!
→でも、短く返されて取れなかった。
◎ふわっとしたショットが返ってきたのに、出だしが遅く
なっちゃってチャンスボールを打てなかったとかっていう
ようになってしまいます。
常に、相手の体勢を見て予測ができるか
が大事なところなんですね。
自分のショットがどれくらい効果的なショットで、それに
よって次は、どれくらい相手が押されて、短くなるとか、
ふわっとなるとか、ストレートにしか来ないっていう風に。
そこを意識しながら練習を繰り返して、そのラリー練習で
実際チャンスになったら決め切ってしまってもいいと思う
んですよね。
それをただまたつないでしまうと、ただ本当にラリーをして
るだけの練習になってしまいます。
事前に、お互いに「押されて短くなったら 決めていいよ」と
取り決めをしておくと、
実際のチャンスボールで決めるショット練習にもなってきます。
そういうことを踏まえて練習を心掛けていきましょう。
テニスの予測力を身につけたいなら、こちらをどうぞ。
練習時間のほぼすべてがゲーム
トップ3のナンバー1。
これは、練習時間のほぼすべてをゲーム練習をしてしまっている
というパターンです。
練習の中で、ゲームをするという練習というものあるのですが。
ゲームをするだけの練習は、技術的な向上にはなかなか結びつか
ないと思います。
実際、ゲームをする中で、色々なショットを打つことになると
思いますが、実際その試合ではまあ1回だったり2回です。
試合の中で使うショットというのは、その場その場で変わって
いきます。
試合で実際には1回2回だけでも、その1回2回がすごく重要な
場面だったりするわけですね。
その重要なポイントでのショットを試合で使えるために、
どれだけ練習するかが問題なんです。
ゲームだけをやってると、全体的なそのゲーム力
(立ち上がりとかゲームのプランニング)は上手くなる
と思うのですが、重要な場面で使うショットの技術は
上がらないままです。
そこで、ポイントとなる技術を他でしっかりと練習をす
ることが必要になります。
サークルなど、現在の練習環境でゲームをすることがあ
ると思うのですが、全部をゲームで練習をしてしまうの
ではなくて、最初に時間の半分ゲーム練習をする。
時間の後半には、ミスをした場面とか、ミスを早くして
しまったショットとかを繰り返し練習をするというふう
に区切って行うことをおススメします。
自分がミスしたところの練習を反復練習をすることで、
苦手を克服するという流れが作れるわけですね。
技術練習とゲーム練習は両輪なので、
どちらもやらなければいけないことです。
けれども「ゲームに偏りすぎてしまうと、技術的なもの
が上がらないので「今ある武器の中でしか使えない」
武器が強くならない状態で、ずっとゲームをしている
ことになります。
できるだけ武器を鍛えながら、実践力も高める
この2つをしっかりと意識して練習をしていきましょう。
まとめ
これまでの練習パターンでは、せっかくの練習時間を
使っても上達にはつながりにくいです。
「努力は裏切らない」といいますが、正しい努力を
しっかりしている場合は成果が出やすいのが本当です。
そこで、よく皆さんがやっている練習内容を上達する
ためのものに変換していきましょう。
◎一発のナイスショットを求めるのではなく、確率の
良いショットを打つ
◎ラリー練習は、ただつなぐだけではなく、次の展開
を考えて良いショットを打つ
◎ゲームだけの練習ではなく、自分の苦手をあぶり出し
克服する練習をする
この3つを踏まえて、これからの上達を目指して下さい。
テニスが上達したい時に読むのはこちら>>>