テニス女子ダブルスの戦術 ゆるいボールの対処方法【動画有】
女子ダブルスで、自分に向かって来ない「ゆるいボール」が苦手という方が多くいらっしゃいます。
一見チャンスボールに見えるボールを、ミスしたり、決めきれずに悔しい思いをしていませんか?
ゆるゆるボールといっても、いくつかパターンがありますが、どういうミスをしがちで、どのような対処をすべきかをご紹介します。
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魔!?の「ゆるゆるボール」
一見チャンスかとも思える「ゆるゆるボール」。
あなたも、こうしたボールが来てしまうと、対応に困っていませんか?
相手のボールに威力がなく、真上に弾んでしまったり、バウンドしてから伸びてこないなど…
こうしたボールは、実戦でないと出会わない予期せぬボールです。
「ゆるゆるボール」に似ているのが、コーチからの球出しで練習するような短いボールへのアプローチ。
このボールに対しては、あなたもしっかり打ち込むことができているかと思います。
問題なのが、チャンス!と思って前に詰めても、
構えたところよりも前で打つことになってしまい、
体が前傾してネットにかけたり、
また打ちたい気持ちが強過ぎて、アウトしがちです。
そうした魔のボールを確実に決めるにはどうしたらよいのかをお伝えします。
ゆるいボールが来た時、こんなミスをしがち
ゆるいボールに対して、よくある失敗例としては・・・
・相手のスピードを活かせないので、思ったよりスピードが出ず逆襲される。
・一発で決めようと力みすぎてボールをふかしてしまう
ゆるいボールが来た時の対処法
こうしたミスをせずに、どのように対処したらよいか?
まずは、遅いボールへの考え方を整理することが必要です。
遅いボールは、速いボールに対してと同じに考えてもダメ。
相手の速いボールに対しては、そのまま力を利用して速く返すのはカンタンです。
たとえば、100キロのボールを100キロで返すのはカンタンですが
50キロのボールを100キロで返すのはすごく難しいことになります。
ですので、50キロのボールに対しては50キロ、もしくは60キロ位の速さで返す
という心がまえが必要です。
ゆるゆるボールへ対処法は下記のようにいくつもあります。
実際の場面を頭に描いて、いざという時に何を使うかを考えておいて下さい。
・高く弾んだボールは、スライスでアングルを狙う。
・深いボールは、ボレーカットする。
・相手にバックのハイボレーで取らせるようにして、さらに自分は前へ詰めてボレーで決める。
・縦ロブを使って、相手の陣形を崩す。
・ドロップショットを打つ。
(ドロップショットを打つ時には、最初からバレるような構えでは相手が前に走ってきてしまいますので、強く打つと見せかけて前へ落とすような打ち方をしましょう。)
・ストレートアタックをする。
ゆるゆるボールへのストロークでの対応を知りたい方は、こちらの河合校長の解説動画をご覧ください。
・ボールの後ろに入る
・細かく足を動かして、ボールに近づく
といったボールへの入り方が重要なポイントです。
ご紹介した対処方法のうち、ドロップショットは技術的に少し難しいと思う方も多いと思います。
やったことがないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
ドロップショットの打ち方は、下の河合校長の画像を参考にしてください。
高く構えてテイクバックをしてから、強く打つと見せかけ、バウンドして上がってきたボールの頂点をとらえます。
ラケット面は、縦に抜けるような動きで、ラケット面を開いていって、ドロップを打ちます。
ドロップショットを狙えるボールは、高いボールで自分が余裕をもてる時です。
あまり低いボールは、狙わないようにします。
下の動画内では、河合幸治校長がデモンストレーションしています。
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