「テニス上達の遅い人」 がやっていることトップ3【動画有】
テニスをしている多くの大人の一般プレイヤーが抱えている問題。それは、なかなか上手くならないといった悩みなのではないでしょうか。
「自分が思っているよりも上達しない」「仲間が自分よりも練習していないのに上達してしまっている気がする」
そんなあなたのために、テニスを上達させない3つの理由をお伝えしたいと思います。
もちろん、ではどのようにしたらよいのかの解決方法もお伝えしますので、ぜひあなたのテニス上達にお役立てください。
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この記事の目次
「テニス上達の遅い人」 がやっていることトップ3
多くの人は、「自分は頑張ってる!」と思っているかもしれません。
でも、その頑張りがあなたの上達を妨げているのかも…。
第3位 トッププロの真似をしている
第2位 複数のコーチから教わっている
第1位 自分のフォームを見たことがない
トッププロの表面的なことを真似してしまう
表面的真似をすることのリスク
皆さんは、フェデラーやナダル、ジョコビッチ、大坂なおみといった
トッププロの選手のプレーを見ることがよくあると思います。
けれども「プロ」は、職業として試合に挑んでいます。
試合に出るまでに膨大な練習を重ねて、トレーニングもしっかり積んで
技術的なものとか体力的なものを積み上げていった結果として、
試合であのようなプレーができているのです。
みなさんがそのプレーを真似をしようとしても、本当に真似をできるものなのか?
を一度見つめていただきたいと思います。
プロの行っている練習量・トレーニング量を実際にみなさんができるものなのでしょうか?
若い方やこれからプロになりたい方は、相当の練習とトレーニング時間を重ねてますが、
一般プレイヤーの方がそれだけの練習量や技術的な練習をこなす時間や体力があるかというと
難しいと思います。
トッププロのプレーを表面的に真似してしまうというのは、どういうことかというと…
派手な部分を真似して取り入れてしまうので、運動強度が全くプロとは違う一般の方にとっては
自分の今の体力や技術とかけ離れてしまい、
体力がついていかなかったり、
技術的なところで難しかったりしてしまいます。
そして、故障の原因になってしまったり、体力が持たないといったことが起きてしまいます。
さらには、実際の試合の中でそうしたプレーを真似しようと
してしまうと、本当に試合で使えるものではないために、
現実的なゲームプランができなくなってしまう可能性がでてきてしまいます。
あまり、トッププロの派手なショットを真似しようとするのは
危険性が高いと思います。
真似をするのなら、この3つの注意点で
では、トッププロの真似をどういう風にすれば良いかというと
動画で「試合」を見るというのではなく
「練習」風景を見ていただきたいと思います。
「練習」風景を見てもらった方が、トッププロのプレーも試合よりも
リラックスした状態で、体の動きがスムーズに見えますし、
また、同じ場所で同じように打っていることが多いので、よく体の動きを観察して、
そこをできるだけ自分のプレーに取り入れていくことを目標にしてみてください。
そして、もう一つは「練習のフォーム」をゆっくりスローで見ることを
おススメします。
プロの動きは速いので、どういう風に動いているかが一瞬のうちに終わってしまいますので、
スローにして、自分の体の動きとトレースをして真似ができるかやってみることです。
「試合」を見て真似をするのであれば、試合中のショットを真似するのではなく
打った後の動きや、プロが打った後にどういう動きで次のショットに構えているか
(戦術的な流れの中での動き)
という部分を真似ていくことは大変重要なところです。
もし、プロの試合中のショットを真似るのであれば
自分にそのショットを真似するだけの技術があるかどうか、
体力があるのかをもう一度再確認をしていただきたいと思います。
ここでお伝えしたいのは、今の自分とかけ離れていることをしても上達は難しいと
いうことです。
もう1段階、もう2段階上がるために必要なことであれば真似をしていった方がいいのですが、
もう3段階・4段階上のことをしようとすれば、それだけ無理があります。
つまり、上達は逆に難しくなります。
何人ものコーチに教わってしまう
皆さんの中で、テニススクールに通われている方も多いと思います。
また、サークルや練習仲間でコーチ役の方がいらっしゃって、その方にアドバイスをもらうということもよくあるかと思います。
ただコーチによって、同じショットを教わるという場合に
コーチの表現が違うということがよくあります。
そのような時、コーチ自身が培ってきた経験、教え方は
自分に本当にマッチしているのかが重要になります。
複数のコーチに習うというのは、同じ練習でも違うコーチとなると
同じアドバイスというのはなかなか無いものです。
表現の仕方や自分の培ってきた経験を元にしたアドバイスの表現が変わってくるので
そこで迷いが生じてくるということはよくあるかと思います。
この複数のコーチに教わっている時によくあるのは、
それぞれのコーチの表現が違うので、これまでは納得して練習をしていた
自分のショットに、違うアドバイスが入ることによって迷いが出てくると
いうことが出てきます。
そして、今まで良いと思ってやってきたことに迷いが生じてしまい、
上手くいっていた部分が崩れてしまうということが出てきてしまう恐れがあります。
また、コーチによってその理想のショットのイメージがありますので、
そのコーチの理想とは違うように打ってしまうとアドバイス・修正が入ってきます。
そうすると、今までいいと思ってやっていたショットに否定的なアドバイスが
入ってしまうので、そしたまた迷いが出てしまうということになってしまいます。
今まで培ってきた・積んできた自信やショットの精度が
一つの違う観点でのアドバイスが入ることによって
崩れてしまう可能性が出てきてしまいます。
そうして、どの打ち方が自分に合っているか、どの打ち方をすれば上手くなるのか
という迷いになってきてしまうのです。
そこで、複数のコーチに習うということによっての迷いを
解消するための方法をお伝えします。
それは、コーチから体力的、技術的、相性面で
自分にどれだけマッチしたアドバイスをくれるか
アドバイスをくれたことだけを聞くことです。
「自分に一番合ったアドバイスだけを聞く」
これが複数のコーチから習っている方にとって、すごく重要なことです。
同じショットを違うコーチに習うことで様々な観点からアドバイスが入るのですが
不必要なアドバイスもどうしても入ってきます。
それが自分にマッチしているかどうかをしっかりと選択をする必要があります。
そして、そのコーチのアドバイスが一番しっくりくるのであれば
そのコーチのアドバイスだけをそのショットでは聞くという耳が必要です。
色々なコーチのアドバイスを全部入れてしまうとパニックになってしまいますから、
必ず自分に合ったアドバイスだけを聞き入れる耳を持つことです。
もうひとつは、自分が複数のコーチにアドバイスをもらう中で
一番しっくりきたコーチにだけアドバイスを求めていくというやり方です。
多くのレッスンを受けている方は、そのレッスンのたびに
違うコーチから受けるアドバイスが変わってきてしまいますので、
自分にとっていいと思ったコーチのことを重点的に聞いて
練習を重ねていくようにしていけばよいと思います。
できれば、同じコーチにドンドンついていって、
そのコーチがやること・言うことを聞く、取り入れていく、
それがしっかりと腑に落ちていくというステップが重要です。
最終的には、時間的な制約や相手の制約もあると思うのですが、
練習をする時には、コーチをしてもらう役割の方を一人に絞ることが
一番いいと思います。
複数のコーチの言うことを入れる、聞く耳を持たなくすると思っていても
つい、聞いてしまうものです。
できれば、一人のコーチにしっかりとつく、
その一人のコーチのアドバイスを元にコーチを入れない練習を重ねていく
という循環を作るのが一番いいと思います。
たくさんのレッスンを受けるという環境であるならば、
それが一人のコーチのレッスンをたくさん受けるのであれば
同じアドバイスを常に受けることができると思います。
その時々の違うコーチでたくさんレッスンを受けると、
それができなくなりますから、一人のコーチのレッスンを受けるようにする。
そのレッスンでは時間が足りないのであれば、
コーチがいない状態で仲間で練習をするとか、練習相手を見つけるとかで
身につけるようにすることが重要になってきます。
自分自身のフォームやスイングを分からず練習している
いよいよ、第1位の紹介です。
自分がどのように打っているか、どのような感じでスイングしているかを
見たことがないという方がいらっしゃいます。
これは、本当にもったいないことです。
自分がどのような動きの中でスイングをしたり、ボールを打っているかが
把握できていなければ上達のしようがないわけです。
これを今まで鏡を見たこともなければ、動画も撮ったことがない。
ただ練習をしている方っていうのが結構いらっしゃいます。
実際に動画を撮ってみると、その映像を見たときに
自分が思っているイメージと、実際に打っているギャップが大きいと
感じる方が結構いらっしゃいます。
たとえば、あなたが練習を2時間やるとして、同じショットを打つとして
疲れなどでフォームがだんだん変わっていくわけです。
その変わっていく状態というのも把握している必要があります。
自分のフォームがどうなっているか分からないというのは
一番上達を妨げるポイントです。
フォーム修正をしようとしても、どういう風に動いているか
ギャップが分からなければどういう風に修正できるかも分からない
ということになります。
あなたが、コーチからアドバイスを受ける場合には、
自分がどうなっていて、どこに修正をかけるから
どういう風に動くかが見えないわけです。
そもそも自分がどう動いているかが分からない状態なので、
コーチが「肩口から打ってください」ということに対して、
実際は、もっと下の位置から打っているといったようなことが起きます。
自分は言われたように打っているつもりなんだけどズレている
ということが自分の感覚で分かっていないと修正ができないのです。
映像や鏡で、自分のイメージとのギャップを埋める作業がすごく重要です。
では、どうしたらいいのか?
実際、自分が打っているフォームを動画で撮影してみたり
それができないのあらば「素振り」で窓や鏡に映っている姿が
自分のイメージ通りに映っているか、スイングがイメージ通りなのか
という確認をしてもらいたいのです。
そして、鏡などで確認した動きがギャップがあるとなったら
そのギャップを自分自身が埋めていく…という作業が必要になります。
どういうことかと言うと、自分の体を動かす技術を持っているか?ということです。
ここで、あなたがボディコントロールができているかのチェックをやってみてください。
「肩の線まで手を水平にあげてください」と言われた時に
目をつむった状態で肩の線まで手を水平に上げているかどうか、
そして、目を開いた時にちゃんとイメージ通りに手が上がっているか?
自分が思っているイメージと実際にやっている現実のギャップがないかということは
すごく重要なことです。
このギャップを埋める作業をしっかりとしていくことで、
こうなっていたから、次はこうしようとか、
今は、こういうミスをしたから、こういう修正をかければミスが出なくなりそう
といった自分自身の動きのコントロールすることで、修正をかけていくことが
上達への大事なステップとなります。
もう一つは、最初の動きが理想通りに上手くいっているとしても
疲れてくると少しずつズレていってしまうものです。
自分が疲れていった時に、どれだけ理想から離れていくかということも
動画を撮って、最初と最後のフォームがどれ位変わっているかを観て
理想とのズレを埋めていく修正が必要となります。
疲れの中で、ミスが多くなってきたとしたら
どのように疲れた時に、どのように修正すればミスが出にくいのか
ということも分かってくるようになってきます。
こうした作業を繰り返すことで、実際に試合の前半と終盤で
プレー自体を変えられるようになっていきます。
同じところに打つとしても、フォームが崩れていく中でどのように修正をするかで
できるだけ同じように打てるようになるかがわかってくるようになります。
この点を気を付けて練習をこなしていけば、あなたの上達の速度は上がっていきます。
素振りの練習方法については、こちらの記事をどうぞ
河合校長のテニス上達の遅い人がやっていることトップ3についての動画はこちら
まとめ
テニス上達の遅い人がやっていることトップ3として、
トッププロの真似をしている
複数のコーチから教わっている
自分のフォームを見たことがない
を上げましたが、「これは自分のことだ!」と思っているのではないでしょうか?
その解決方法についてもお伝えしましたので、これからの練習やレッスンの時に参考にしていっていただき、あなたが望む上達への道を歩くことができれば嬉しいです。