テニス こんなダブルスパートナー、選ばない方がいい?【動画有】
テニスをする時にはダブルスがメインという方は多いと思います。
そして、よく試合に出ている方であれば、ダブルスのペアを固定することが必要になります。
テニスの学校 河合校長より、ダブルスパートナーについて、このような人とは組まない方がいいのではないかという5つのポイントを提言させていただきます。
ダブルスで自分が気持ちよくプレーをするとか、プレーを良くするためには、パートナーとの信頼関係が大切です。
ダブルスの人間関係で悩んでいる方の参考にしてください。
ダブルスのパターンを知らない人
試合に出ていく位のレベルであれば、自分もパートナーもダブルスのパターンが分かっていることが必要です。
自分の認識とパートナーのダブルスの認識がかけ離れているようであれば、
ギクシャクしてしまうことになります。
ダブルスの基本的なパターンをお互いに分かった上で、
お互いの良い要素を補えるのが良いペアの条件となります。
やっていく中で、相手がわからないのであれば教えるのも一つでしょうし、
二人で同じことを学んでいくことが必要です。
ミスに舌打ちをしてしまう人
当然、プレーをしていく中でお互いにミスをしてしまうことはあると思います。
ペアがミスをした時に“なだめる”とか“励ます”とかということは当然ですが。
自分がミスをした時に、パートナーから舌打ちをされることがあると
「メンタル的にキビシイ」わけですね。
僕もペアを組んでいた時に、「舌打ち」というのはありましたが
すごいショックなんですよね…
萎縮してしまうので、そういう人とはちょっと距離を置きます。
なぜ、舌打ちをしてしまうのかというと
期待に応えてないことが裏にはあるわけです。
つまり、期待に応えられない位の技量の差があると思われているということです。
そうした人とは、長く続かないということを提言したいと思います。
ペアのミスにはアドバイスする
やはりミスが起きた時についてですが、
自分のミスには何も言わなくて、
パートナーのミスには色々とアドバイスをしようとする人もいらっしゃいます。
ミスは、「お互い様!」という位の技量やメンタルでないと
なかなか良いパートナーとしては育たないと思います。
アドバイスをする人は、上から入ってくる(マウンティングをしている)部分が
出てきてしまいますから、片方だけがアドバイスをしてしまっているような状態は
ちょっと難しいと思います。
試合が終わってから、反省をする意味でお互いのアトバイスをし合うことは良いと
思いますが、パートナーとしては、試合中にアドバイスをすることがない人、
お互いに励まし合うような人を選ぶことが必要だと思います。
声掛けをしないで、一人でプレーをする人
シングルスであれば、一人で淡々とプレーをするというのは当然のスタイルです。
けれどもダブルスは、お互いに励まし合ったり、パートナーのメンタルが落ちたら
引き上げたり、自分が下がった時に上げてもらったりします。
こうしたコミュニケーションが重要ですから、そこで一人で淡々とやられると
なかなか難しいワケです。
「二人が1つの試合をしている」という状況にしていくという意識。
シングルスを二人でやっているのではなく、ダブルスとして1つの試合をやっているところが
重要になりますので
「お互いに話し合える状況、場面」を作っていく必要があります。
そこをあまりしない人は、ダブルスにはあまり向いていないのかなと思います。
逆に言えば、お互いに強くて「二人でシングルスをしましょう」というのであれば
それはそれで良いと思いますが、ダブルスを組むのであれば仲良くやっていく中で
上がっていくほうがテニスの楽しみが大きくなります。
楽しみも二人で分かち合えば、2倍になり
苦しみも二人で分け合えば頑張れる
というのがダブルスの醍醐味ですので、ペアの醸成をしていくのを心掛けてみてください。
同じようなプレースタイルの人
プレーにはそれぞれスタイルがあるので、そのプレースタイルの中で
どっちが強いとか劣っているとかの特徴があると思います。
たとえば、大きくパターンを分けると
・ポイント力(決定力)がある人
・粘り強い人
・ミスが少なくてステディな(安定した)テニスをする人
であったり
フォアハンドが強い人
バックハンドが強い人
とかがあると思います。
こうした要素同士でペアを組んでしまうと…
波に乗った時にはすごく良いのですが、相手も慣れて対応してくるのがテニスです。
同じプレースタイル同士で、片方がヘコんでしまうと、もう片方も引きずられることがよくあります。
できれば、望ましい組み合わせとしては
・粘り強い人×決定力のある人
・フォアハンドの得意な人×バックハンドが得意な人
というようにお互いに違う要素で得手不得手があるペアを組むほうが
対戦相手にとってはやりづらく、穴が少なく見えます。
そうしたこたことから、パートナーとしておススメは
できるだけ要素的に違いが大きい人と組めれば、相手にとって嫌な存在となり
勝率も上がってくると思いますし、自分たちもヘコんだのを上げやすくなります。
お互いの武器を活かすためには、どうしたらいいか?
プレースタイル、性格面も含めて長所、短所を客観的に見て整理してみると
よりそれぞれの特徴を活かしたプレーができるはずです。
下の動画で、テニスの学校 河合校長がこんな人とは組んではいけないダブルスパートナーのポイントについて語っています。
まとめ
パートナーとして選んではいけないダブルスパートナーという刺激的な言い方をしました。
誤ったパートナーを選んでしまうことで、悩みを抱えてしまっているという人もいらっしゃいます。
ご紹介した5つのポイントではない人とパートナーとして選ぶという捉え方だけでなく、自分も選ばれるための要素としてどうなのか?も考えてみてください。
パートナーとの信頼関係を築きながら、お互いが気持ちよくプレーをすることができるといいですね。
互いの特徴を活かした役割分担を決めたり、練習目標や試合経験をつんでいくことで、試合に勝つことがあれば、ペアとしての絆が高まっていきます。