あなたのテニスは河合幸治の「コアスイング」で、進化する!【動画有】
あなたのテニスを「コアスイング」を使って進化させませんか?
今回、ご紹介するのは、テニスの学校 校長の河合幸治が提唱する「コアスイング」の打ち方です。
コアスイングは、体のコアとなる部分を使ったテニスです。
体幹を使って、効率良く身体を使っていくことで安定したボールが打てます。
楽に打つのに、伸びるボールが打てるショットについて、フォアハンドストロークの打ち方をもとにご紹介します。
ベテランやシニア、女性の方こそこの身体の使い方を覚えた方が、試合で楽に戦えます。
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この記事の目次
体幹を使ったテニスだからこそ得られるもの
フォアハンドストロークといっても、昔と今では打ち方が変わっています。
昔のラケットの時代は、体重移動や踏み込みによる直線的な『押す動き』でボールを飛ばしていました。
いまは、体軸を中心とした体幹の『回転の動き』でボールを飛ばすようになっています。
体幹(ボディコア)を意識した「コアスイング」を理解し、繰り返し実践し、感覚を体現していくことで、あなたが今悩んでいることが解決します!
「体幹を使う?それって学生や若い人だけでは…」と思った方、それは違います。
テニスはバランスが大切なスポーツで、偏った体の使い方をすると途端にボールが入らなくなったり
パワーが出せなくなったりすることが多くあります。
特に腕や手首の力を使ってしまって、ボールにパワーを出そうとすれば一時はすごいボールを打つことができるのですが、それが続くほど腕や手首には筋力があるわけではありません。
一番筋力としてパワーがあるのは足ですから、その力をラケット面まで伝えることが上手くできるようにコアのバランスや捻り戻しで連鎖をしていく。
そのことこそが、一番ボールにパワーとコントロールを引き出す方法だと思います。
怪我につながらない、疲れないショット。
コアスイングであなたのテニスを進化させてみませんか?
コアスイングの実践
(以下、右利きの方を想定した説明となっています。)
コアの基本動作
まず、ラケットを持たずに、体の動き・使い方を覚えてください。
重要なのは、ウエストと股関節。
股関節は、肩関節に続いて可動域が大きい関節です。その関節をフルに使うことで大きなパワーが生まれ、ショットの伸びが得られるのです。
基本の姿勢
肩幅からやや広めにスタンスを取り背筋を伸ばし、胸を軽く張った状態がナチュラルポジションです。
モデル:河合幸治
<第1コアモーションドリル>
1.膝と腰を正面に向けたまま、手を軽く開き
2.上体を左右に回します
3.お腹周りをねじることによって上体にパワーがたまります
注意点としては、大きく回そうとして頭が前後左右に振られないようにしてください。
前方を見たままの状態でウエストだけをひねる感覚を養いましょう。
この感覚が肩の入りを良くして、パワーを生み出しながら相手にコースを予測させない動きとなります。
この動きを「ウエスト」の「コアターン」なので、コアスイングでは略して「ウエコア」 と呼びます。
<第2コアモーションドリル>
基本姿勢から
1.軽く膝を曲げてやや前方に体重をかけます
2.両腰に手をあてて、股関節を左右にねじることによって下半身にパワーがたまります
鼠径部(そけいぶ・左右の太ももの付け根)を意識して、そこを中心として骨盤を回すイメージで動かしてみてください。
この動きを「股関節」の「コアターン」なので、コアスイングでは、コカンセツのコアを略して「ココア」と呼びます。
「ココア」の注意点は、「ウエコア」と同じく大きく回そうとしすぎて、体重が足の外側にかからないようにしてください。
コアを回す時は、体重移動を少なくして回すことでバランスの取れた良い動きになります。
この基本動作の中で、ウエストの捻転と股関節の捻転の感覚をつかんでください。
この「ココア」が、最も大きなパワーを生み出すコアスイングの重要な動きです。
コアスイングの体の使い方のトレーニングをしてみたい方はこちらをどうぞ
「コアスイング」を使うと効率のいいストロークが打てます!>>> 少ない時間でも上達するテニスの磨き方
コアスイングによるフォアハンドストローク
今、あなたはどんなグリップでラケットを握っていますか?
イースタンでしょうか、セミウエスタン?それともウエスタン?
まず、グリップをチェックしましょう!
現在のテニスは、コアスイングで体の回転によって最大限にパワーを引き出し、トップスピンを適量かけてボールをコートに収めることが基本の技術となっています。
あなたが今よりもテニスが上手く強くなりたいなら、グッドショットを生み出せるコアスイングを目指していくことが一番の近道です。
現在の高反発のラケットであれば速く鋭いボールが打て、上手くスピンがかけられます。
それを可能にするコアスイングを体得するためにも、グリップはセミウエスタンかウエスタングリップが基本です!
このグリップで握ることでスピンコントロールが容易になり、入る高さの範囲が広がり3次元的にコートの広さが使えて、戦略や戦術のバリエーションが格段に広がります。
セミウエスタンかウエスタングリップで握り、その感覚でスイングできるようになることを目指していきましょう!
グリップチェック
基本となる持ち方のチェック法をご紹介しますが、基本のグリップから多少ずれたりしていくことはまったく問題ありません。
必ずそこに位置していなければいけないわけではないので、基本の位置を確認してそれにそったスイングを心がけてください。
<手のひらの基本チェック位置>
手の平の人差し指の付け根から一番近い部分 (ポイントA) と小指の付け根部分から一番遠
い部分 (ポイントB) をグリップに合わせて握ることで、正確なグリップのチェックができます。
ラケット底面の図
手の平のグリップポイント
セミウエスタングリップ
ポイントAを角③に合わせてから、ポイントBを面④に合わせる。
小指の方から順に握っていく。
長所
膝下から肩口の高さまで広い範囲でパワーを伝えやすい。
スピンとフラット両方が打ちやすい。
短所
肩口から上のショットで力が伝わりにくい。
ウエスタンに比べスピン量は減りやすい。
ウエスタングリップ
ポイントAを角④に合わせてからポイントBを面⑤に合わせる。
小指の方から順に握っていく。
長所
腰から頭の高さ程度まで力が入りやすい。
下から上のスイングをしやすいのでスピンがかけやすい。
短所
フラットショットが打ちにくい。
膝下の低いボールや短いボールへ のショットが打ちにくい(持ち上げにくい)。
この2つの握り方が、ストロークをするときに最もパワーが伝わるグリップです。
野球やゴルフなど飛ばすための道具を使うスポーツは、グリップひとつでプレーの幅も上達度も違います。
あなたがどんどん上達していきたいなら、正しいしっかりパワーが伝わるグリップでこれからの練習に励んでいくことをおススメします。
フォアハンドストロークのスイングの流れ
準備から振り終わりまで、スイングの基本的な動作の中で大きく分けるとすると4つの流れがあります。
それは…
- テイクバック (コアターンをしてラケットが自然に引けている ~タメを作る状態)
- フォワードスイング (タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
- インパクト (ボールとラケットが接触している状態)
- フォロースルー (インパクトから振り切るところまでのスイング)
この4つの部分を意識してトレーニングすることで、加速度的に上達します。
では、コアスイングについてスイングの流れに沿って説明していきましょう!
テイクバック
●インパクトのグリップの形を決めて待つ
テイクバックを始める前に、これだけは押さえておきたい重要なポイントがあります。
それは構えている時に自分のインパクトのコックを決めて(コック=インパクト時のリストの形)からテイクバックすることです。
もし決めたコックの方向の反対にきたら、その反対の方向に直したコックを作ってからテイクバックを行ったほうが、そのあとの動作が飛躍的にスムーズになります。
●コアスタートで、すばやいテイクバック
ボールが相手から来た時点でテイクバックをスタートしますが、テイクバックのポイントはコアスイングの基本実践で行った 「ウエコア」と「ココア」 が重要です。
この二つのコアスイングの感覚を習得すると、腕力のないジュニアや女性の方でも素晴らしいショットが打てます。
ボールが相手から打たれる→どちらに来たかを確認して「ウエコア」でボディターンを行う。
正面に対して、30 ~40度体がターンしている状態を作ります。
この時、ラケットをそのまま体の正面に置いておくのを意識してください。
そのほうが体で引く感覚が養え、さらに余分な大きく手で引くテイクバックを行うことがなくなります。
●ボールに対して「ウエコア」をキープして近づく
ボールの落下地点の後ろに対して、上体をそのまま残してフットワークしていきます。
●スイングゾーンに入ったら「フルコアターン」
膝を軽く曲げ第2のコアモーショ ンを行い、キープしていた 「ウエコア」 を保ち 、後ろ足(右利きなら右足)を決め、右の鼠径部( そけいぶ・太ももの付け根)に対して腰を捻り込む (ココア)。
この時、体重が外側に逃げないように気をつけましょう。
上の画像の状態がテイクバック完了の状態です。
腰が鼠径部に乗っかる意識で横を向いた状態で、そこからウエストがさらに30度程度捻られている状態です。
この状態でボールを迎えることができたら、かなりのパワーをボールにぶつけていくことができるのです!
テイクバックは、ここがポイント! 1.インパクトのグリップの形を決めて待つ 2.コアからスタートで、素早いテイクバック 3.ボールに対して第一コア状態をキープして近づく 4.スイングゾーンに入ったら「フルコアターン」 |
フォワードスイング
テイクバックが完了して、テイクバックで溜めたパワーをインパクトに向けてスイングしていくところが「フォワードスイング」です。
フォワードスイングでは、パワーロスにならないように順番を確実に実行してボールに全てのパワーをぶつけていくのが最大の課題です。
スイングで、ボールを捕らえる最大のパワーを出そう!
●フォワードスイングのスタートは、後ろ足の蹴り出しを使う
下半身に溜めたパワーを全部伝えるには、溜めたパワーを最大に伝えることが大切です。
インパクトまでのコアスイングの順番は、後ろ足の蹴り出し→鼠径部の捻り戻し→ウエストの捻り戻し→上体を正面に向けるとなります。
後ろ足の蹴り出しが、コアスイングの起点です。
足の力は腕の力よりも6倍大きいといわれています。
その力を使ってパワーを生み出すのです。
この順番が途中でつながらなくなればパワーロスになってしまい、折角のコアスイングも「腰砕け」 になってしまうのです。
鼠径部の捻り戻し→ウエストの捻り戻し→上体を正面に向ける
●ラケットダウンは右体側部にそって降ろす
ボールを打ちに行く時に、ラケットが(グリップが)一度ボールよりも下りてから振り上げていかなければ、 パワーを全部伝えた時に飛びすぎてしまうことが多くなります。
そこで体の遠くに低く降ろすのではなく、ラケットを自分の体の右側にそって降ろすように心がけましょう。
そうすることで降り遅れることなく、ラケットが加速したままインパクトに向かっていけます。
●スイングは体の正面で下からスイング
ラケットダウンを行い、そこから振り上げる段階で、 打点に対してグリップを50センチ程度下げることを目標にスイングしてください。
そこからは、体が勝手にラケットを引っ張り上げてくれます。
この時、インパクトの理想的なコックをキープすることを心がけましょう!
●腕のしなりを使うときに脇→肘の順で締めていく
体が回り「ココア」と「ウエコア」の捻り戻しパワーを使うと、自然に腕が少し遅れて出てきます。
上手く腕をムチのようにしならせるイメージでラケットヘッドを加速させましょう。
これを「運動連鎖」と言います。
その時にしなりすぎて脇や肘が開いてしまう方が多く見られます。
体からあまり腕を放さず、インパクトに向けて脇→肘の順番で締めていきながらインパクトに向かいましょう。
フォアハンドストローク フォワードスイング ここがポイント! 1. フォワードスイングのスタートはラケットから一番遠いところ 2. ラケットダウンは右体側部にそって降ろす 3. スイングは体の正面で下からスイング 4. 腕のしなりを使うときに脇→肘の順で締めていく |
☆もっと上手くなりたい、もっと試合に勝ちたいと思っているならば↓
インパクト
フォワードスイングで引き出してきた下からの上へのスイングのパワーをボールに対して正確な形でヒットするのが、インパクトの最大のテーマです。
インパクトでのチェックポイントをしっかり抑え、ナイスショットを連発しましょう!
●インパクトで脇と肘を締める
フォワードスイングでも述べましたが、インパクトの時に脇と肘が開いていると、せっかく溜めてきたパワーを逃がすことになります。
インパクトの時にラケットが体の回転で離れないように、脇と肘を締めてボールを捉えるように心がけてください。
ダメな例1 脇が空きすぎている
ダメな例2 肘が上がりすぎている
理想のインパクト
●インパクトの面は地面に対し垂直かやや下向き
インパクトでのラケットの面は、地面に対して垂直になるようにイメージしてください。
スライスショットを打つ場合は若干面を開きますが、今はパワーを出してコートに納めるのが目標として、基本のトップスピンの打法を紹介しています 。
(相手のボールが速かったりバウンドが伸びてきているところを捉える時には、スイング軌道は変わりませんが、ボールを押さえ込む感覚が必要になるので、やや伏せ気味にインパクトの面が入るようになります。)
カラダの捻りを戻し、腕が体の開きに伴って引き出され、 最後にインパクトに向けてそのパワーを余すことなくボールにぶつけていくためには、地面に垂直の面で捕らえる事が最も重要です。
インパクトのコックはずっと変わらない
脇、肘、手首(コック)の形が正確であれば、最大限のパワーがボールに伝わっていきます。
●打点の位置(セミウエスタン、ウエスタン)
グリップの紹介の時にセミウエスタングリップとウエスタングリップを紹介しましたが、その打点の位置がそれぞれ若干異なるので説明します。
カラダの正面で捕らえるのは一緒ですが、打点の位置が違います。
セミウエスタン
ウエスタン
写真のように、ウエスタンの方がセミウエスタンより打点が前になり、肘がより体に近くなります。
ウエスタンは前でとらえられることで、相手のパワーボールに対して後ろからの支えがより強くなり、パワーに負けないかたちが作れます。
逆にそれだけ体の近くに理想の打点があるので、ボールが離れてしまうとそのかたちを作れずパワーを伝えきれなくなるので注意しましょう。
フォアハンドストローク インパクト ここがポイント! 1.インパクトで脇と肘を締める 2.インパクトの面は地面に対し、垂直かやや下向き 3.打点の位置は体の前で |
フォロースルー
インパクトで爆発させたパワーを保ちつつ相手コートに正確にコントロールすることが、フォロースルーの役割です。
自分が打ちたいところにパワーのあるボールを打ちこむ快感がこのフォロースルーにかかっていますので、最後まで気を抜かず、しっかり振り切っていきましょう!
●振り抜きの方向は基本的に左の肩口
「フォワードスイングからインパクトを通りフォロースルー 」という一連の動きの中で、下から上へのスイングをマスターするためには、振り抜きを左の肩口方向に設定しておき、そこに向かってフォロースルーを納めるようにしてみてください。
下から上へのスイングがしっかりできてくると、ボールはどれだけ打ってもコートに回転の作用で納まってくれるようになります。
振り切りの力加減をしなくていいと言うことは、精神的にプレッシャーがなくなります。
カラダの前で振り切ろう
●手首(コック)の形を変えない
手先だけで打っている方や、よりボールを強く打とうとしてリストを使ってしまい、ショットが安定しないという方がかなりいらっしゃいます。
スイングではテイクバックからフォロースルーまでの一連の動きの中でコックの形を変えないように心がけてください。
実際、プロの写真や動画などではリストを使っているように見えます。
これは追い込まれた時や、ボールから離れてしまった時にプロはリストワークでボールにパワーを出そうとしているからです。
しかし、しっかり構えてスイングできる時は、ほとんどリストワークは使いません。
使っているように見えるかもしれませんが、それは、コアスイングで腕のしなりが速くなるので、手首をコックしていても無意識のうちに「少し返って」しまうのです。
コックをキープしていれば、意識的にリストを使う必要がないのです。
ここは錯覚しやすいところですので、皆さんは必ずコックを緩めず、インパクトのコックを残して降り抜くように心がけてください。
●体の回しに腕を預けよう
コックを固定して、左の肩口にフォロースルーの治まりどころを設定したら、あとはここまで行ってきたコアスイングでからだの回転に沿って腕を一緒に振ってください。
旧式アドバイスではフォロースルーを「打ちたいほうに押して」「ラケットの先を打ちたいほうに向けて」などと言いますが、コアスイングではカラダから腕が離れないようにスイングするのが理想なので、脇を締めたままの状態で振り切ることをオススメします。
インパクトでコックが残っていればインパクトゾーンの面の動きも安定するので、あまり「押す」意識は必要がありません。
逆に押していこうとすることで体から腕が離れてしまい、コアスイングのメリットが消されてしまいますので注意してください。
腕が体から離れないフォロースルー
ダメな例 体から腕が離れてしまう
フォアハンドストローク フォロースルー ここがポイント!
1.振り抜きの方向は基本的に左の肩口
2.手首(コック)の形を変えない
3.体の回しに腕を預けよう
動作イメージのまとめ
テイクバック (コアターンをしてラケットが自然に引けている~タメを作る状態)
1.インパクトのグリップの形を決めて待つ
2.コアからスタートですばやいテイクバック
3.ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
4.スイングゾーンに入ったらフルコアターン
フォワードスイング (タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
1.フォワードスイングのスタートはラケットから一番遠いところ
2.ラケットダウンは右体側部にそって降ろす
3.スイングは体の正面で下からスイング
4.腕のしなりを使うときに脇→肘の順で締めていく
インパクト (ボールとラケットが接触している状態)
1.インパクトで脇と肘を締める
2.インパクトの面は地面に対し垂直かやや下向き
3.打点の位置は体の前で
フォロースルー (インパクトから振り切るところまでのスイング)
1.振り抜きの方向は基本的に左の肩口
2.手首(コック)の形を変えない
3.体の回しに腕を預けよう
コアスイングで打ちたい方に、1人でもできる練習方法の動画をご紹介します。
下の動画内では、河合幸治校長がデモンストレーションしています。
バックハンドストローク・ボレー・スマッシュ・サーブについても興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。
テニスの学校 校長可愛幸治の提唱する『コアスイング』をもっと学びたい、身につけたい方に
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