関節の動き(屈曲・伸展・内転・外転・内旋・外旋・回内・回外)
テニスの技術の説明に使われる回内、内旋など関節の動きの用語についてまとめました。
あなたが膝や手首などを故障してしまって、整形外科医などで、症状の説明やリハビリを受ける時に使われることもあるかもしれません。
覚えるのが難しいかもしれませんが、用語の意味が分かった方が、技術についての説明が理解しやすくなると思います。
また、テニスの技術の説明で、関節の動きの用語が使われているけれどわからない時にもこちらの記事を参考にしていただきたいと思います。
☆テニスが上手くなりたいあなたにおすすめ↓
ボレーが上手くなると,ダブルスが楽しくなる♪>>> 少ない時間でも上達するテニスの磨き方
関節の動きと名称
一つのイラストで、テニスで使う動きを表してみました。
もっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
看護roo!さんのHPから、関節の動きと名称の図解をお借りしました。
画像 看護roo!
わかりやすい図解ですが、さらに動きが加わった図と説明を「骨盤力公式サイト」さんHPからお借りしました。
屈曲
- その筋肉が動くと関節を構成する2つの骨の角度が小さくなる動きです。
- 左から肘の屈曲、股関節の屈曲、ヒザの屈曲
- 他にも同じような動きをする部分があります、指など
伸展
- 屈曲の反対の動き、関節を構成する2つの骨が角度を小さくなっていく方向への動き
- 肘が伸びる・ヒザを伸ばす、など
- イラスト左 股関節の伸展・右指のPIP・DIP関節の伸展
回旋
- 体幹を捻る動きを回旋と言います。
- 腕や脚を捻るように動かす動きも同じく回旋と呼べばいいと思うがこの場合は内旋、外旋と表現されている。
- 左写真は頚椎の回旋、右写真は腰椎の回旋です。
- 回旋運動の殆どを頚椎と腰椎で担当します。胸椎は肋骨がついてるから動きは少ない。
内旋・外旋
- 腕を内側に捻る、脚を内側に捻る、など長軸を中心にしてその骨が内側(外側)に向かって回る動き。
- よく間違えるのは内反・外反や回内、回外だと思います。これらは足関節や橈骨関節(ヒジの部分)の動きをさします。
- この違いをはっきりさせる為にはヒジ・ヒザを曲げた状態で腕・脚を内旋・外旋してみると分かりやすい、肩関節・股関節が動いているのが良く分かります。
☆テニスが上手くなりたいあなたにおすすめ↓
これでスマッシュを決めることができる!>>> 少ない時間でも上達するテニスの磨き方
前腕の回内、回外
もう少し、テニスの技術説明で使われる用語について説明します。
「前腕」の回内と回外の動きは、サーブのプロネーションの説明で使われます。
親指を上、小指を下に下手刀の形(チョップする時の形)を基準とすると、わかりやすいです。肘から先の「前腕」部分を肘から手首を結ぶラインを軸としてねじるように回して、どちら側に回すかで名称が変わります。
掌を下に向ける動きが「回内」(プロネーション pronation)
掌を上に向ける動きが「回外」(スピネーション spination)
画像 筋肉名称を覚えよう!
使い方
サーブでは、肘を支点としたプロネーションの使い方が重要ですと言った説明の仕方をします。
サーブのスイングは、「内旋」と「回内」という2つの動きの組み合わせによって行なわれています。
こんなに楽にサーブって打てるんだ!サーブを身につけるには…>>> 少ない時間でも上達するテニスの磨き方はこちら
手首の橈屈〈とうくつ〉、尺屈〈しゃっくつ〉、掌屈〈しょうくつ〉(屈曲)、背屈〈はいくつ〉
グリップを持つ手首の形を説明する時に、橈屈、尺屈、屈曲、背屈といった用語が使われます。
掌屈(屈曲)は、手首を手のひら側に曲げる動き
背屈は、手首を手の甲側に曲げる動き
橈屈は、手首を親指側に横に曲げる動き
尺屈は、手首を小指側に横に曲げる動き
画像 筋肉名称を覚えよう!
使い方
ストロークは、手首を背屈で固定することで打点を前に取ることができます。
意図的には掌屈の動作をしないようにしましょうといった説明の仕方をします。
「コアスイング」を使うと効率のいいストロークが打てます!>>> 少ない時間でも上達するテニスの磨き方