テニス 試合で勝つためにゲームで考えたい「有効打とは?」【動画有】
テニスの試合をするうえで、「有効打とは何か」ということを常に考えておく必要があります。
強いボール、速いボール、厳しいコースへのボールだけが有効打ではありません。
自分が満足するようなショットや得意とするショットだけを打っていては、どんなにいいボールであっても勝てません。
自己満足のテニスから抜け出し、試合に勝つために必要な考え方をテニスの学校 河合校長がお伝えします。
自己満足のテニスとは?
「自己満足のテニスをしてはいけない」と以前、お伝えしたところ
「自己満足のテニスとは何ですか?」とのご質問をいただきました。
皆さんの思うイメージとしては、勝手に打ってミスが多くてラリーが続かない
入れば一発で決まるけれども、ミスが多い
そういったイメージではないかと思います。
自分の打ちたいボールを打っているだけでは、試合に勝つことはできません。
そのボールが本当に必要なのか、相手に効いているのかを客観的に判断する必要があります。
3つの要素の掛け算が「有効打」
テニスという競技は、相手コートにボールが入らないことにはラリーをするにしても有効ではないのです。
「有効打」となるには3つの要素があります。
有効打となるには、3つの要素の掛け算で考えていただくとわかりやすいと思います。
あくまで、イメージ的なものなのですが…
一つひとつの要素を10割までの割合で表してみます。
ボールの入る確率×ボールの威力×相手ダメージ=有効打
ボールの入る確率× | ボールの威力× | 相手ダメージ | =有効打 |
8割 | 5割 | 6割 | 240 |
4割 | 7割 | 7割 | 196 |
これがもっとボールの入る確率の低いボールを打った場合は、相手への有効打となるポイントはどんどん下がってしまいます。
常に、ボールを打つ時には次の2つをイメージして、ショットを選ぶことが重要です。
★自分がどの位の確率で、どの位の威力を出せるのか
★その時に相手がどの位のダメージを負いそうか
これは、その場その場でボールを打つたびのこともありますし、
あとからゲームを振り返ったときに整理することもあります。
大切なのは、自分で試合で使える「有効打」と「自己満足」を意識することです。
ラリーや試合で、自分のどういうボールがどういう場面で有効であったか
どういうボールが自己満足となってしまったか
がわかるようになってきます。
「有効打」を増やしていくには
「有効打」を増やしていくには、先ほどの3つの要素が必ずからんできますので、
そこを意識して練習を繰り返していくようにしてください。
たとえば
確率を上げる練習をする
威力を増す練習をする
ことです。それぞれの数字が上がれば、掛け算の合計数字も当然大きくなってきます。
相手のダメージは、確率と威力の数字が上がることの相乗効果として高くなってきます。
確立と威力のバランスをとったショットを打てるように練習をする
確立と威力のバランスをとったショットを選んだり
ということが実際のラリーや試合では大変重要になります。
ボールの威力を高めたい方は、こちらの記事も参考にどうぞ
実際の試合ではどう考える
実際の試合でチャンスを迎えた場面。
「ここで1発打てば決まりそう!」というときに
「ミスをする可能性が半分くらいある」と思ったらもう一段階確率を上げて、威力を落とすことによって
相手へのダメージは少し下がるけれども、より相手に優位に立てたままラリーを続けられることも考えられます。
または、自分がこのボールで決めきると思って、ハードヒットするならば
確率は下がるけれども、入れば相手へのダメージは大きくなります。
そういう考え方を常にしながら、ボールの選択をしていくことで
「自分なりのパターン」ができるようになってきます。
こうしたイメージをしていくことで、自分のプレースタイルが確立してくるようなって
きますので「この場面では、どういうショットなら有効?」と考えてみてください。
こうした考え方に立って試合を行うと。勝てる試合が増えてくるはずです。
練習の中で、イメージすることを常に取り入れていきましょう。
まとめ
テニスで勝てないのは、技術的な問題だけではありません。
その技術を支える考え方やショットに対するスタンスによって、上手くいっていないのかもしれません。
自分が好きなボールを打つだけで勝ててないことに気がつく、何が相手にとって効果があるボールなのかを考えることをこれまでやっていなかったなら、あなたのテニスは変わっていくはずです。
無料でテニスレッスンのメルマガを毎日読める! ここをクリック‼ ↓↓↓↓↓↓↓ |
少ない時間でも上達するテニスの磨き方>>>>