テニス「ベテラン大会」のススメ【動画有】
試合に出場されているテニス愛好家の皆様、「ベテラン」年齢向けのテニス大会はご存知でしょうか?
「ベテラン大会」に出ることで、テニスを上達する刺激やきっかけをもらえたり、同じ意識の仲間が増えたりします。
年齡を問わない一般の大会だけに出場していてはもったいないです。
自分と同じ年代の方に限定した大会は、あなたのテニスライフをより充実させることとなるはずです。
テニスの学校 河合校長がベテラン大会に出場する9つのメリットをお伝えします。
少ない時間でも上達するテニスの磨き方>>>>この記事の目次
テニスベテラン大会とは
テニスのベテラン大会といっても、色々な大会が全国で開催されています。
各地区での市民大会やテニス協会、連盟などが主催、
またはテニスメーカーなどが主催する公式大会、
テニススクールなどが行う、ポイントがつかない「草トーナメント」と言われる
大会までレベルや規模も様々あります。
そして、テニスコーチや元プロなどが出場する国内最高峰大会
『全日本ベテランテニス選手権』まであります。
テニスベテラン大会にチャレンジをおススメします!
これまで、テニスの大会に出場してきたという人でも
ベテラン年齡になって、年を重ねるごとに、一般の大会に出ることにハードルを感じることがあると思います。
今まで一般の大会で出場されてきた方も、若い人たちとやるとどうしてもパワー負け
をしてしまうことがでてきてしまいます。
また、大人になってからテニスを始めてテニスをプレーする楽しさだけでなく、
競技としての楽しさにハマってきたという方もいらっしゃると思います。
そうした意味からも、同年代で行う大会の「ベテラン」大会に出ることのメリットをご紹介していきます。
年齢別で行われる
ベテランの大会は35歳以上からの大会になっていて、
35歳以上から5歳刻みで年齢別に分かれてやる試合です。
自分の年代の方と必ずやることになります。
例えば40歳の方は、40歳から44歳までの方と同じカテゴリーで
競技をしていくということです。
一般の大会だと下はジュニアから、上は30代、40代、50代の方も出ることがありますが、
どうしてもパワー負けしたり速さでかなわなかったりということが
若い方とやると出てくると思います。
そういう意味で、年齢のカテゴリーがあってその中でやることは
自分の技量その年代の技量・体力がはかられてくるので、
そこがメリットになると思います。
「ベテランJOP(ジョップ)」と言われているベテランの試合が全国各地であります。
それだけチャレンジする機会が多くあるわけです。
多くの大会に出場できる
皆さんが大会に出るのは、市民大会や県大会というのが多いと思いますが、
そういう大会は数少なく年間で3、4大会ぐらいです。
でもジョップのベテランの大会は、本当に全国各地で多くの大会をやっていて、
だいたい数えると年間で50大会以上ありますので、
自分のタイミングや都合で出場をする機会が多くあります。
35歳以上からの5歳刻みで、シングルス・ダブルス
両方の種目があります。
ミックスはないですが、シングルスとダブルスで
2つ出場する機会があるということです
そうするとチャレンジしようという気持ちも、 モチベーションが上がってきます
ので、そういう意味ですごくススメになります。
色々な場所で大会が行われる
北は北海道から南は九州まで全国各地で、ベテラン大会は開催されています。
その場所に行っていろんな試合を見ることもできますし、
そこの場所に行ってそこの雰囲気を楽しみながらテニスの試合をすることは
すごく楽しいものです。
ただいつも同じ場所でテニスをするだけではなくて、
いろんな場所に行ってテニスをするという楽しみが広がっていくことが
メリットになると思います。
大会に出ることで目標設定ができる
皆さん練習を重ねてテニスを上達させたいと思っていますが、
大会に出ていく目標を決めることで、日々の目標に対して
自分が努力をする意気込みができるわけです。
そうするといつもの練習も熱が入ります。
自分のモチベーションを上げて、テニスの技術を上げていくことは
自分のテニスの中でもメリットだと感じています。
若者と一緒の大会に出なくて済む
自分よりも若い方と同じ大会で競技することは、
速さやパワーがどうしてもかなわない部分というのが
歳を重ねていけばあるわけですね。
一般の試合で若者とやることに刺激があるのも一つではありますし、
若い方とパワーの違いをどうテクニックでカバーするかが楽しい
という側面はあるとは思います。
けれども、若者とプレーをすることで、生じる怪我とかオーバーワーク
の怖れもあるので、そのリスクを減らすという意味でも
自分の年代にあったテニスを構築し、同じ年代で技術を高め合っていく
ことが今後のテニスにとってもメリットとなると思います。
パワー勝負からテクニック勝負になる
テニスの試合中では、「パワー」と「テクニック」の2つが大きな要素です。
若いうちはパワーの比重が多いわけですが、
それが年を重ねていく中でテクニックの比重が大きくなります。
パワーというのは、歳を重ねればやはり下がるものです。
ただテクニックは積み重ねなので、上がっていきます。
皆さんがベテランになって試合をしていく中で
パワーを上げていくというよりは、
テクニックを上げていくことに重点を置くことによって、
ベテラン大会でのチャレンジの結果が良くなっていくはずです。
今までのパワーでの突破力よりも、
いろいろな自分のテクニカルな部分を広げることに
重点を置くことを意識すると、メリットが多くなると思います。
スピード勝負からスタミナ勝負になる
ベテランの試合でなると、何が勝負を決めることになるか?
大きな要素として、「スタミナ」が重要になってきます。
速い動きというスピード勝負から、長く動くというスタミナ勝負になるわけです。
ベテランの試合になればどうしても
球の「パワー」と「スピード」は落ちる傾向にあるわけです。
そうすると、打球をより相手は拾えるし、自分も拾えることで
ボールのつながる時間が長くなり、例えば今までは3発4発で決まったものが
6発7発と長くなっていきます。
そうしたことから、速さよりもスタミナ(持久力)が重要になります。
先ほども言ったように、ベテランとなると
スピードはどうしても上げづらいわけです。
でも、スタミナは積み重ねなので、上げていくことができるものなので、
スタミナを上げる努力ができれば、当然勝つチャンスは
大きくあるわけです。
テニス大会に向けてスタミナを上げていく、
てそういう転換をしていくきっかけになるのが
メリットの一つだと思います。
テニス会場以外での観光ができる
テニス大会というのは、本当に全国各地でやっています。
テニスの試合は、基本的には2時間ぐらいで終わります。
その他の時間は準備の時間とクールダウンの時間は
あったとしても、半日ぐらいで終わるわけです。
そうするとその半日以外の部分については、
温泉に出かけたりとか、食事が美味しいところに
行ったりとか
会場の周辺での楽しみ方もできるわけです。
そういうことがベテランの大会のメリットになります。
テニスを楽しむのも一つですが、テニス以外で
観光的なものを楽しむこともできるということは
メリットの一つだと思います。
海外でもテニス大会に出場できる
日本のベテランの大会では、JOPのベテラン大会というのがあります。
さらに、海外でも「シニアツアー」があります。
「ITFシニアツアー」は、35歳以上から、5歳刻みに同じような形で
全世界各地でやっています。
アメリカはもちろん、ヨーロッパ、南アフリカとかオーストラリア
とか…日本でも。
(コロナ感染以前は、6つの大陸の70ヵ国以上で年間500大会以上開催)
全世界でテニスはやっているスポーツなので、本当にワールドワイドに
いろんな国でいろんな大会、
いろんな方とテニスができるチャンスがあります。
いきなりそうした大会に行くのはハードルがあるとは思いますが、
JOPの試合でランキングを少しずつ上げていきながら、
他の国の大会にチャレンジしていくのは、本当に楽しみの一つとして
結構アリだと思います。
世界に興味があるという方なら、うまく日程を合わせて
大会にチャレンジするのも一つの楽しみ方だと思います
是非、ベテラン大会の出場を考えてみてください。
テニスの学校 校長河合幸治が語るベテラン大会のススメ動画は、こちら
まとめ
日頃の練習や、レッスンだけではない効果を得られるのが試合です。
試合に出てみる、負けてもチャレンジすることであなたの成長につながります。
自分と同じ年代の人と試合をできる場としての「ベテラン」大会は、いい経験の場です。
「ベテランJOP」の大会を主にご紹介しましたが、そうしたポイントなどのない市町村大会や草トーなどにもベテランのカテゴリーを設けているものがありますので、気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか?
“生涯スポーツ”と言われるテニス、多くのメリットを得られるベテラン大会に出場をして、あなたのテニスライフをより充実させていって下さい。