テニスで勝つパワーのもと♪ コンビニで手に入る“サラダチキン”
“サラダチキン”をご存知ですか?
鶏むね肉を柔らかく蒸して、味付けをして真空パック詰めしたものです。
低カロリー、高タンパク質、お腹にたまる、美味しいということで、ボディビルをしている人やアスリートの手軽な栄養補給として、重宝されています。
また、ダイエット食品としても最適なことから、テレビ番組で紹介されて人気となり、一時は売り切れ続出で商品棚から姿を消したほどです。
その“サラダチキン”が「テニメシ」としておススメな理由をご紹介します。
“サラダチキン”とは?
“サラダチキン”は、セブンイレブンが2013年にサラダの具材として発売し、現在では主要なコンビニ各社やスーパーでも扱うようになっています。
当初、味は「プレーン」のみでしたが、現在ではハーブやカレー味など味のバリエーションも豊富になっています。
下の画像のような商品が、冷蔵品コーナーに置かれています。
食べたことのない方には、肉厚なハムのような感じといったら近いかもしれません。
買ってきた袋を手で開けて、調理をせずにそのまま食べることができます。
“サラダチキン”が「テニメシ」な5つの理由
①低カロリー、高たんぱく質 ②手軽で美味しい ③200円前後の価格 ④筋肉トラブル予防、疲労回復効果 ⑤腹持ちがいい |
①低カロリー、高たんぱく質
サラダチキンのカロリーの90%以上がたんぱく質によるものです。
余分なカロリーのもととなる栄養素の炭水化物・脂質などがほとんど含まれていません。
たんぱく質を摂取するのに、大変効率の良い食品だということです。
低カロリー、高たんぱく質であるため、ダイエットをしている人にとって最適な「神食品!!」として大人気になっています。
テニスをしている人には、スポーツ後のたんぱく質を補給するための「補食」として最適なものといえます。
下の画像は、ファミリーマートの『アルペンザルツ岩塩の国産鶏サラダチキン』です。
1パック120gで、たんぱく質27.4g、カロリーは198kcal。
100g換算でたんぱく質が22.8gと、たんぱく質の含有率が非常に高いです!
【プロテインの場合ならば】
画像 サバス
『サバスホエイプロテイン100』の場合、1回分の摂取量は、21g。
バニラ味のエネルギーは82Kcalでたんぱく質は15g。
牛乳で割って飲むと200Kcalオーバーのカロリーとなることもあります。
サラダチキンの効率のよさは、プロテインに匹敵します。
②手軽で美味しい
何といっても、手軽に食べられるのが魅力です。
コンビニは今はいろんなところにありますので、すぐに手に入ります。
鶏むね肉は通常「ぱさぱさしている」イメージがありますが、サラダチキンは柔らかく蒸しあげているのでしっとりしています。
味も、コンビニ各社それぞれに色々なバリエーションが出ていますので、飽きずに食べることができそうです。
真空パックのものを手で開けるだけなので、片手でも手軽に食べられます。
気をつけなければいけないのは、強力にくっついていて開けるのが難しい包装もあること。
それと、パックから汁が出てきてこぼれるおそれがあるので、気をつけて開封しなければならないことです。
◆食べ方
サラダチキンは、そのまま開封して食べられます。
柔らかいので、パックから出してかぶりついて食べることができます。
手が汚れてしまう、少しずつ食べたいという場合はお店でもらえるフォークで切れますし、お箸でもOKです。
プレー後に、即食べられる
③200円前後の価格
どこのコンビニの商品も、大体200円前後です。
前出の『サバスホエイプロテイン100』の缶の価格が2,950円(税別)
18食分となっていますので、1食あたり163円です。
牛乳で飲んだ場合は、牛乳代もかかってきますので、それよりは安く抑えられます。
サラダチキンは、比較的リーズナブルな値段で買うことができます。
さらに価格を抑えたいなら、自分で調理してサラダチキンを作ることも簡単にできます。
手軽な作り方がいくつもインターネット上に掲載されていますので、検索して作ってみるのもよいかもしれません。
④筋肉トラブル予防、疲労回復効果
◆筋肉トラブル予防
テニスをしている人にとって、怖いのは怪我です。
ヘビープレーヤーだと「筋肉のトラブル」にみまわれることも多くあります。
そうした筋肉トラブルを防ぐには、柔軟性のある筋肉をトレーニングで作ることが必要です。
ただし、筋肉を形成する材料となるたんぱく質が不足していると、トレーニングの効果を最大限に発揮することができません。
筋トレ効果を生かすにもたんぱく質が必要
また、日常的にたんぱく質が不足していると、テニスのプレーによって破壊された筋肉を上手く修復させることができなくなります。
さらには筋肉そのものが小さくなったり、大きな刺激で肉離れを起こしたりするなど怪我の可能性が高くなってしまいます。
そうした怪我や故障の予防効果としても、たんぱく質の効率良い摂取が必要です。
◆疲労回復効果
テニスの後は体に貯えていたエネルギーが減り、筋肉もダメージを受けています。
強度の高いプレーやトレーニングをすると体のエネルギーを消費しますので、「糖質(炭水化物)とたんぱく質」の補給が重要です。
体に栄養が一番吸収されるのが運動した直後で、ここで補うことで疲労回復力と1か月先の筋肉の質が変わってきます。
糖質+たんぱく質の補給で、運動モードから回復モードへ切り替わる
いつ取るのがよいのか?というと…
国産プロテインのメーカーがよく使っているのが「運動後の30分がゴールデンタイム」という言葉です。
・運動後30分は栄養補給のゴールデンタイム
・この間にプロテイン(たんぱく質)を摂ると、筋肉を形成しやすいので効率がいい
という説明をしています。
運動後の30分がゴールデンタイム
これについては異を唱える専門家もいて、日常の食事から一日に必要なたんぱく質を摂取すれば問題ないとする意見もあり、意見が二分化しています。
いずれにしても、良質なたんぱく質を摂ることが疲労回復になるということですので、過不足ない摂取をしたいものです。
通常の食事でバランスの取れた栄養を取るのが理想です。
しかし、テニスをしている人は、糖質とたんぱく質の補給を食事にプラスした方がよいかもしれません。
通常の食事メニューでたんぱく質を取ろうとすると、どうしても脂質も取ってしまいますので、カロリー過多にならないようにも気をつけましょう。
どの位のたんぱく質と糖質が必要なのかは、人それぞれです。
年齢や性別、体重、運動量によっても異なります。
ウイダープロテインのHPには1日に必要な糖質とたんぱく質の目安の計算式がありました。
“1日に必要な【たんぱく質・糖質】量(g)=
自分の体重(kg)×体重1kgあたりの【たんぱく質・糖質】必要量(g)”
例えば、体重60kgの場合の「軽めのトレーニング」の場合は
体重1kgあたりに必要な栄養量は「たんぱく質1.2~1.4g、糖質5~7g」。計算式に当てはめると
1日に必要なたんぱく質量=
体重60kg×体重1kgあたりに必要なたんぱく質量1.2~1.4g=72~84g
1日に必要な糖質量=
体重60kg×体重1kgあたりに必要な糖質量5~7g=300~420g
また、ウイダーのHPでは
“運動後に「糖質3:たんぱく質1」のバランスで栄養を取るのがベスト”
と紹介されていますので、バランスも考えて摂取するのが効果を高めそうです。
⑤腹持ちがいい
結構ボリュームがあって、柔らかいけれども厚みがある分噛み応えがあります。
そのため、サラダチキンだけでも相当腹持ちがいい!というのが定評となっています。
サラダチキンは腹持ちがいい♪
サラダチキンで1食としたい場合は、スープやサラダを追加することで栄養バランスも良くなりますし、違った味も取れるので満足感が増してきます。
☆テニスが上手くなりたいあなたにおすすめ↓
鶏むね肉のすごいパワー
サラダチキンで使われている鶏むね肉は、低脂肪・低カロリーで高たんぱく質なことからアスリートやダイエットをしている方にはおなじみの食品です。
鶏肉のたんぱく質は、毎日の食事で取らなければならない必須アミノ酸のバランスが良いうえに、消化吸収率が95%!!と高いものです。
その中でも、むね肉やささみには多くのたんぱく質が含まれています。
鶏肉の中では、むね肉やささみに多くのたんぱく質が含まれています
むね肉は、ささみやもも肉よりも安く買えるのもありがたい存在。
ただ、むね肉の素晴らしさは、それだけではないのです。
すごい成分を持っている鶏むね肉
鶏むね肉の持っている成分と効果
鶏むね肉には、皮膚や粘膜の健康、眼精疲労に良いビタミンAに加えて、代謝を進めて細胞を元気にするビタミンB群、なかでもビタミン群の一種ナイアシンが豊富です。
ナイアシンは、糖質や脂質からエネルギーを作り出す時や、アルコールを分解する時に働く酵素を助ける「補酵素」です。さらに、疲労回復や粘膜・消化器系の健康維持を助けるほか脳神経を正常に働かせる作用を持ちます。ナイアシンは肉の部分に多いので、脂質の多い皮を除いても損なわれません。
◆渡り鳥やマグロの運動を支える「イミダペプチド」
最も注目されるべき鶏むね肉の成分は、「イミダペプチド」です。
その成分には抗疲労効果があることが判明しています。
渡り鳥が、休みなく何千キロも飛行をできるのは羽のつけ根である胸にこの成分が多いため。
オオソリハシシギという渡り鳥が、なぜ休まずに飛び続けられるかを研究したところから発見されました。
常に泳ぎ続けているマグロの尾びれなどにも含まれていますが、最も多く含まれているのは鶏むね肉です。
1万1千キロを移動するオオソリハシシギ
画像 徒然野鳥記
国民病ともいえる「疲労」を科学する研究が2003年に産官学連携プロジェクトにおいて始まり、23種の食品成分が科学的に検証されました。
その中でも最も顕著な効果が認められた成分が、鶏むね肉から抽出した「イミダペプチド(正式名称イミダゾールジププチド)」でした。
イミダペプチドは、疲労の予防、回復に有効であり、活性酸素を抑える抗酸化作用もあります。
疲労回復に十分なイミダペプチドの量は、1日200㎎。
これは、鶏むね肉100gを食べることで摂取できるそうです。
チキンサラダ1パックを食べると大体同じ量となります。
イミダペプチドは、毎日の接種を2週間以上継続することで、抗疲労効果が現れてくるそうです。
鶏むね肉を1日100g2週間摂取で、疲労を回復し疲れにくくする
食品に含まれるイミダペプチドは、100グラムあたり鶏のむね肉で約1g、鶏もも肉で約0.5g、回遊魚のマグロやサケで約0.5g含まれています。
日本人のイミダペプチドの平均摂取量は1日約0.6gだそうです。
食事から、なかなか取れないし、鶏むね肉を食べたくないという方には…
イミダプチドのサプリメントというものも、数社からから出ています。
比較的高価なものですが、カプセルやドリンクタイプのものもあります。
サラダチキン各社比較
3大コンビニのサラダチキンをプレーン味のもので比較してみると…
◆内容量と値段
大体、各社とも内容量が120g前後で、価格は200円前後となっています。
パックにギュッと詰まっているので、開けてみると意外とボリュームがあります。
ローソンの製品が、一番量が多く入っていました。
コンビニ | 内容量 | 値段(税抜き) |
---|---|---|
セブンイレブン | 115g | 198円 |
ローソン | 125g | 194円 |
ファミリーマート | 120g | 239円 |
◆100g当たりのカロリー、たんぱく質、糖質
1パック当たりの分量が会社によって違うので、100g当たりのカロリーと糖質を表示しました。
ただし、糖質だけの値の情報は表示されていないので、炭水化物(糖質+食物繊維)の値を載せています。
ファミリーマートのものは、カロリー数値がほかに比べて高くなっています。
ただし、プレーン以外の商品は他社と同様のカロリーです。
ハーブ&スパイスで110g、133kcal、タンドリー110g、146kcal
コンビニ カロリー たんぱく質 炭水化物
セブンイレブン 125kcal 23.8g 0.3g
ローソン 97kcal 22.4g 1.2g
ファミリーマート 165kcal 22.8g 0.6g
◆産地
原産地はコンビニ各社で様々でした。
ファミリーマートが一番価格は高いのですが、国産の鶏肉を使用しているからかもしれません。
コンビニ 産地
セブンイレブン タイ
ローソン 中国
ファミリーマート 日本
◆味の種類
次に、どのような味のバリエーションがあるのかを紹介します。
コンビニ 味
セブンイレブン プレーン、ハーブ、スモーク、マイルドカレー
ローソン プレーン、ハーブ、スモーク、レモン
ファミリーマート プレーン、ハーブ&スパイス、タンドリーチキン
上からセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート
画像 痩せTECH
人気商品とあって、どのコンビニでも棚の上の場所に商品がありました。
同じコンビニの商品でも食感や味わいが異なりますので、食べ比べてみて好みのものを選んでみれば良いと思います。
まとめ
できれば日頃の食事をバランスの取れたものにして、その中で必要な成分が取れるのが理想です。
とはいえ、3食をしっかり食べるのは難しい。
テニスプレー後の筋肉回復のためにも、素早く栄養補給したい。
そうした方に、コンビニで手軽に手に入るプロテイン!のチキンサラダをご紹介しました。
疲労回復にも役立つサラダチキンを、テニスの後にがぶりっといかがでしょうか?