「高い球」でもバックハンドストロークでエースを狙える打ち方
この記事ではバックハンドにきた高い球でもエースを狙える打ち方について説明します。これを読んで苦手だったバックハンドの高い球をエースが狙える球に変えるよう練習していきましょう。
バックハンドにきた肩口位の高さのボールは力を入れづらく打ちにくいものです。
実際、試合で高く弾むスピンボールをバックハンドに集められると、手打ちになってしまって相手のチャンスボールになってしまうことがよくあります。
そんな悩みをお持ちの方にお答えします。
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高い球の打ち方
高い打点のボールに対して、エースを取れるように打てる練習をします。両手打ちの方、片手打ちの方それぞれに応じたスイングのポイントがありますが、共通したポイントは３つです。
・テイクバックは高い位置
・スイングは斜め上から斜め下へ
・フォロースルーは払う(巻きつける)
それと、高いボールに対してはからだが上がってしまいますので、「からだのバランスを取る」足の使い方をすることが必要になります。
両手打ちの場合
・スイングのポイントとしては、高い打点のボールに対して、そこから下に向かって少し抑え込むようにして振りにいくこと。
ボールが深くなって、自分が後ろに下がるほど振り方は水平に近くなっていきます。深いボールは本当に水平に振る感じで打ってみてください。
・スイングしてからだをまわす時は、バランスが取れるようにしましょう。
高いボールには、右足を軸に回します。
この時に、左足を反対に振ることでバランスを取るようにします。
錦織圭選手が高いボールをバックハンドで力強く打っているときの画像を見たことはありませんか？
フォロースルーで蹴っている左足が上がっている状態のものです。
あの姿勢によって、体を回す方向と反対に左足を回すことでバランスを取っているのです。
からだが回り過ぎるとバランスが取れなくなります。
片手打ちの場合
●スライスで打つ方法
高いボールに対してのスライスは、ラケットを寝かせた状態から起こしてきて打ちます。
こちらの打ち方は落とす力も使えますので楽に打てます。
●スピンで打つ方法
エースを狙うのならばスピン回転の方が強い当たりのボールが打てますので、こちらの打ち方を練習していきましょう。
高い位置からテイクバックを高くセットするのが必須です。
そこから、水平に払う打ち方をすることで厚い当たりとなります。
例えば自分の顔の高さで打つのであれば、ラケット面自体もその顔の高さかそれより少し上にセットしてください。
そこからラケット面を起こしてきてボールに当て、右横に「払う」ようにフォロースルーをします。
「払う」ことで、サイドスピンが少しかかるようになります。
「しっかりスピンがかからない」のは、ラケットをボールに対して低い位置にセットしてしまい、打つ時にラケットを上方向に振り上げてしまっていることが多いので注意してみてください。
●片手打ちもバランスに注意
片手打ちで打つ際にも、振り終わりにからだが回り過ぎないように、自分の後ろ足を上げることでバランスを取るようにします。
バックハンドスライスのアプローチで使う「キャリオカステップ」はご存知でしょうか？
キャリオカステップというのは、左足を体の後ろに送り込んでいき、からだを横向きに保ったまま動くステップですが、体の開きを抑えるためにやるステップです。
高い打点で「キャリオカステップ」を行うようにしてみてください。
バックハンドの打ち込み練習
球出し練習
高い球を打ち込む練習を球出しボールでやってみましょう。
球出しをする人は相手コートのサービスラインから球出しをします。
打つ人はサービスラインから始めていき、次にサービスラインとベースラインの中間、ベースラインへと下がっていきます。
距離が長くなるにつれてパワーが伝えられるように打ちます。
ベースラインから打つ場合はより距離が長くなるので、下へ振るのではなくより水平にスイングすることを心掛けましょう。
アプローチ練習
次に、球出しをする人はベースラインの位置から雁行陣逆クロスで後ろから山なりのボールを出します。
打つ人は、前に詰めて高い打点で打てるように、ボールの弾みを予測して自分の打ちたい高さで打てる位置に入っていけるようにします。
打ったボールが良くて打ったところから前に入っていければ一番いいのですが、もし甘いなと思ったらベースラインに戻ってください。
また、強く打てるようでしたらストレートにも打ってみましょう。
球出し側にボレーヤーを置くようにして、ストレートをケアして次の展開まで練習することも良い練習になります。
高いボールを打った後の流れがしっかり作れるように、打ちっぱなしにするのでなく「打って構える」ことが大切です。
当たりがいい球を打つと、それだけ相手の球が返ってくるのも速いので、次への備えをしましょう。
●ＡからＤに対して短めのボールを出す
●Ｄはクロスにアプローチを打つ
●打てるようならストレートにも打つ
まとめ
今回のテーマの「エースを狙う」は、バックハンドでいい球を打ち続けられて空いたところへしっかり打てればエースになるということです。
相手が普通に構えている状態に対してエースを狙うというのはなかなかできないので、ある程度「打ち続けられるように」できることで「狙ったところにいい球がしっかりとプレースメントできるように」なるというのが目標です。
一度相手を少しでも崩せるだけのボールを打てるとその後のエースが取りやすくなるので、練習によって精度をあげていき、自信をもって試合で使っていきましょう。
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