テニスの学校 校長河合幸治のテニスライズ動画 回転系サーブまとめです。
主に、スライス系のサーブについてまとめています(スピン系は、別記事にしています)。
試合でスライスサーブを使いたいと思っている方のニーズにお応えできる数々のスライスサーブをご紹介します。
サーブに回転をかけることで、サーブの入る確率を上げ、スピードやコントロールを操ることができるようになります。
スライスサーブの基本から、エースを取れるスライスサーブ、攻撃的なトップスライスサーブ、あまり筋力を使わなくても楽に打てるサーブ、滑るサーブ、飛ばないサーブ、グリップの握り方が多少厚くてもOKのサーブ…
色々なスライスサーブを河合校長が解説、デモンストレーションしています。
あなたの取り入れたいサーブを身につけて、試合で使っていってください。
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この記事の目次
回転系サーブの基本
「サーブに回転をかけたい!」と思っているなら
まずは、どうするとサーブに回転がかかるのかその原理を理解しましょう。
「回転系」とあえてしたのは、スライスもスピンも共通のボールに対して、
回転をかける技術の基本は同じだからです。
その認識と理解をした上で、基本的な回転をかけて打つ打ち方が1つできるようになれば、
その後は調整 の範囲で色々な回転のかかったボールが打てるようになります。
フラット、スライス、スピンと主に3種類のサーブがありますが、
サーブに回転をかけるためには、ボールのま後ろからスイングすることで
いい当たりで、なおかつ回転がかかったボールが打てる基本です。
サーブの回転は、打つ方向と面を意識することが大切です。
スピンサーブとスライスサーブは、ラケットを振り抜く方向が違います。
スピンサーブは上方向に振り抜き、スライスサーブは横に振り抜くようにしましょう。
下の動画で、河合幸治校長が解説をしています。
少し画像が粗いのをご容赦ください。
スライスサーブの打ち方
スライスサーブを打つときに、巻き込むように打ってしまう方がいます。
そうすると回転はかかるのですがボールにスピードが乗りません。
スライスサーブの打つ方向とラケット面の関係について、下の動画からもう少し詳しくおさらいを。
打ちたい方向にラケット面を向かせることで、その方向にボールは飛んでいきます。
ラケットがボールの真後ろを捉えて横に抜けて行くように練習しましょう。
スイングは、右斜め前。ボールは横回転がかかって、左方向に飛んでいくので
ボールが飛ぶ方向とは異なるということを理解してください。
相手を外に追い出すようなワイドな軌道のスライスサーブです。
下の動画では、基本的なスライスサーブについて解説しています。
回転系サーブのトスの位置と体の使い方
サーブは、トスをどこに上げるかが重要なポイントになります。
ボールに回転をかけようとするあまり、トスの位置が間違っている人がいます。
体の使い方を理解して、トスアップの位置を確かめましょう。
回転をかけやすいトス位置は、頭の前方50㎝あたりです。
打ちたい方向に対して、体を回していく中で横に振り出していきます。
振り抜いた後のフォロースルーは、自分に親指が向きます。
下の動画で、河合幸治校長が解説をしています。
回転をかけたいと思って、ボールの側面をえぐろうとしてしまう方に対する
注意点も述べています。
こちらの動画も、少し画像が粗いのをご容赦ください。
トスが苦手、試合になると上手く上げられないと悩んでいる方は多いですね。
こちらの記事を参考にしてください。
回転系サーブに伸びを出すコツ
より強力な回転系のサーブを打つためには、「ラケットへッドをいかに無駄なく振り抜けるか」がポイントです。
回転量は、ラケットの振り抜きの良さで決まります。
スピンサーブやスライスサーブ、回転はかかるのだけれどスピードが出ない、ボールがかすれてしまう。
こちらの動画も、少し画像が粗いのをご容赦ください。
速くて小さく曲がるスライスサーブ
スライスサーブには、2種類あります。
●回転量を多くして、曲げの大きいサーブ
●回転量を少なくして、曲がりが少ないけれどボールにスピードがあるサーブ
エースが取れるようなスライスサーブは、後者のタイプ。
ボールの切れとスピードが大切です。
速くて小さく曲がるスライスサーブの打つコツをお伝えします。
打ちたい方向に対して、斜めにラケット面が入ってそのままの面の向きでまっすぐスイング。
このサーブは、スピードがあるので相手の時間を奪うことも目的とすることができます。
下の動画では、2種類のサーブを打ち分けての解説をしています。
トップスライスサーブ
トップスライスサーブは、スピンとスライスの両方のいいところをミックスしたサーブです。
・トップスピン回転のように…ネットの上を高く超えます。
・スライス回転のように・・・ボール着地後の変化が、スライスサーブのように弾みます。
つまり、「縦回転」の落ち方と「斜め回転」の跳ね方の両方が含まれているサーブです!
トップスライスサーブのイメージとしては
「斜めに体の回転軸を決めて、両肩の入れ替わりでスイング」です。
サーブの確率を上げていきつつ、攻撃的なサーブを打ちたいのであれば、
トッププロも試合で打っているトップスライスサーブを身につけましょう。
下の動画で、打ち方を解説しています。
(ワイドを狙える)楽に曲げるスライスサーブ
デュースサイドで、右利きの方が大きく曲がるスライスサーブを打てるのは大きな武器になります。
下の動画でご紹介するサーブは、通常の打ち上げる打ち方ではなく、ラケットの重みを感じながら打ち下ろす楽な打ち方です。
体を回しながら、肘先から引っ張っていく打ち方ですので、
力がなくてサーブに悩んでいる方、四十肩、五十肩で腕が上がりにくい方でも
相手をワイドに追い込むスライスサービスを打てるようになります。
下の動画で、打ち方を解説しています。
滑るスライスサーブ
肘の高さをあまり変えずに打つスライスサーブの打ち方を紹介します。
スピードのある強いサーブを打つには、ボールの上側を打って縦の回転をかけることで、
サーブをコートに納めるのですが、この動きがしづらい…
「肩を上に上げて打つサーブはキツイ」
「筋力が落ちてきた」
そんな方にボールのスピードが出なくとも相手から攻撃をされないようなサーブが打てれば
自分のサービスゲームで優位になります。
サイドスローのような打ち方のサーブで、ボールは速くないけれど着弾後滑っていくサーブです。
より横回転をかけることで、曲がりが大きくなります。
下の動画で、打ち方を解説しています。
飛ばないスライスサーブ
セカンドサーブで使えるサーブとしてご紹介いたします。
着弾した球がサービスラインの辺りで、2バウンドするような飛ばない(いかない)「止まるサーブ」です。
思わぬバウンド後の変化に相手を戸惑わせることができます。
サーブの一つのバリエーションとして、上にご紹介した「滑るサーブ」のような伸びるサーブ」と
両方を混ぜることで、前後に相手を揺さぶることができます。
「推進力」より「回転力」が優ることで、バウンド後のボールが弾まなくなります。
ボールの真下を打つイメージで打っていきましょう。
下の動画で、打ち方を解説しています。
【関連記事】
おばさん?スライスサーブ(厚めのグリップでOK)
薄いグリップ(コンチネンタルグリップ)でプロネーションを使ってサーブがを速く打てずに悩んでいる方へ。
グリップを少し厚く握って、スライス回転をかけてボールを滑らしましょう。
ストロークのようなセミウエスタン厚く握ることで、ラケットヘッドを返す動きができないのですが、
ラケットを引き落とすようなスイングをすることで、ボールにスライス回転を与え、伸びを出すことができます。
スタンスもクローズにしてしまうと打ちづらいので、体は少し開いた状態から打っていきます。
ただ当てるだけのサーブより、ある程度ラケットを振くことで回転がかかるので安定します。
下の動画で、打ち方を解説しています。
スピン系サーブ動画まとめについては、こちら
まとめ
河合校長によるスライス系サーブ動画基本まとめです。
スライス系のサーブが打てるようになるとのサーブの確立が上がります。
サーブの回転のかけ方を理解して、どういうサーブを打ちたいのかを考えて取り入れてみてください。
スライス系サーブを打ちたいけれども、筋力に自信の無い方、肩が不調の方、グリップの厚い方にも取り入れられるサーブをご紹介しています。