フォアハンドを高い打点から打ち込むための４つのポイント
テニスで、高く弾んだボールをフォアハンドストロークで決めるためのテイクバック、スイング軌道、打点など打ち方の説明と練習方法を紹介します。
打点が高いボールはうまく力が入れられない方が多いため、スピンをかけて攻撃的に打つためのコツを紹介します。
あなたは弾んだ高いボールを打ち込めますか？チャンスボールをしっかりとフォアハンドで決めることができるようになると自信がつきます。
どのようにして打てばよいのか？ポイントは４つあります。
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この記事の目次
テイクバックを高くセットする
高いところで打つと決めたら、その高さにテイクバックをセットしておくようにしてください。
低いところから振ってしまうと回転が多くかかる打ち方になってしまって強く打てません。
ボールに対してラケットが斜めに入ってしまうと前方向の威力が少なくなってしまいます。
斜め上から斜め下へのスイング軌道
必ず斜め上にセットしてから斜め下に向かうつもりで、打ってみてください。
これが重要です。
どうしても、普通は下から上に向かって振るというスイングをしてしまいます。
腰の高さくらいのバウンドに合わせてセットしてしまうので、上に振りにいくことになってしまいます。
そうするとスイングが上に上がってしまって、かすれてボールが打ち込めなくなってしまいます。
体の動きとしては、体の回しを止めた反動でラケットヘッドが勝手に回ってくるようにすることを意識してください。
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押さずにフォロースルーを体に巻きつける
ミドルの高さのボールの時は、体に巻きつけて振るようなスイングができているのならば、高い所からも下に向かって体に巻きつけられるようにしてみてください。
速く振るためには押すスイングではなくて、体に巻き込むスイングを常に心がけましょう。
ボールのバウンドの頂点を打つ
ボールをどこでとらえて打つかが重要です。
必ずボールの横に入ってバウンドの頂点をめざして打つようにします。
体幹を捻って軸足にタメを作り、伸び上がりながら打ちます。
先に体が回せて、インパクトでラケットが立っているか確認してみて下さい。
自分で足を使って打点の調節をして、頭から肩くらいの一番打ちやすい高さで打つようにします。
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これ以上高くなると、脇が開いてきてしまって力が入りませんし、もしもこれ以上高ければ、グランドスマッシュなどで打つことができるようになります。
高い打点で横に払うとラケットは起きてきます。
ラケットが起きて横に抜けるとボールに横回転が掛かります。
シュート回転して飛んで行くのが正解です。
真っ直ぐな回転ですと体が回っていないということになります。
ラケットを使うのではなく、ホースを使っての具体的な練習方法は、こちらの記事に詳しく説明しています。
高い打点でもフォアハンドで打ちこむためには、スイングスピードを上げることが必要です。
手に持ったホースを斜め上から斜め下に向かって、インパクトの位置で先の音がするように速く振ってみてください。
その際に、気をつけるのが足の使い方です。体を回転して高い所に向かって力を出していくのは、力が入れづらいものです。
この時に、足の蹴り上げの力を使うことでより速く振れるようになります。
下方向に振っているのですが、体は上方向にちょっと伸びるようになります。
蹴り足はフォアハンドなので、右利きの方なら右足になります。右で蹴って左足で着地になるように練習しましょう。
フォアハンドの高い打点で距離の打ち分けをする
最後に高い打点のボールを長いボール、中ぐらいのボール、短いボールの距離の打ち分けをします。
１．球出しを反対ネット側のベースラインから出してもらって、自分はサービスラインとベースラインの間位の位置から打ってみましょう。
高い打点のチャンスボールをしっかり打てるようになったでしょうか？
２．次に球出しのボールは、同じ位置から出して、自分はベースライン→サービスラインとベースラインの間位→サービスライン手前位へとコートの左から右へと3か所を前進しながら高い打点で打ち込んでみます。
3．深いボールは難しく、短いボールが打ち込みやすかったと思います。
深いところでも余裕があれば打点を前でとって下に打ち下ろします。
打ち込めなかったときは、体の回しと横の振りは大体一緒の動きですが、振り自体を少し上方向に向けて中ロブ気味に返すようにする打ち分けができれば完璧です。
まとめ
これまで打点が高いボールをうまく力が入れられずに、中ロブで返したり、ボールを打ちやすい高さに落とした位置で打っていたのが、斜め下への軌道のスイングでスピンをかけて攻撃的に打てるようになったはずです。
しっかり振りぬいて、どの距離でも使えるように練習してみてください。コツをつかんで反復練習していって自分の感覚として、高く浮いてきたチャンスボールをフォアハンドで相手のコートにしっかり決められるようにしましょう。
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